ふつうのOLや主婦だって、実は、職人なところがあるんですよ。だから、尊敬してしまうんですよ。



夜中に目を覚ました娘が、私を見てにこっと嬉しそうに笑ってくれて、かつ、手を握ってくれたことが、すごくすごく幸せで、それだけで今日一日が気分よく過ごせたりしてしまう根本です。こんばんは!!

もちろん、「水、持ってきて」といわれたら、ダッシュで取りに行ってます!!

「いやー、ほんとに、どきっとするくらい幸せだったんですよ~(でれっ)」(本人談)


さて、先日、とある事情で病院にお見舞いに行きました。
途中、看護師さんが、体温や血圧などを測りに来て、「痛くないですか?気分、悪くないですか?点滴変えましょうね」などと、親切な口調で患者さんに話しかけ、てきぱきと仕事をこなされていたんです。
夜勤、もしくは、準夜だと思われる時間帯。
きっと彼女は、今夜、このフロアの患者さんをあれこれと受け持つんですよね。

そして、帰りのエレベータ。
日勤で帰宅されると思しき看護師さんと乗り合わせました。(私服に着替えてましたが、首からぶら下げてるネームプレートを確認しました)

きゃぴきゃぴした感じで、ひらひらのスカートなどを召されてましたが、ついさっきまでは白衣の天使。血圧測ったり、点滴突き刺したり、あるいは、オペのサポートしたりしてたんだと思います。

なんだか、とても尊敬してしまうのです。そういう姿に。

そして、思いを馳せれば、私のお客様。
心理学やカウンセリングを学ぶ方には、看護師さんやドクターもたくさんいらっしゃいます。

セミナー中は暴れたり、逃げたり、駄々こねたり、泣いたり、笑ったり、甘えたり、怒ったりしてる彼女達も、ひとたび日常に戻れば、こんな風にてきぱきと仕事してたりするんだろうな・・・と思ったりするんです。

「大丈夫なんですか?」と不安げに見つめるご家族の方に「ええ、もう峠を越えてますから大丈夫ですよ」と明るく答えたりしてるのかなあ、と思うんです。

見えねぇ・・・奴が、そんなにてきぱき仕事してるとは思えねぇ・・・というお客様もいらっしゃるわけですが、でも、意外にそういう方ほど、かなりしっかりものだったりするんですよね

すごいなあ・・・
なんだか、偉そうに「もうそろそろ、元彼のこと、手放す時期に来てるよね」とか言ってる自分が恥ずかしいくらいに、すごいことを彼女たちはしてるんだなあ、と思うんです。

これから少し、態度を改めて、あんまりいじり倒したりしないようにしよう!と誓ってみたりもします。

でもね、そう思えば、看護師さんだけじゃないですよね。

「もう、仕事がいやなんです~」というOL10年選手。
なんだかんだ言いながら、業務のほとんどをマスターし、後輩を指導する立場にあり、また、部長や取締役の間違いをそれとなく指摘してたりするんですよね。

「恋愛ができません・・・」て昨日までは泣いてた顔で、今日は「今日の夕方までに、この資料まとめてね」なんて後輩に指示出してたりするんだろうなあ・・・。

そう思うと、また、尊敬。

また、冷蔵庫を開けて、「うーん、これだったらしょうがないか」とありあわせの食事を慣れた手つきでてきぱき作る奥さんたち。
「それってすごいですよね~」と言おうものなら、「そんなの当たり前なんです!」と即否定される奥さんたち。

いやいや、それってすごいことですから。とまた、尊敬。

カウンセリングやセミナーをしていると、それこそ、「ええーっ!」と絶句してしまうほどの経歴、ならびに、仕事をされてる方にもお会いします。

でも、そうじゃなくても、普通のOL,普通の主婦と自称される方だって、私から見れば、それこそ、ものすごいことをやっていたりするんです。

常々、思います。実現はおそらく不可能だけど。

『お客様の職場訪問』

してみたいなあ・・・。看護師さん、お医者さん、保母さん、先生などの資格ものはもちろん、ごくごくふつうのOL、主婦、そして、ショップ店員。

私が知ってる姿とは違うところを見てみたい。
しかも、その姿は、本人の意図とは別に、私にとってはほぼ間違いなく尊敬に値したりするから。

というのも、私はごくごく自己中心的かつ、職人気質なところがあるので、自分にできないことができる人には、無条件で尊敬の目を送ってしまう性質なのです。

私、ありあわせの料理、作れません。だから、「適当に作ったんだけど、ごめん」なんて言われると、それだけで尊敬の眼です。

私、細かい事務作業ができません。キレたり、ポカを繰り返したり。だから、当たり前のように仕事をこなしてる事務職の方には、ほんと、真剣に、尊敬してしまうんです。
(これはサラリーマン時代から変わりません)

そう、私、カフェが好きなのですが、メモも取らずに4人分のメニューを暗記するカフェのスタッフ。それだけで、ものすごく尊敬してしまうんです。
俺にはできねぇ・・・と呟いてしまうから。

さて、自分がそこまでのいっぱしの職人なり仕事人になっているかは別として、教えられることは日々尽きないのです。

そして、“尊敬”という『じ~ん』と来る感動は、何よりも増して私の元気の源だったりするんです。
「もっと頑張らなきゃ」という。

(そういうわけで、根本から、カウンセリングや打ち上げのときに、仕事について、あれこれ細かく聞かれたとしても大目に見てくださいませ)


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