離婚から立ち直って前に進むタイミングっていつですか?



離婚や失恋のような一大イベントが起きるということは、生き方を変えなさいってサイン。
本来の自分に戻るいいチャンスなんです。
だから、焦って周りを見て何とかしようとするよりも、自分と向き合い、自分を労わることもとても大切なことだと思うのです。

根本先生、いつもお世話になってます。
離婚の手続きが完了してから3ヶ月ほどが経ちました。
たくさん悩んで苦しんで決断しました。
好きだけど一緒にいれない、お互いの幸せは別の場所にあると思いました。
自分の出した結論に後悔はしてません。
でも好きなまま別れたから、夫の離婚を後悔する言葉や、ちょっとしたやりとりの中で、思い出が膨らんで苦しいです。
優柔不断で最後まで自分の本音を言わず、すべての決断を私に委ねた結果、今さら離婚したことを後悔してると言う元夫を、それでも他の誰よりも好きだったなと思います。
私を手放したらきっと後悔するだろうと思ってました。それでもお互いが幸せになる手段として、私は離婚を選びました。

それなのに、身体中湿疹が出たり、睡眠欲が湧かなかったり、前向きな気持ちで何かを行うと罪悪感を感じたり、上手く前に進めません。
きっと元夫を嫌いになれてないからだと思い、新しい恋をしようと積極的に活動していましたが、
まだ早すぎたみたいで、元夫と比較しては心がえぐられます。笑
前に進めるタイミングっていつなのでしょうか。
きっと根本先生なら本当に進みたいと思った時って言うんじゃないかと思います。
恋愛経験も少なく、30代も目の前なので、焦ってるのかもしれませんし、休むと涙がこぼれてくるから前に進みたいんです。
こんな不器用な女子が幸せになる方法はありますか。
運良く9月に恋愛セミナーが開催されるとのことなので、参加予定です。今までにないくらい、この予定を心待ちにしています!
(Rさん)

ま、お返事は10月になっちゃいましたが、セミナーはいかがでしたか?

前に進みたい!ってのは、早くこの状況を抜け出したい、楽になりたい、次のトキメキに出会いたい、などの思いから出てくることが多いわけですし、武闘派ともなれば先陣を切って敵陣深くに突入する性癖があるため、じっとしてるのはものすごい困難さを感じるわけです。

ちなみに「手放し」とは「好きなまま離れる」ということでもあるので、Rさんが旦那さんとの離婚を選んだのはとても前向きな選択だったと思いますよ。

とはいえ、

>まだ早すぎたみたいで、元夫と比較しては心がえぐられます。笑

ですよねえ。そりゃそうだ。
まだまだ心は前に進む準備ができていないわけで、そういう時期に出会う男性というのは不思議と「旦那さんの方が素敵(はあと)」と思わせるか、「ああ、この人、旦那様と似てる(痛い)」となるかどちらかのタイプが多いのです。

恋愛でもそうですが、心が「まだ先には進みたくないぜよ!あの旦那さんがまだまだいいんだもーん!!」と主張しているときは、まるで意図したかのようにショボい出会いしかないものです(笑)

「ほーら、やっぱり旦那さんの方がいいでしょ?」ってことを証明したいかのようです。

>それなのに、身体中湿疹が出たり、睡眠欲が湧かなかったり、前向きな気持ちで何かを行うと罪悪感を感じたり、上手く前に進めません。

前に進むタイミングじゃないから、という理由もありますし、他にも、「よほど旦那のことが好きだったのねえ、まだまだ忘れられないし、離婚に後悔はなくてもまだ旦那さんに恋をしてるのね」という理由も考えられます。

無理やり引き離されたような、望まない別れを選択したような。

もちろん、100%望んで離婚するなんてことはあり得ず、例えば、60:40くらいのバランスで離婚を選んだのであれば、40の「離婚したくねえぜ」という思いが反発を起こすのも自然なことです。

それだけRさんは命がけの選択をしたと言えるんです。

それから、Rさんの話からは伺えないのですが、長い戦闘を終え、ようやく平穏な日々がやってきたタイミングで、それまでのストレス、疲労がドバっと出て来て体に表れることも珍しくありません。

それだけ溜まってたのねえ~デトックスだよね~という解釈ができるケースです。

>前に進めるタイミングっていつなのでしょうか。

という風に考えてしまうのかもしれないけれど、今の状況であれば、まずは自分を休めること、じっくり傷を癒すことが先ではないでしょうか。

武闘派魂を発揮すると、腕が折れていようが、片足が吹っ飛んでいようが、「この程度の傷でワシの歩みを止められるものか!ふんふんふんふん!!」と突撃して行こうと思っちゃうものですが、それはふつうに考えれば危険です。

もちろん、それでも突撃するぜ!という男気溢れる武闘派女子の皆さんを止めるような野暮なことは致しませんけれど、前に進めないときは、それが正解だと思って、歩みを止めるのが正しいと思うのです。

心の声に耳を傾ける。

これですね。これ。

例えば、離婚した後のケアとして私がよくやることは、離婚して2,3か月経ったら、改めて夫婦関係を見つめ直してみましょうか?という復習です。
復讐じゃないですよ。復習です。

旦那さんと改めて向き合って気持ちを整理したり、ネガティブな思いがあればそれを吐き出したり、手放しワークをやったり、旦那さんとの結婚生活を今よりも「良かったもの」と思えるようにします。

そして、きちんと離婚を「過去」にしてあげるんです。

また、焦りや不安がある場合は「急いては事を仕損じる」という諺を強調して、まあまあ、ドウドウ、と手綱を引いて見ます。

そういう時は「自分」に意識を向けるのがいいでしょうね。

自分と対話したり(そのために日記を付けることをお勧めします)、オシャレしたり、メイクを習ったり、大人女子に成長するためにファッションを意識したり。

あるいは、仕事や趣味を通じてライフワークを探していくこともよく提案します。
「どんな生き方をしたいの?ほんとうにしたいことは何?」という視点から、自分らしい生き方を考えて行って、そこからパートナーシップも見ていく流れです。
意外と最近はこのやり方をよく使います。

また、離婚のみならず、今までの人生で溜めて来た垢がたくさんあるならば、それを洗い流すことを提案することも多いです。

温泉行ってきなよ。
南の島でしばらくぼーっとしてきなよ。

なんて休憩をお勧めすることもありますし、自分の心を安らかにするような時間を作ることも多いです。
そんなイメージワークをしているとセッション中に思わず眠ってしまって(それまで寝不足だったからね)、「なんか久々に熟睡したような気がします」なんて感想を頂いたりしています。

セミナーならやっぱりリトリートセミナーをお勧めしています。
非日常な空間に身を置いて、自分を見つめ直し、本来の自分を探していく場です。
旅を勧める理由でもあるんですけど、無理やりでも日常生活を飛び出すと、逆に日常がよく見えてくるんですね。

ふだん当たり前にやっていた要らない思考を手放せたり、ほんとうに好きなものややりたいことが見えて来たり、気付きもたくさんです。
そういう体験をされるので「リトリートで人生が変わった」という人がとても多いんだろうと思います。

ま、要するにステマなんですけどね(笑)

沖縄:11/10,11 沖縄リトリートセミナー

11/10,11 沖縄リトリートセミナーを那覇で開催いたします!!

心の声に耳を傾ける、というのは、思考を手放して感覚や感情を元に生きる、という選択になります。

起きてることはすべて正しい、というのもその見方です。

体がしんどくて動けないし、涙が勝手に出てくるような状況で会社に行く人に、私は敬意を込めて「バーカ」って言います。
「こんな状況で自分をさらに痛めつけて何様のつもりやねん!」と。

自分が元気になって初めて仕事でも貢献できるし、新しい恋にも踏み出せます。
自分が元気じゃないのに無理に動いても、しんどくなるだけだと思いません?

また、離婚って大きなイベントを体験するってことは「生まれ変わり」のチャンスでもあるんです。
ほんとうの自分に戻る、というだけなんですけどね。

つまり、生き方を変えるチャンスなのですな。

だから、どう生きる?どういう生き方が自分に相応しい?ってことを検討するのも良いのです。

だから、「前に進みたくなるまでじっとしとけば?」というのは、何もするな!ということではなく、ちゃんと自分と向き合いなさい、という意味でもあるんです。

Rさんは不器用でもなんでもなくて、むしろ、素直な方なんだろうと思います。
自分の気持ちや体をちゃんと愛してあげましょうね。
それが次なるパートナーシップへの練習にもなるんです。

ほら、自分を大事にできなければパートナーのことも大事にしてあげられないでしょう?

だから、実は今も進んでいるんです。
歩みが思ったよりもゆっくりなだけで、ちゃんと前に進んでいるんです。

自分を見つめ直すための一冊。

>「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)

自分らしい生き方を見つける一冊。

>「つい「他人軸」になるあなたが7日間で自分らしい生き方を見つける方法」(あさ出版)


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