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息子ちゃんは今の環境が彼に合ったものでしょうか?
そして、ママは自分の愛の素晴らしさにちゃんと気付いていますか?
さらに、ママは自分らしく生きていらっしゃいますか?
子育ての相談はほとんどがブーメランのようにママ自身のことにフォーカスが当たるので、油断は禁物です(笑)
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いつもDVDやスマホでお顔を拝見しつつ、学ばせていただいております。
わたしは自立系武闘派女子ではなく、男女間の悩みでもないのですが、どうしても根本様に聞いていだだきたくてメールさせていただきました。
わたしには現在中学1年生の男の子と、小学4年生の女の子、2人の子どもがいます。
問題は中学1年生の男の子の件です。
彼は生まれてきた時からずっと癇癪持ちで育てるのが大変な子どもでした。
幼稚園へ行くまでは、道を歩いていてもすぐに私の手を振り払いどこかへ行ってしまったり、他のキレイなお姉さんが傍にいるとそちらの方へ飛んで行ったりしていました(苦笑)
夜泣きどころか昼泣きもすごくて、全身ひっかき傷だらけ、ご飯も食べずまるで虐待児のようにやせ細ってしまって・・・そしてわたしがリビングからちょっと台所へ移動しただけで、憤怒痙攣をおこし倒れてしまうようなことが何度もありました。こだわりも強くて、感受性の高い好き嫌いの激しい子どもでした。
しかし、隣に住む祖父母や親せきの方々、ご近所に対しては笑顔一杯な息子は周りの大人からはすごくかわいがられていました。
さて幼稚園に入ってからは、「お友達から後ろから突き飛ばされた」「お友達からバカバカ言われた」「玩具を取られた」とお友達とのトラブルが絶えませんでした。
小学校へ上がってからも、1年生なのに4年生から怒鳴られたり、5年生以下集団からパンツを引きずり降ろされたり・・・そして2年生以降も毎年クラスでいじめられたり、のけものにされつつ、辛い6年間を終えました。
ただ、校長先生以下、担任の先生方からは「何にでも全力で頑張っているね」と随分かわいがられていました。いじめの件についても沢山助けていただきました。クラス編成も配慮いただきましたが、毎年必ず1人の男子に目をつけられ、いじめは繰り返されました。
幸い、今は中学受験で合格し、地域の学区の子たちとは合わずに済んでいるため、まだ2週間ですが平和な日々を送っています。
わたしも、子どもがトラブルに遭遇するたび、幼稚園や学校に出向き話し合いを続け、親しかったお母さんの子からいじめられることが分かるたび距離を置くようにしてきた結果、息子の学年のママ友はほとんどいなくなり、学校行事の参加が正直辛かったです。
また、実は、わたし自身も子どもの頃、いじめられた経験があり、息子の辛さも痛いほどわかります。それで、これまで根本様を始め、心理の勉強をし、わたしも子どもも変われるように言動に注意し行動してきました。
そして、今は平和な息子の学校生活が長く続くように祈っていますが、なんせ息子にとっていじめのない穏やかな時間が少ないため、また何かあったら・・と始終ドキドキしています。
そこでもしよかったら、いじめの標的にならずに済む、心が穏やかになるアファメーションやワークを教えていただけると幸いです。
よろしくお願いいたします(:_;)
(すなちゃん)
あら、なんと才能豊かな息子ちゃんですね~。
そんな枠をぶっ飛ばして生きられるだけのエネルギーを持った子ですから、ほんと将来が楽しみです。
ま、その分、育てるのはとても大変ですよねー。
ほんと宇宙人かエイリアンの方がまだマシだったかも???(笑)
どんな大人になるんだろう?
どんな生き方をするんだろう?
ワクワクしませんか???
彼には何が向いていると思います?
集団生活は苦手なのかな?
集中力があって、めちゃくちゃ頑張る子なのかなー?
1年生なのに4年生や5年生を敵に回すとはなかなか逞しいですよね~
そんだけのパワーがあるんですね。
小さい枠にはめ込むのはもったいないですよね~
学校なんて辞めちゃってもいいんですけどねー。合わなきゃ。
辛い思いを親子ともどもしながら、6年間、ずーっと頑張って、試行錯誤して、向き合って、付き添って来られて、ほんとうにママもすごいですよね。
なかなかできることではありません。
それだけ深い愛情があるのでしょう。
素晴らしいです。
だからこそ、彼もすなちゃんをママとして選んでくれたんですね。
それにちゃんと学校も先生もすなちゃんや息子さんに向き合ってくださったのはありがたいですね。
大人からはかわいがられる資質があるんですね。
それも彼のこれからの道を照らしてくれる灯りになりそうです。
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とてもエネルギーが強かったり、それも含めて個性的だったりすると、「みんな一緒に同じことをしよう」という集団では浮いてしまいます。
また、そういうキャラは周りの子からすれば「目の敵」という名前の「嫉妬」を受けることになるので、いじめられることもあるでしょう。
それに「個性を伸ばす」という教育方針にまだシフトし切れていない現状では、どうしても、それだけ特別な子どもは居場所がなくなってしまうものです。
でも、それは学校に彼のポジションがないだけって考えてみるといいんです。
自然の中にそれはあるかもしれないし、芸術やスポーツ、学問の世界にそれがあるかもしれないし、日本じゃないところにそれがあるかもしれません。
さあ、この彼がイキイキとできる環境ってどこなんだろう?という目で見てあげることが、親にとって子どもに与えられるものだと思うのです。
でも、同じことは子どもだけじゃなくて、大人の世界にだってあるものです。
職場でのいじめや不遇な扱いとか、ご近所付き合いでの居心地の悪さなど、それは習い事や趣味などでも起こり得ることでしょう。
そういう方のお話を伺うとき、私が真っ先にお聞きしたいのは、
「そこ、自分に合ってる?」
例えば、明石家さんまさんが芸人にならずに、ふつうの企業に就職していたら、きっと、「もっと静かに仕事しろ!」とか「ちゃんとお客さまの話を聞け!」みたいに怒られて、居場所を失っていたかもしれません。
もし、合ってないならば、そんな場所に意地を張って居続けるよりも、別の場所に移る方が幸せかもしれません。
もし、合ってないけれど、その場所が好きならば、その場に合う自分に自分を変えていくことは苦痛ではないはず。
大人になれば「自分が合う場所」を自分で探すこともできますが、それが自分の子どもだとすれば、「この子が合う場所」を一緒に探してあげることができますね。
何かの基準、ルールに自分を合わせるのは辛いよね・・・。
自分を殺さなきゃいけないもんね・・・。
だから、ダメなところを見つけるよりも、いいところを見つけることがやはり重要。
息子ちゃんの素晴らしいところをすなちゃんはものすごくたくさん知ってると思います。
ぜひ、それを一度書き出してみてください。
もちろん、娘さんの分もね。
それだけ素晴らしい価値を持った息子ちゃんや娘ちゃんが幸せに生きられる世界ってどんな世界なんでしょう???
ぜひ、ママとしてその世界を一緒に見つけ出したいですね~。
ライフワークでも、パートナーシップでも、私は「自分にフィットする世界を探そう。もし、それが見つからなければ自分で創ろう」という提案をしています。
カギは自分らしさ。個性です。
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とはいえ、子どもにその生き方を伝えるとするならば、見本である親がそうでないと説得力にかけるんですよね。
「あなたは自分のお子さんにどんな風に生きてほしいですか?」という質問をよくします。
それは時に親自身が実現したい生き方でもあるんですよね。
そして、それを望むのであれば、自分自身が見本になることが大切だと思うのです。
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子育てのご相談も実はよく頂くのですが、子どものお話をしているように見えて、実はママ自身の話をされてることが実に多いんです。
息子ちゃんを見て、昔自分が受けたいじめの痛みがぶり返してくるのであれば、それはママ自身の問題。
だから、自分と向き合いましょう。
平和に何とか過ごしてほしい、と願うのはママの思い。
それならば、まずはママ自身が内なる平和を実現することが先ですよね。
だって、内面に起きてる世界が外の世界に投影されているだけですもの。
だから、お子さんのことで相談にいらした方は、期待外れのアドバイスを私からたくさんされるのです。
ママ自身の自己肯定感をあげましょう。
ママ自身が人生を楽しみ、自分らしい人生を歩みましょう。
ママ自身が笑顔で、好きなことをやりましょう。
もちろん、むかつくことも、悲しい時も、寂しい時も、あると思います。
それはそれでいいんです。
でも、ママ自身が自分らしく生きようとする姿が、子どもたちに与える影響は計り知れないものです。
子どもたちのために、ママが自分らしく生きる。
お子さんへの愛情がそれくらい強いすなちゃんだったら、いい大義名分になると思います。
すなちゃんもお子さんたちのことを深く愛していらっしゃいますが、お子さんたちもママのことをすごく愛してますよね。
学校で辛いことがあってもママが笑顔で抱き締めてくれたら、その痛みはかなり緩和されます。
将来に不安を感じて悩んだとしても、ママが好きなことをして楽しそうに生きていたら、その思いはすぐに消えていきます。
母親って偉大ですよね?
母親というだけで価値がものすごくあるし、その愛によって家族が今日、ここに居られます。
すなちゃん、すでにそれだけの偉業を成し遂げていることに気付いていますか?
その愛に、息子ちゃんも、娘ちゃんもものすごく救われていることに気付いていますか?
「私はこの子を愛している。何があっても愛する。」
アファメーションをお望みならば、それだけでいいと思います。
もし、付け加えるならば、コレ。
「私は私の人生を私らしく生きる。」
いかがでしょう。
けっこうパワフルな言葉だと思いますけれど。
自己肯定感三部作みたいな感じでご紹介してる本があります。
*自分らしく生きる、ライフワークを見つける方法。
↓
>「つい「他人軸」になるあなたが7日間で自分らしい生き方を見つける方法」(あさ出版)
*人間関係の構築の仕方。
↓
>「敏感すぎるあなたが人付き合いで疲れない方法」(フォレスト出版)
*自己肯定感をあげる方法
↓
>「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)
講演会やセミナーならこちら。
↓
講演会「自分らしい幸せな人生を生きる方法~ライフワークの見つけ方・生き方~」
大阪・東京・名古屋・札幌・広島・福岡・那覇で開催。
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/24779
東京:8/7(火)13:30-16:30
大阪:8/10(金)13:30-16:30
大阪:9/1(土)14:00-17:00
東京:9/9(日)13:30-16:30
『自己肯定感をあげて自分らしく生きるためのあり方・やり方ワークショップ』
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/25116