仕事しなくても生活できて毎日が充実して穏やかに過ごせているのになぜ働く気にならないことを問題視するのでしょう?アホなんですかね?笑



問題作りが趣味な私たちは火のないところに煙を立ててでも何かに悩もうとするのかもしれません。
それってアホちゃいますかね?というお話。
義務や習慣に捉われているとそうなるので、その枠組みを外してもっと自分を信頼することを学びましょうね。

根本先生

お世話になっております。8/19のブログ(いじめ、パワハラ、モラハラによって洗脳される私たち。そして、そこからどうしたら抜け出すことができるのか?)で取り上げていただいたCです。

その節は大変お世話になりました。おかげさまで、パワハラで苦しんだ職場を脱出致しました。退職後1ヶ月は眠れなかったり、苦しかった瞬間が夢で再現されたり、洗い物中などふとした瞬間に後悔に苛まされたりしましたが、10月に入り途端に良くなりました。まだ就活もしていませんが、穏やかに過ごしております。

運動したり温泉に行ったり、3食キチンとした食事をするうちに体調はすっかり良くなって、調子はとても良いです。料理も家事も楽しく、毎日読書し、新しくブログを立ち上げ、プロダクトデザインの勉強をしています。毎日充実していて、将来の自分のビジョンが少しづつ見えてきた気がします。

ですが一つ問題がありまして、退職してそろそろ2ヶ月経つのですが全く働く気にならないのです。
独身彼氏なし、働かないと食べていけない身なのですが、生活が穏やかになった途端お金が減る不安も無くなってしまい、貯金は減る一方なのに働きたいと思えません。
それなりに貯金はあるのでしばらくは大丈夫なのですが、家賃が毎月引かれていくのに全く焦る気持ちにならないのです。
それどころか新しいパジャマを買ったり、生活快適グッズを揃えたり、デザインをするため新しくサブスクを契約したり、以前よりお金を使うようになりました。

退職する前まではお金にとてもシビアで、かなりの額を毎月貯金していました。お金が減るのが不安で、家計簿アプリを見てはため息をついてました。

なのに今は何の根拠もないのに「このまま好きなことをしてればいずれ何かに結びつくさ」という気持ちでおり、パートすらする気になりません。
医療事務を10年やっていたので、仕事は探せば見つかるとは思います。ですがやる気になりません。以前なら考えられないことであり、自分おかしくなったのかなという気すらします。

母親が宗教に依存しており今まで関係が悪かったのですが、それもなんだかどうでもよくなってきました。

仕事なし、彼氏なしの30代半ばで社会的に見れば詰んだ感があるのですが、この不思議な感覚は初めてです。

バリバリの自立系武闘派女子、ロックマン追いかけ女子で王道を走って来ましたが、このフワッとした感じはサレンダーととっても良いのでしょうか。
自分で自分にサレンダーするというようなことはあるのでしょうか。それとも燃え尽きの残りがまだ自分の中にあるのでしょうか。
(Cさん)

ぜひとも猛烈に頑張ってる武闘派女子のみなさまにぜひとも参考にしていただきたいCさんのお話ですねー。素晴らしいです。

結論から言ってしまえば、その調子でゆるゆると気分よく過ごしていただいて大丈夫っすよー!です。以上です。もう終わっちゃいました。笑

Cさんのお話をセッションルームでお聞きしたならば「いいじゃん、いいじゃん。何が問題なの?」と即座に言ってしまいそうですね。

今の生活は過去の自分が頑張ってくれたおかげで成り立ってるものですよね?
だから、お金が減るのが不安で毎月かなりの額を貯金していたあの頃の自分にめちゃくちゃ感謝してみてください。

こういう日々のためにコツコツ積み重ねてきたと思えば「ありがてぇ、ありがてぇ」と拝み倒したくなりませんか?

体調がすっかり良くなって調子がいい。
家事が楽しい。
毎日が充実している。
将来のヴィジョンが見えつつある。
総じて穏やかに過ごしている。

この状態のどこがあかんというのでしょう?素晴らしいじゃないですかー!

何の問題もない、と思って今日も楽しく過ごしていけばいいんです。

で、長年問題に慣れ親しんできた私たちは「火のないところに炎を上げる」という超能力を持っていらっしゃいますね。武闘派女子は特に得意ですね。

だから、恋愛においても「穏やかで、優しく、何でも受け入れてくれて、体の相性も良くて、最高の彼氏」に出会った後も「足がクサいんじゃねえか?浮気すんじゃねえか?早死にしちまうんじゃねえか?」とせっせと妄想を重ね、幸せな気分を自ら踏みにじる努力をされるんです。

今のCさんのように楽しくて充実した日々を送っていても、やっぱ「何らかの深刻な問題がほしい」と望まれるのでしょう。

やはりせっせと妄想力を無駄に駆使して「不幸になる未来」を描き出そうとされるわけです。

>退職してそろそろ2ヶ月経つのですが全く働く気にならないのです。

それって働く必要がないからでしょう?

「12時にデカ盛りのお昼ごはんを食べてから2時間たつのですが全くお腹が空かず、何も食べる気にならないのです。」

と同じような意味だと受け取っていただければ幸いです。

たぶん、全員から「そりゃそうだろ!」とツッコミを受けることになるでしょう。

働かなくても大丈夫!な状態だから働かないだけで、もし働かないとほんとにヤバい!と思えばパートでも何でも働くと思います。

そんな自分を信頼してあげて大丈夫だと思います。

カウンセリングでも「もう働かないとほんとにヤバいんです。貯金がすり減ってきて底が見えてきてるのに働く気になれないんです!」というご相談を頂くことがありますが、その「ヤバい」というのも当社比ですので、客観的に見てほんとにヤバいのかと言われたら案外そうでもなかったりするのです。

自分を信頼して大丈夫なんです。

今まで散々頑張ってきたんでしょう?
ってことは自分はいざとなりゃ頑張れる人間だと思ってください。
だから、ほんとにヤバくなったら生活費を稼ぐために頑張れると思うのです。

さて、私たちは長らく「義務」に縛られて生きてきましたね。
学校にはいかなきゃいけないし、宿題はちゃんとしなきゃいけません。
納税の義務、労働の義務を果たさなきゃいけません。

友達との約束は守んなきゃいけないし、恋人からの連絡は折り返すべきだし、お金はちゃんと管理しなきゃいけないし、ウンコはトイレでしなきゃいけません。

そうして「やるべきこと」を嫌々ながらもやってきたわけです。

Cさんも30代半ばということは、それくらいの年月を「義務」に縛られてきたと言えるかもしれません。

「働かなきゃいけない」
「働かざる者、食うべからず」

そんな思いに今も縛られている方は多いのかもしれません。

例えば、とある奥様はたいへん稼ぎの良い旦那様とかわいい子どもたちに恵まれ、傍から見たら幸せを絵に描いたような生活をされてました。

しかし、彼女は「自分は働いていないんだから」というわけの分からん理由により、家事を猛烈に頑張って家を常にピカピカにし、料理もすべて手作りで栄養を考えたメニューを作り、子どもたちをちゃんと育てねば!と習い事をあれこれさせ、そして、旦那様の話をよく聞く、まさに良妻賢母をやってこられました。

そしたら、精神的に参ってしまったんですね。
燃え尽き症候群みたいになって。
そして、そんな自分をものすごく責めていました。

それで優しい旦那様があれこれ検索しまくり、「このカウンセラーさんなら大丈夫だろう」(!?!?)と奥様を私のカウンセリングに送り出してくださったんです。

「夫は無理に料理を作らなくていいし、モデルルームみたいに家をピカピカにしなくていいし、そんなに頑張ってひとりで子育てをしなくていいし、って言ってくれるんです。けど、そんな夫に甘えてたらダメだと思うんです。もっとしっかりしなくては!と」と彼女は訴えられるんです。

そんなお話を聞いて私はご主人の思いを汲み取りながらたいへん丁寧な口調で「奥さん、めちゃくちゃアホでんなあ」とお伝えさせていただきました。

「奥さん、勝手に誰も望んでへん一人相撲を取ってるみたいでっせ」と。

関東出身のその奥様はいきなりのべたな関西弁にびっくりしたのか「え?」と固まってしまわれましたが。。。

結局のところ彼女の頭の中にある「こうすべき、こうあるべき」というルールに縛られて頑張り過ぎてたのです。

まあ、彼女の根っこには苦労して自分たちきょうだいを育ててくれた母親の姿があり、「母親ってのは馬車馬の如く動くべし」という暗黙のルールをお持ちだったんですけどね。

「それ、必要?」「そこまで頑張らないとあかんの?」「それって夫氏も望んでることなん?」と彼女のお話にひとつひとつ丁寧にツッコミながら、彼女の思い込みや価値観を崩していきました。

「家族で伊勢丹に行き、ママをきれいにするプロジェクトを敢行せよ。ママは一切抵抗せず家族のマネキンとなるべし」という課題を出すことにしました。(その課題を徹底していただくために、目の前でご主人にLINEしていただきました。そのLINEを見てご主人は大いに喜び、娘も超テンションが上がり、早速その週末に実践することになったそうです。)

30代彼氏ナシなCさんに敢えて全然違う角度の事例を紹介しましたが、問題は違うけどCさんも似たような状況だと理解してもらえれば幸いです。

頭の中で「こうすべき」と思うことの多くは義務だったり、習慣だったりするんですけれど、それがほんとうに必要なのかどうかはちゃんと検討しないといけないのです。

ほんとうにそれが必要なのか?
そうしなきゃいけないと思い込んでいるだけなのか?

そういう意味ではCさんは聡いというか素直という運がいいというか、パワハラで苦しんで燃え尽きたからこそ、今の生活を選べているんだと思います。

仕事を辞めてからの1か月はその後遺症に相当苦しまれたそうですが、そこから抜け出せたお陰で今の生活が手に入ったんですものね。

まあ、その1か月はめちゃくちゃしんどかったと思いますが。

確かに「もうあんな世界に戻りたくない」とか「もう仕事は頑張れない」という思いもあると思います。

けど、その一方で、過去の自分が頑張ってくれたおかげで今の充実した日々があり、頑張らなくても無理しなくても義務に捉われなくても毎日が楽しい経験をされてますよね。

「ああ、こんな状態なのに仕事しなきゃいけないなんて思う自分ってアホだなあ」と思ってみてください。

「仕事しなくても生活できてるのにわざわざ先のことを考えて不安になってる自分ってめっちゃアホやなあ」と思ってみてください。

「今をただ楽しんでいればいいのに、無理やり問題作って悩むなんてほんまあたしアホやわあ」と思ってみてください。

Cさんに限らず、この記事をお読みのみなさまもどこかにアホな自分がいると思いますので、ぜひ探してみてください。

「人生の夏休み」を推奨しています。

頑張りすぎて燃え尽きて仕事をお休みされてる方、職場にいるのがしんどくて体調を崩された方はもちろん、ステップアップのための転職や起業を考えておられる方などに特にお勧めしています。

人生の節目、区切りのタイミングでちゃんと休みを取りましょう、と。

できれば半年はお休みしていただきたいですね。もし可能なら1年。どうしても無理って場合でも3か月。

その間に心身の疲れを癒し、気力を回復させ、自分に自信を与え、そして元気になって仕事を再開しましょう。

その間は過去の自分の頑張りに頼ってもいいし、親きょうだいを頼っても構いません。

そして、できればその間にヴィジョンを見つけ、ライフワークへの糸口を探したいですよね。

そしたら「そろそろ動きたいぜ!」と気持ちが戻ってきたときにいい方向に進んでいくことができますね。

「今、楽しい」から「楽しいヴィジョン」を描けます。

だから、まずは自分の気分を良くすること、楽しく、面白く過ごせることを優先的に実行します。

朝起きて「あー、良く寝たー。気持ちいいー!」とベッドから出られる毎日をまずは取り戻していくのです。

ま、Cさんはその辺もうまくやってらっしゃるようなので大丈夫そうですね。

結局のところ自己肯定感って話になっちゃうんですけれど、自分のことをもっと承認して、信頼してあげることが大事なんですよね。

あれだけ頑張れる自分。
これだけ貯金できた自分。
日々を充実させられる自分。
毎日が楽しいと思える自分。

そんな自分をもっと信じてあげていいんです。

恋人がいないことも気にする必要はありません。

さて、最後に蛇足を。

「どうでもよくなった」というのが「癒し」が起きた証拠なんです。

だから、知らんうちにお母さんのことも手放せたのかもしれませんね。

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