(2/5)福岡にて(2)



今朝はぐっすり眠って快適に目覚め、その勢いを買ってちょっと「観光客」になってみました。
まずは祇園へ。
博多の街にも祇園があるんです。
京都のそれは雅な町屋ですが、こちらは寺社町。
大小のお寺や神社があって、通りを歩いているだけでいい気分になれます。
外は寒いですが、心は安らかになる感じで。

土地が広いからか、歴史が古いからか、大陸が近いからか、こちらのお寺はどちらかというと奈良風の佇まいに感じました。
威風堂々とした伽藍という感じで、建物も門構えも石畳も男性的な力強さを感じて、奈良のお寺巡りをしてるのと同じような気分がしました。
(京都のお寺はやはり優雅な、女性的な感じがするところが多いですから)

子どもができてから好きだった京都・奈良の寺社巡りをしてなかったんで嬉しいです。

で、そのままJRに乗りまして二日市へ。
古(いにしえ)からの習いに従って、二日市温泉で汗を流して大宰府天満宮へ。

うちの師匠から聞いたんですけど、元々温泉はお参り前に身を清めるために入る風習があったようで、有名な寺社の近くには必ず温泉があるらしいんですね。

硫黄の香りがする温かいお湯でした。
源泉掛け流しなのがとても良いです(^^)
ただ、ついつい忘れて指輪をはめたまま入浴してしまい、シルバーのリングがブロンズ色になってしまいました・・・。
また妻に磨いてもらわなければ・・・。
でも、案外ゴールドに見えるようでオシャレかも、なんて思うところが、おじさん風・・・。

その後訪れた天満宮は受験シーズン、梅シーズンということもあって、平日の割には人出が多かったように思います。
のんびりと広々とした空間を楽しんできました。
外は寒いんですが、温泉効果で体はほくほくです。
背中を丸めることなく、温泉上がりのぼーっとした“ピュアな心”で参拝できたのではないかなあ?
梅はまだ咲き始めでしたが、こういう古の空間は不思議とほっとさせてくれるものですね。
短い時間でしたが、心地よく過ごせました。

その後、歴史が古い観世音寺、大宰府政庁跡を巡って帰ってきました。
政庁跡は広大なイメージが非常に印象的で、振り返ると曇っていた空に少し覗く青空がとても素敵でした。
気分が限りなく解放されていく気持ちがして、素晴らしいです。
昔の装束や建物を想像しながら歩くと気分も凛となりますね。

二日市から特急に乗ったら10分そこそこで天神に着いたんですが、ずいぶんと遠くに行ってきたような気持ちになれたのもまた素敵です。

ちなみに、下はJRで二日市に向かう途中の駅です。
漢字では「水城」と書くそうですが、いやー、大阪に残してきた娘の顔が浮かんできゅんとなります・・・(笑)
mizuki_station.jpg

実は最初に訪れた祇園を歩いてると「アカチャンホンポ」の大きなショップがあったんですよ。
ふらふらふら~と中に入ってしまいそうになりました・・・(笑)


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