ライスワークにエネルギー削がれてライフワークに意識を向けられないのってやっぱ本末転倒だと思うんですよね。



とても気持ちは分かるんですけど、目の前にあるライスワーク(米ワーク)に気を取られて本命にエネルギーを向けられないって辛いし、しんどいし、何より後悔することになると思うのですよね。
そこはやっぱ割り切りというかドライになる必要があるんじゃないかと思うわけです。

根本先生、こんにちは。
リトリート後から、こんな変化がありました。

・1ヶ月で3人の男性に食事やデートに誘われる

・身体関係でズルズル繋がってた男性との連絡を絶てた

・私は目立っちゃうし男にも好かれるからしゃーないかーって思える日ができた

・家族に「なんか最近ハツラツとしてるね」といわれる

・日々眠くてしかたない(これは以前からかも…笑)

大変ありがとうございます!

最近、苦しさを増していることがあります。

始めは優しかった職場の指導係の先輩が今では怖く感じ、周囲からも評価されている気がして日々萎縮してます。

前職はパワハラ&オーバーワークで退職
モラハラ彼氏歴数人
いずれにしても始めは良好で、あとから関係性が崩れます。場面を変えて繰り返す…ってこういうことかと。

現職は今2年目で米ワークとして選んでおり、有期雇用であと1年程あります。(今後は先生のお弟子さんになりたいです)

米ワークでの気疲れがすごいのか帰宅後は疲労困憊で、目指しているライフワークのことに手が付かず、遮られてる憤り感があります。1年目はどちらも楽しくやれました。

萎縮する心当たりは父の厳格さと過保護な母、幼少期に知人から受けた性被害、その辺りかと思います。

米ワークもライフワークも心苦しい現状とどう向き合ったらよいでしょうか。
(Sさん)

ええーーっと、後半のお話はカットさせてもらっていいでしょうか?
前半が大事なものでね。
みなさん、ちゃんと読みましたか?Sさんのリトリート後の変化について。
これがみなさんにも起こるかもしれないのですよ!ね?どう?

ということで、本日もありがとうございましたーーーー!!!

これで終わってしまったら暴動が起きそうですし、キャンセルも相次ぎそうなので、とりまなんか話しますけど、ライスワーク(米ワーク)にエネルギー取られてライフワークがおざなりになってしまう「本末転倒」があちこちで起きているんですよね。

先日もとあるカウンセリングで「本業が繁忙期に突入してしまい、カウンセリングの方まで手が回らない」っていう弟子がいましたので、即刻正座させたのち滾々と2時間ほど説教をしましたが、2時間後には逆に私が土下座させられておりまして、立場ってすぐに逆転するのね、と床に額をこすりつけながら感じたものです。いくつになっても学ぶことはあるものです。(悟り)

人の心理として「緊急度」と「重要度」を並べた際にどうしても前者に意識を取られてしまうものです。

これはまあ本能的なものと言ってよいのですが、でも、そのまま緊急性のあるものに意識を取られてしまうと重要なものを逃してしまうんです。

だからそこは「意志の力」が大切になり、意識的に「選択」していく必要があるのです。

実はそこでは「男性性」が使われます。
そう、男性性もときにはいい仕事するんです。笑

そして、やはり「自分軸」が重要ってことです。
他人軸になっていると確実にライスワークの方に引っ張られてしまいますから。

だから先ほどのお弟子さんには「本業という意識を変えなさい」というお話をしていきました。

カウンセラーのお仕事が「本業」で、昼間のお仕事が「副業」という意識に変える、という。

そして、目の前のものも大事なんだけど、未来の自分を描き続けなさい、と。

Sさんの場合、いずれライフワークを本格的に生きるようになったとき、今のお仕事はどうされる予定なのでしょうか?

退職されるのでしょうか?
それとも契約社員とかバイトとかに契約形態を変えて続ける形になるのでしょうか?

まずはそこを決めなきゃですね。

もし、「そりゃライフワークで生きて行けるようになったら今の仕事なんて辞めますよ」とおっしゃるのであれば、今の仕事は「いずれ辞めるもの」ですよね。

だとしたら、「いずれ辞めるんだし」という気持ちで向き合うことが大切です。

そして、仕事に対する優先度を思い切り落とす必要があります。

今の仕事も頑張ろう!なんとか貢献しよう!なんて思いが強すぎると今度は抜けられない状態に自ら持って行ったりするものです。

よくミイラ取りがミイラになる現象が起きておりまして、「ずっとこの会社にいるつもりはない」と思いながらもずるずるタイミングを逃して気が付けば勤続20年の表彰までされてしまった、なんて話があります。

それはそれで素晴らしいことかもしれないし、名誉なことでもあるのですけれど、果たしてその人生に後悔することはないのでしょうか?

それが幸せだ!というのであれば何ら問題ないし、ものすごく素晴らしい栄誉です。
誇っていただきたいし、自信をもってさらにこれから先も頑張っていただきたいです。

しかし、他にやりたいことやライフワークらしきものがあるにも関わらず、ずるずると関係を続けてしまうというのは、切るに切れない愛情もあまりない男とずーっと付き合って婚期を逃してしまう事件と同じだと思いませんか?

だから、これから先のことを「決める」ということがとても大切なのです。

そして、必要であればお弟子に言ったように「本業と副業の意識を交換する」ということも役立つでしょう。

いずれ辞める会社にここまで骨を削って時間を割いて貢献する必要があるのだろうか?
いずれ顔を見ることがなくなる人たちにそこまで気を遣う必要があるのだろうか?
そのうちやることがなくなる仕事にそこまでエネルギーを使う必要があるのだろうか?

「未来を信じてないんですよね」

ドキッとしちゃう人も多いかもしれませんけれど、ライフワークを生きてる未来の自分を信じていなければ、目の前の仕事に“それなりに頑張らねば”と思っちゃいますよね。

いわば二股をかけるような状態になってしまってるわけです。

あまり好きじゃない彼氏と付き合いながらも、横目で本命君を狙っている、という状態。

Sさんや皆さんはそういうのが得意でしょうか?
その辺をうまくやりきれるタイプでしょうか?

もし、友達からそういう話を聴いたらどう思います?なんて言います?

まあ、某カウンセラーの影響を受けて「好きにすりゃいいんだよ」とか言っちゃうかもしれませんけど、たぶん、多くの人は「えー、そんなの失礼だよ。さっさと今の彼氏と別れた方がいいよ。その方が本命君にもっと注力できるでしょ?」と言うんじゃないかと思います。

それと同じことを米ワークでやろうとするのはなかなか勇気いますよね。

なんせ私たちは「お金」という人実を取られているようなものですから。

「ほんとうはすぐにでもカウンセラー一本でやっていきたいと思うのですけど、それでは生活ができないので、食べていけるようになるまで今の仕事も続けます。」というのがうちのお弟子さんの多くが選択する方法であり、もちろん師匠もそれを推奨しています。

でも、冷静にならなきゃいけないのは、ここで言うお金もまた「緊急性」の方に入るということです。

家賃や光熱費、スマホ代、食費、美容代等々の必要経費を今月中に支払わなきゃいけないわけですから「緊急」ですよね。

ちなみにライフワークに関する活動費や勉強代は「重要度」の方に入ります。

お金とひとことで言っても状況によって分かれるわけですね。

だからこそ、「決める」ということが大事なんです。

自分はライフワークを生きると決める、のです。

そして、先ほども出てきたようにこれには「男性性」が必要になります。
感情的には流されてしまう緊急性から、意識的に重要性に目を向けるわけですから。

※ちなみにここでは「あたしは意志が弱い」ということは関係ありません。

そこにヴィジョンも大切ですが、このヴィジョンを描くには「女性性」が必要です。

つまり、ライフワークを生きていくためには男性性も女性性も両方必要ってことなんです。

ただ、男性性を使うのは「一瞬」、女性性は「継続」して使います。

どちらから始めてもいいのですが、Sさんはじめ、うちの読者さま方は女性性が豊かな人が多いですから、ヴィジョンの話から始めましょう。

Sさんがライフワークを生きている姿を具体的にイメージしてみてください。

どんな日常を送っているのか?
どんな人と一緒にいるのか?
どういう風に仕事をしているのか?あるいはしていないのか?
家族はいるのかいないのか?
場所はどんなところなのか?
どんな服を身に着けているのか?

それがリアルにイメージしていくのです。

ただし、重要なのは「現実感」。

女性性は案外リアリストですから、現実感のないイメージにはワクワクしないものですし、すぐに「えー、そんなの無理よねー」とか言い出します。

もし、そのイメージがあまりに遠い感じがしたら、その手前のヴィジョンをイメージすればよいものです。

そうして、“ライフワークを生きている実感”まで詳細にイメージして感じていきます。
できればこの辺で一発ヨダレくらいは垂らしておきたいものです。

そのイメージが信じられないものであればサイズ感が間違っているか、そもそも方向性が間違っている可能性がありますから再検討します。

このヴィジョンの構築に関しては時間を十分にかけてOKです。

自分がどんな風に通勤しているのか?
お客様をどう迎えているのか?
スタッフは何人いるのか?
お迎えの車は勝手に来てくれるのか?
どんなステージに自分は立っているのか?

ひとつひとつワクワクする方に設定していきます。

そして、ありありとその未来を生きている自分が感じられるようになったら、たぶん意識は勝手に「決める」ことができているでしょう。

「こういう生き方がしたい!」のではなく「こういう生き方をする!」と。

ただ、ここでちょっと男性性を使うとさらに良く、「こういう生き方をするぞ!」と自分に何度も言い聞かせるんです。

そして、その未来を、その人生を生きてる自分を「信頼」していくのです。

信頼って大げさな感じがするのですけれど、ここでは「絶対そういう日々を送るぞ!!」と強く思うことで大丈夫です。

そうしてヴィジョンをありありと描き、こういう人生を送るぞ!と決断し、それを何度も自分に言い聞かせることで、だんだん意識がそっちに向いていきます。

このヴィジョンが定着するとどうなるかというと、今の生活の中にヴィジョンがどんどん入り込んできます。

服を百貨店に買いに行けば、高級なお店を横目で見ながら「いずれあそこに堂々と入って買い物しているんだろうなあ」と思います。

ハイソな住宅を見ながら「自分もこういう家に住むんだろうなあ」と勝手にニヤけてきます。

街で素敵なカップルを見かけたら嫉妬する前に「ああ、未来のあたしたちだー」と思えます。

スーパーで買い物するときも「そのうち値段とか見なくなるんだろうなあ」と思ってやっぱりニヤニヤしちゃいます。

もし、そのときに気分が落ちるのであれば、「ああ、まだヴィジョンが確立されてないから、もっともっとヴィジョンを描こう」と思ってください。

そうしてヴィジョンが今の日常に入り込んでくるともうライフワークを生き始めていると思ってOKです。

つまり自分が「その気」になっているってことです。

ちなみにライフワークを生きることにその気になったとしたら、今の米ワークとどんな風に関わるか想像してみてください。

じゃあ、今日からそういう関わり方をしていくことにしましょう。

いずれそうなるんですから今日から始めたって何ら問題はありません。

「その気」になるということは「前提が変わる」ということになり、そうするとお金や人間関係もまた変わっていきます。

かつて私も米ワークをしていた時期がありましたが、カウンセラーとして生きていくことを決めていた私は「米ワークは米ワークらしく」と割り切って仕事をしていました。

昼休みに先輩たちとご飯に行くのを断り、自分をメンテする時間や勉強する時間に充てていました。(睡眠不足をそこで少し解消してましたね)

それで仕事中にこっそり内職したりして、仕事も最低限に抑えて(それでも何度か会社に泊まり込んだ日もあるけど)、できるだけカウンセラー活動の方にエネルギーを向けていました。

っていうか、そうしたかったからしてた、という感じですけれど。

つまり、ライフワークを生きるんだったらライフワークにつながることを今からやっておいた方がいいと思うんですよね。

そのための時間をきっちりとるし、そのためにちゃんと余力を残しておくってこと。

だってやりたいことやりたいよね?
やりたくないことはやりたくないよね?

ライフワークなるものが見えてるんだったら、やりたいことに「全振り」するくらいの勢いがあってもいいと思うのですよね。

だから米ワークはあくまで米ワークとしてドライになることがお勧めです。

・・・ってカウンセリングを今日、実際やってました。笑

◎オンライン:8/7(水)20:00-21:30 講座「ライフワークとは何か?ライフワークを生きるとは?そのために今何ができるのか?」

◎8/10(土)大阪、9/14(土)オンライン:1DAYリトリートセミナー~ライフワークやパートナーシップと向き合い、自分を深く知る1日を~
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/50757

◎ライフワーク・グループコンサル~これからあなたは自分の才能を活かしてどう生きるべきなのか?~
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/45894

◎ザ・リトリートセミナー in 神楽坂~生き方が、人生が、自分自身が変わる3日間~
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/51398

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