冬空の公園にて。


たった1日だけの担当だったが、すごく面白かった大阪アドバンス。その後の展開も気になりつつ、面談をしたり、一日休日を楽しんだりしつつ過ごしている。

日曜日に全休というのは非常に稀である。
小学生になって以来、娘と一日気兼ねなく遊べるのは夏休みや冬休みといった長期の休みくらいで、後は仕事が終わってからとか、学校が終わってからとかが圧倒的に多い。

とはいえ、パパと娘の愛は、そうした障害を乗り越えるほどに熟され、そして、高まっていくのである。(と、父は一方的に妄想するのである)


さて、そんな貴重な日曜日の休日。
相変わらずKYかつ無謀なリクエストを常とする娘は「公園で自転車に乗りたい」と言い出したのである。
この寒空に?と言うのは大人の論理である。
子どもにとっては雨が降ろうが雪が積もろうが、公園はパラダイスなのである。

それは、実際に出かけてみればよく分かる。
要は、子供達がうじゃうじゃ走り回っているのである。

中には長袖Tシャツに、膝までのパンツというつわものもいた。
寒くないのか?という疑念を抱かせないほどに、彼は汗をかいて走り回っていたのである。

よくよく思えば私の子ども時代も、Tシャツに短パンで走り回っている友人がいたことを思い出す。そもそも私も通学は短パンであったと記憶する。そんなわけで、冬だろうが、真夏だろうが、子供達にとって公園はパラダイスなのである。
むしろ、熱中症の心配をしなくてもよく、室内ほどインフルエンザの罹患に気を使わなくてもいい冬の公園はかえって子どもを遊ばせるのにはいいところなのかもしれない。

しかし、短パンで通学していた時代から30年を経れば、かわいい少年も、立派なオッサンになるわけで、短パンどころか分厚いジャンパーを羽織り、足裏には最近お気に入りの「靴下に貼るカイロ」をべっとりと貼り付け、手袋までして公園に乗り付けるのである。

駐車場は予想に反して満車になる勢いであった。

さて、娘は昨今自転車にようやく乗れるようになった。
今回は久々のチャレンジであったが、体で覚えたことは忘れないもので、始めはもたついていたものの、徐々に感覚を取り戻し、あれよあれよと言う間に乗りこなせるようになっている。
子どもの成長力はすさまじい。

そのうち、その姿を見失うほどに上達し、ずっと乗っていられるようになっていた。

その間、時に、引かれそうになりながらも、パパは走ったり、歩いたりしながら娘の姿を追いかけていたのである。

お陰で、公園にいる間に1万歩以上歩いてしまった。
汗だってうっすらとかくほどで、とてもいい運動になったような気がする。

とはいえ、さすがに疲れてきたのではあるが、問題は引き際である。
公園というパラダイスにおいて、全ての親が直面するのは「どう帰るか?」であろう。

遊びに夢中になっている子どもは気温が下がろうが、日が暮れようが、なかなか帰ろうとはしない。
夕方も3時に迫れば体感温度も相当下がるので、あちこちでパパママの怒号が飛び交い始めている。
「あんた、もう、帰るで。お母さん、もう知らんで」
という叫び声を、少なくても3種類は耳にしたと思う。

我が娘も例外ではなく、ママのお見舞いと言う口実と、お菓子と言う名の“えさ”を用意することで何とか公園を後にすることができた。

こうして一緒に遊べる時間はこの先限られているのだろうが、思い出と言うにはあまりに日常的過ぎて、きっと忘れてしまうであろう休日だと思う。
しかし、忘れるくらいの休日を過ごせたことに、実は意味はあると思うのである。

因みに、晩御飯は「作るのも、食べに行くのも、買って帰るのもなんかめんどくさい」という理由と、娘のたっての希望により、マクドのドライブスルーにて済ませてしまった。
昼は公園内のきつねうどんだったし、かなりジャンキーなところも、父娘二人の休日っぽかったのではないかと思うのだ。


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