こんにちは。根本です。
新刊『人のために頑張りすぎて疲れたときに読む本』が11/22に発売になります!
皆さん、予約はもう済みましたか??(笑)
この本は私がセッションやセミナーで大切にしている「愛」を意識して書きました。
否定したり、ああすべき、こうすべきと断定したり、決め付けたりすることをせず、できるだけ受け入れ、理解し、そこに愛を見るスタイルにこだわりました。
他の本もそういう意識で書いているのですが、今回は特に『読むだけで癒される』ということを意識しました。
今回のターゲットである『人のために頑張り過ぎちゃう人』は特に愛の人です。
人の気持ちを察するのが上手で、相手の気持ちを考えて行動できる人。
場の空気を読み、気の乗らない仕事であっても「私がやらなきゃ」と頑張れる人。
自分のことを横に置いてでも誰かのために動ける人。
平和主義でとても優しいので、誰かが苦しむならば私が!と手を挙げられる人。
それだけ尽くしているのに理解されなかったり、報われなかったり、正当な評価を受けられなかったり、さらに過剰な期待をかけられたりして、疲れてしまっている人たちの気持ちが少しでも楽になり、「ああ、私って素晴らしかったんだ!」と自覚していただけるような内容です。
人の気持ちを察することができたり、誰かのために頑張ることができたりするのって本当は長所であり、強みであり、周りからの信頼を集められる素晴らしい要素なのです。
しかし、残念ながらそこには落とし穴があります。
人の気持ちが分かるだけに、つい自分を放置してしまうことなんです。
結果的に自分よりも他人を優先してしまうことなんです。
だから、疲れちゃいます。
すばらしいことをやっているのに、それに見合う成果が出ないから自分を認められません。
そんな切ない思いをしたら「こんな長所なんていらない!」と思っちゃいますよね。
一番最後のページにこんな一文を書きました。
「お察し上手な人は、愛の人。素晴らしい愛を持った、癒やし人なのです。」
この言葉を皆さんに贈りたいのです。
*
今の時代は監視社会とも言われるくらい人の目を気にしてしまいます。
だから、人の気持ちを察することができたり、場の空気を読めたりする人は、いつも神経を張り詰めていなければいけません。
「これ言ったら迷惑なのかな?」
「あんなことして大丈夫かな?」
「こんな言い方したら相手は傷つくかな?」
そんなことをいつも考えています。
さらには、その先を読んで「気を使っていることが分かったら、相手も気を使うから、気を使っていることがバレないように気を使う」という高度なテクニックを身に着けてる方もいらっしゃるでしょう?
そうして神経を張り詰めていたらそれだけで疲れてしまいます。
しかも、そうしたお察し上手な人たちは自分の成果をアピールすることをあまり良しとしませんよね?
そうするとあなたがあれこれ気をまわして頑張ったことも周りからは評価されません。
また、そうしてあなたが器用に動き回っている姿を見て「あいつは大丈夫なんだ」と見られてしまい、どんどん頼られてしまうことだってあります。
「私だっていっぱいっぱいなのに、なんで!?」と思った経験ありませんか?
私のセッションを受けて下さる方にはそんな方がとても多いのです。
人の気持ちを察することができる人は基本、自分軸で生きられています。
私が手を差し伸べたいから手を差し伸べているし、「あ、あそこカバーした方がいいな」って周りをよく見ているので気付きます。
そして、困っている人を見て見ぬ振りができないので、自分の仕事を放っておいてサポートに回ることだってあります。しかも、なるべくさりげなく。
実際、皆さんの中にも「自分の仕事は定時過ぎてから」なんて人も珍しくないんじゃないでしょうか?
自分軸で生きていたら疲れないはずなのに、なぜ?と思われるかもしれません。
そうなんです。
始めは自分軸なのですが、そこで容量オーバーを起こしてしまうのです。
いわば、サービス過剰という状態ですね。
ある程度までは自分軸です。
しかし、ある一線から先は他人軸に変わってしまうのです。
この流れによって「人のために頑張ってるのに疲れる」という現象が起きるんです。
これを「依存→自立→相互依存」という心理学のモデルで当てはめて見ると、「自立の依存」という問題になります。
自立的に振る舞う陰に依存が出てくるんです。
だから「誰かのために頑張る(自立)」けれど、「評価されなくて虚しい(依存)」という状態になるのです。
それで「自分軸」をより強化することをこの本では狙っています。
「私は私、人は人」をベースにしたアファメーションを紹介したり、もう少しドライになるべく鬼畜生道を伝授したり、自己肯定感をあげるべく自己承認に励んだり、白旗を揚げることを学んだり。
そして、自分の気持ちをベースに行動できるように意識や考え方を変えていきます。
さらに、それを人間関係に応用する方法もご紹介しています。
苦手な自己アピールの仕方、誰も不幸にしないコミュニケーションの仕方、お願いする方法などを具体例をふんだんに用いています。
この辺りは「使える」ということを大事にしてます。
高尚な理論ではなく、今日からできること、をたくさん提案させてもらっているつもりです。
そして、何よりも重要なのは「私は愛の人なんだ」と言う気付き。
自分の行動が仮に報われなかったとしても、何も間違えてはいないし、そのすべては愛からの行動だったんだ、と気付き、自己承認すること。
そうして自分の内側に燦然と輝く愛の存在に気付いていただくことが本書の本当の目的なんです。
今回、10名以上の方に協力して頂いてご自身の体験を語っていただきました。(1章に紹介しています)
その方々の行動の裏側に愛があることを5章で証明しています。
愛があり、素晴らしい行動をしているのに、それが他人軸になった瞬間からしんどいものになってしまうのです。
だから、自分軸を確立できたとするならば、あなたはただ愛の人として今日から生きることができるのです。
そんな皆さんのために書き下ろした一冊です。
とりあえず読むだけでもなぜか心が癒されるし、もしかしたらジーンと来て涙があふれてしまうかもしれません。
「私が私でよかった」と心から感じて頂けたらこれに勝る喜びはありません。
ぜひ、書店で手に取ってみてください。
なお、この本の「まえがき」と「第一章」を無料公開しています!!
ご覧くださいね。
●まえがき(全7ページ)
●第一章(全48ページ)
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また、この本の発売を記念して名古屋、大阪、東京/zoomにて新刊発売記念講演を開催します!
名古屋:12/4(火)、大阪:12/7(金)、東京/Zoom:12/13(木)
新刊『人のために頑張りすぎて疲れたときに読む本』発売記念講演会(名駅)
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/27094
明日、11/21まではアマゾンキャンペーンをやっています!
未収録のネタに加え、上記、講演会の無料チケットが当たるキャンペーンです。
https://nemotohiroyuki.jp/osassijozu/27018
本を読まれたらぜひ感想を送ってください!!
ブログで紹介させていただきたいと思います!!