何か問題が起こると、自分のマイナスな点と結び付けて過剰に自分を責めてしまうというパターンについて



意外とあるあるなパターンです。
これにハマると全然問題じゃないのに自ら問題を創り出したり、我慢、犠牲、補償行為を繰り返してしまったり、よりしんどい状況になってしまうものです。
それとこれは別というとらえ方をしておきたいものですね。

根本先生、こんにちは。

ひとりビジネスについて根本先生のご意見を聞きたく…というか励ましてもらいたくてネタリクエストいたしました。

今、2つの思いで揺れています。

フリーランスとしてもうすぐ一年を迎えるのですが、このタイミングで単価を一気にあげる予定でいます。

めちゃくちゃ怖いのですが、根本先生のおかげもあり、当初からは大成長しました。
一方的にお世話になり本当にありがとうございます。

自分と商品の価値を見つめ、支持してくださる方もほんの少しずつ増えてきたため、ブランディングをさらに極めていこうと決心している最中です。

まだシステムや見積もりが確定しないそのさなかに、とても私の仕事を気に入ってくださる方がいらっしゃいました。

私も最初はすごくうれしかったのですが、その方にどんどん危険フラグを立てている自分もいまして…

値下げ要求や、返信が遅いこと、自分の条件に当てはめようと利己的な態度に思えてしまい(私の勝手な感じ方ですが)、要はその方のパーソナリティが好きになれず、不自由さを感じてしまい最終的に私から辞退しました。

そしたら、案の定すごくショックなことを言われてしまいました。

始めは私も「ぜひ」「うれしいです」などと綺麗な言葉を並べてた分、その方をその気にさせてしまい、結果振り回してしまった感じです。

あれ?あれれ?と次々フラグが立つ頃には、どうにも嫌で嫌で…

その方は決して悪い方ではなく、むしろ善い方だと思います。私との相性の問題だと思っています。

「縁を大切にしない裏表あるペラペラの野郎」をオブラートに包んだ言い方をされ、とても傷ついた、信じられない、とお怒りを買ってしまいました。

こっちも言葉にショックを受けて泣きました。

私はかつて母親に、「あんたの言葉は鋭くて人を傷つける」と言われ、封印した結果、小学校のクラスメイトに八方美人と言われるという、なんともコント的な痛い経験があります。
そして、自由な学生時代には、個人主義で冷たいとも。
久々に思い出し、まだ自分を赦せてなかったんかい、と忌々しい気持ちです。
(でも今では、自分のことを「褒め上手の職人肌」と思ってます。根本先生いわく恩恵ってやつですかね)

2つの思いで揺れている、というのは、下記のことです。

①どうしてもやりたくない仕事だったので、断って正解だった。急激に惚れられて、その好意が受け入れられなかった時に、急激に攻撃に変わった感じだなー。やっぱ客は選んでこ!

②どうしてもやりたくない仕事だったなら、もうちょっと最初から毅然とした態度で伝えておく必要があったな…
もしくは、毛嫌いせずに引き受けてみればよかったのかな…せっかくのご縁を完全に切るなんて、傲慢で間違ってたのかも。相手は訳もわからず失恋したみたいなもんだよな…ひどいことをしてしまった。

という思いです。

感情的で不器用で狭量でガンコで自己中な自分ですが、愛嬌もコミュ力も身につけました。
そんな矛盾だらけの自分を愛しています。
今では大好きな仲間もいるし、これまでのお客様との信頼関係は築けているし、これは神様のテストだといつか思いたいです。

書いていて、看板を掛け違えてるのかな?とも思いました。
感情的で不器用で狭量でガンコで自己中をもっと見せた方がいい?
愛嬌とコミュ力が先に来てるから、なんでも受け入れてくれるように思われてる??
なんかもうわかりません…

相思相愛な仕事をしたいです。

とても悲しい出来事で、なんとかならなかったのかな、と、いうやるせない思いでいっぱいです。
(Aさん)

フリーになって1年で大幅値上げができるほどに急成長されるなんてすごいです!!

お弟子のみんな、見てるー??聞いたー??笑

さて、そんな成長はすばらしいのですが、当然ながらあちこちで問題が出てくるわけでして、Yさんのケースもけっこうあるあるじゃないかと思うものです。

そして、今日お伝えしたいことは「自分の悪いパターンだと思って無駄に自分を責めたり、選択ミスをしたりすることってよくあるんだよねー」というお話です。

これ、なかなか自分で見極めるのが難しいのですが、カウンセリングの現場でもよく指摘させてもらっていて、いつかネタにしたいけどなかなか表現が難しいよなあ、と思っていたものなんですよー。ありがとうございますー。

Aさんの場合、こんな流れがあったかと思うのです。

【前提1】

母親の言葉「あんたの言葉は鋭くて人を傷つける」
 ↓
小学校のクラスメイトに八方美人と言われる

【前提2】

学生時代に個人主義で冷たいと言われる

【今回の事件】

「縁を大切にしない裏表あるペラペラの野郎」と言われる

【Aさんの解釈】

久々に思い出し、まだ自分を赦せてなかったんかい、と忌々しい気持ちです。

自己肯定感がずいぶんとあがっているようなのでそんな引きずってはいないかと思われるのですけれど、こうして「何かトラブルが起こると、自分のマイナスな点と結び付けて過剰に自分を責めてしまう」というパターンが生まれるのです。

なのでカウンセラーとしての私は「うーん、必ずしもそこがつながってるとは限らないよなあ」という見方をするのです。

もう少しかみ砕いて表現すると

「あたしのここは良くないところだ!」

という思い込みがまず前提としてあります。

それで何らかのトラブルが起きた際、その良くないところと結びつけて「ああ、やっぱり!あたしの良くないところが出てしまった!」と解釈してしまうのです。

そして、また厳しくも辛い「一人反省会」が催されることになるのです。

なので「まあ、その可能性もあるけどさー、違うかもしんないよ」と私は思うんです。

そこは自分ではわかりづらいと思うので、カウンセラーに相談してみるといいし、そういうときのために自分のことをよく知ってくれているカウンセラーやコーチを持っておくことがやはり大事だと思います。

今回のAさんの件で言えば、確かに相性の問題と言ってもいいんですけど、

>値下げ要求や、返信が遅いこと、自分の条件に当てはめようと利己的な態度に思えてしまい(私の勝手な感じ方ですが)、

ということですから、まあ、相手にも相当問題があるという見方をします。

Aさんの仕事を気に入ってくれたのはありがたいことなんですけれど、だいぶ偉そうな態度をとっていたと思うので、辞退せずに付き合っていたらかなり面倒なことになってましたよね。

「要はその方のパーソナリティが好きになれず」というのがすべてを物語ってるんじゃないでしょうか?

起業に限らないのですけれど、はじめはいい顔をして近づいてきて、散々持ち上げた挙句、あれこれと自分の要求を押し付けてくる人って少なくないんですよね。

意図的にしている人もいれば、無意識にやっちゃってる人もいて、結果的にその人に騙されることになるんですよね。

相手に必ずしも悪意があるとは言えないのですけれど、「少なくともあたしに対しては悪意がある」という風に感じたことが重要なんです。

「合わないな」と思えばサクッと切る勇気も大事です。

そもそも相性の合わない人(それがどんなにいい人であったとしても)と一緒にいれば、少なからぬエネルギーダウンを強いられます。

そのエネルギーダウンは当然ほかの顧客に向けても出てしてしまうので、やがて提供しているサービス全体に影響を及ぼすことになります。

ここは毅然とした態度で向き合うのが大事ですから、Aさんは今回よい経験をされたかと思います。

こういうことは私もちょくちょくありまして。ええ、ほら、筆者ってすごく優しくていい人でしょ?だからそういうことが起こるんですよ。いい人だからね!すごく!わかった?

自分が主催しているセミナーやカウンセリング以外にも、寄稿、インタビュー、取材、制作協力、講演などちょくちょくいろんなご依頼をいただきます。

で、時々なんとなく最初から「なんかおかしいな」とか「なんとなくいやだな」という感覚を伴う仕事があるんです。

これ!という理由があるわけでもなく、直感的なもの。

条件は悪くないし、内容だって難しいものじゃないし、客観的に見れば悪くない話なんですけれど。

でも、そこで頭で考えてその「違和感」を抑え込むんですよね。

また、そこで自分の悪しきパターンを思い出して自分を納得させようとすることもあります。

でも、やっぱりそういう違和感のある仕事ってうまくいかないんですよね。

「あれ?」と思うことが続いたり、すれ違いや誤解や行き違いが連発したり、どんどんストレスがかかっていくんです。

それで「ああ、やっぱりなー。最初の直感を信じておけばよかったんだ」ということになるんです。

私の場合はたいてい単発のお仕事ですし、長期間にわたるようなものではないので、「まあ、今回はしゃあないか」と思うのですが、「やっぱ自分の違和感は信じておかないとあかんわなー」と反省するわけです。

そういうことを繰り返しますと人間って学習するものですから、すばらしくいい人である筆者であっても「それ件はお断りさせてください」というケースが出てくるんです。

ただ、それを伝えるタイミングが「初期の依頼段階」であればいいのですが、「ある程度話が進んでから」だと難しいですよね。

でも、やっぱりここは自分に正直にならなければ!と思っているので、そこは容赦なくいきます。すごくいい人なのでものすごく頑張ってお断りします!!

だから、この「断り方」というのは経験もやっぱり大事だな、と思う次第です。

無理に引き受けて後悔する経験も学びなんです。

とはいえ、似たようなことが続く際は「あれ?こっちにもなんか問題あるのかも」と思って自分と向き合ったり、人に相談したりすることにしています。

私もカウンセリングでお話を伺えば「それって単発のできごとなの?それともよくあることなの?」と確認するんです。

単発であればそんな深く考えなくてもいいかな、と思いますし、パターンになってるような感じだったら一度徹底して向き合ってもいいかな、と思うので。

ということでAさんのお話なのですが、そんなの①一択じゃねえの?と思うのですがいかがでしょうか。

そして、このお話、仕事の話のように思うかもしれませんが、事例が仕事なだけで、あらゆる人間関係に言えることですし、恋愛・婚活にも大いに当てはまることですので、「自分には関係ねえや」なんて思っちゃだめですよ?笑

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