沖縄リトリートでは、コーヒーを淹れることが自分の仕事だと思い込んでる奴らがいる。


沖縄リトリートセミナーが無事終わってもう10日が過ぎた。そんなに経ったのか?という気分と、まだ10日なのか?という気分が同居していて不思議な感じだ。

我々運営チームは次のリトリートセミナーに向けて動き出しているのだけど、今日は沖縄リトリートにぐいっと意識を戻してみよう。

沖縄リトリートでは毎年コーヒーを淹れてくれるスタッフがいる。マサキとヤコちゃん夫婦だ。(顔出しオッケーの許可をもらってます!)

マサキはちゃんとした師匠に付いて学んでおり、豆も道具はもちろん、衣装だってキマッている。わざわざトイレで着替えてくるくらい本格的だ。
もちろん、彼が淹れてくれるコーヒーは優しい味がしてとても美味しい。

私は何回もおかわりをして頻繁にトイレに行くこととなった。

彼らは沖縄リトリートの貴重なスタッフである。
しかし、彼らはコーヒーしか淹れない。
もっくんや岩橋夫妻や私たち夫婦が椅子を並べたり、音響の接続やチェックをしたり、受付ブースを準備していてバタバタしているときも、彼らはコーヒーのセッティングに余念がない。

岩橋が会場のスタッフと打ち合わせをしており、もっくんがお昼御飯を買い出しに行き、さっちゃんが受付表をチェックしている間も彼らはコーヒーを淹れる準備をしている。

私は確かにコーヒー好きなのだが、わざわざコーヒーを淹れるためだけに彼らを雇っているわけではない。

参加者にコーヒーを振る舞うのは休憩時間なのだからそんなに早くから準備をしなくても間に合うはずで、椅子を並べるなどのやることはたくさんある。
今回は初日と2日目で会場が変わるのだからなおさらだ。

しかし、彼らはコーヒーブースから動こうとしない。
それが自分たちの唯一の仕事であるかのように、ドリップや保温用のポットを美しく並べることにこだわりを見せていた。

素晴らしい、と思った。
これぞ、リトリートセミナーだと思ったし、ライフワークを生きてると思った。

手伝って欲しければ手伝ってほしいと私やほかのスタッフが言えばよい。そしたら彼らは快く手伝ってくれるだろう。

周りがバタバタしていようが、自分はそれがやりたいんだからそれをやる、という姿勢がまことに素晴らしい。
場の空気を読んだり、気を使ったりして手伝いましょうか?と言われるよりも自分でしたいことをしたいようにしてもらった方が会場にはいいエネルギーが広がる。
手伝いたければ手伝えばいいのだ。
幸い私のセミナーはそんなに大規模でもないし、時間だって余裕をとっている。

だから、そんな姿を見て、なかなかスピーカーから音が出なくて悪戦苦闘していた私は嬉しくなってきた。

セミナーは参加者も主役だけどスタッフが場のエネルギーを作り出す。
だから、やらされてる感が漏れてしまっていてはいい場は作れないと思う。

私もやりたいようにやりたいし、参加者にも好き勝手してほしいから、スタッフもまた自由に動いてほしいと思っている。
マサキとヤコちゃんはちゃんと自分の仕事を作り出して、せっせと動いてくれているのだから何も問題なく、その姿を堂々と見せてくれている彼らを頼もしくも思う。

来年の沖縄リトリートは3日間である。
今年以上にバタバタするかもしれないが、彼らの手を煩わせないように(!?)差配するのが私の仕事である。
願わくば自分の店を持ってリトリートに参加できないなんてことにはなってほしくないと思うのだけど、それは私のわがままか。

それにしても、好きなことをやってる彼らのコーヒーは旨い。来年のリトリートと言わず、次の沖縄訪問の際にもなんとかありつけないか思案中である。


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