自分らしさを知ることで自分らしい生き方ができるんだけど、人って意外と既存の形に合わせようとして苦しくなっちゃうんだよね。



自分を知るということはものすごく大切だぞ!というお話です。
人はいくつもの自分を持ちますが、その中でも一番自分が自然で振舞えるのが自分らしい状態と言えます。
それは感覚的なものですが、それを知ることで生きやすくなり、ライフワークだって見えてくるのです。

根本先生はじめまして。

僕は、人間関係において自動的に「弱い人」に寄り添う、間を取り持つような行動をとってしまいます。
胎の底ではものすごくドライに人を選別しているのに、「人類皆兄弟」的な親切心が働いて、わざわざ話しかけにいく。

基本的には自分をアウトサイダーと思っており、でも目立つほどはみ出すこともできないので、「バランス大事~」を心がけて、普通の人ならこうするかな?と、周りと溶け込んでみているのですが、若干引かれている気がしています。

ジムのインストラクターをはじめて、生徒さんとコミュニケーションで如実になっていて引っ込みたくなって掃除のバイトに応募していますが何件応募しても音沙汰なし・・・。

そんな中、根本先生の「エネルギー強すぎる人の記事」を読んで妙に納得しました。

とあるパーソナリティ診断では「裏方や技術屋、商品を通じた社会的繋がり方が合う」と出るのですが、根本先生の「エネルギー強すぎる人の記事」では表に出る感じの環境が合うと書かれている。

どっちも合っているような気がして、もっと「エネルギー強すぎる人」について知りたいと思いました。

ネタになりましたらご回答よろしくお願い致します。
(Jさん)

人って様々な面を持っていまして地層のように幾重にも覆われているものですよね。

優しい一面もあれば、冷たい一面もあり、人に親切にすることもあれば逆に突き放してしまうこともあり、陽キャに振舞うときもあれば陰キャになっちゃうこともあり、どれかひとつに絞られるものではありません。

例えば私もセミナーとかカウンセリングとかではけっこうしゃべる方なのですが、管理組合の定例会議や実家に帰省したときなどはあまり話しません。

定例会議は興味ない上に早く帰りたいので発言を控えるってのもありますし、実家に帰れば母・妹・妹が爆裂期の如くしゃべり倒しているので会話を挟む間がないわけです。

※妻が初めてうちの実家に来たときにあまりに大人しいから「この人、大丈夫?」と思ったらしいです。

そういうわけで、いろんな人格が内在してるのですが、特にうちのブログによく登場する「器がデカい奴ら」というのはその幅も大きいわけですね。

だから「え?ほんとの自分ってどれ?」と自分の器の中で迷子になっちゃうこともあるくらいです。

エネルギーが強い人って話はたまたま昨日もネタにしましたので参考になさってくださいませ。

そない恋愛にエネルギーをぶち込んだらパワーバランスが崩れてしまうのでは?~なぜかややこしい男ばかり引き寄せる自立系武闘派女子の皆さまへ~

さて、そんな風に誰でも多重人格者なわけですが、それは元々の気質に加えて、その後の家庭環境や学校での生活が影響して複雑化していくわけですね。

私たちは社会性というものを持ちますから、与えられた環境に順応するように自分のポジションを決めていく傾向があります。それは意図的なものもあれば、意図してないものも両方あるものです。

>胎の底ではものすごくドライに人を選別しているのに、「人類皆兄弟」的な親切心が働いて、わざわざ話しかけにいく。

たぶんどっちもJさんなので何ら心配はいらないのですが、こういう場合は「いつからそういう風になったんだろう?」てな風に考えてみると良いです。

また、私からすると「ものすごくドライに人を選別している」という箇所において「ドライってどの程度なんだろう?」「ほんとにドライなんだろうか?」というツッコミを入れたがる性癖がありまして、なぜかというと「自分ではドライと思ってるけど、確かにそう見えるかもしれないけど、それほどドライでもないんじゃない?」という事例がたくさんあるからです。

例えば、ヒステリックな母ちゃんの元で育つと一般的に第一子は「クール」になるものです。
ホットな母ちゃんに対峙するためにクールに振舞うようになるんですね。

また、過干渉な母ちゃんだとその侵略から自分自身を守るために人に対して壁を作りやすくなります。
その結果、「何考えてるか分からない人」になったりするんです。

これらは後天的なものですね。

だから、「ほんとうは内側に厚くたぎる情熱を持っているのだけど、母ちゃんとの関係で、その部分を隠してクールに振舞うようになった」ということが言えるわけです。

この場合、心理学的にはクールな自分を「ペルソナ(仮面)」と呼んだりしますが、じゃあ、それが偽物の自分かというとそうではなく、クールな自分も自分の一部であることは間違いありません。

Jさんのお話でも、たぶん親子関係が起因となって「ドライな自分」と「人類皆兄弟な自分」が生まれたのかもなあ?と推測されるわけです。

これも一例ですけれど、小中学校で転校を何度も繰り返す子は「コミュ力」に長けるようになる一方で、人とつながることが苦手になりやすい傾向にあります。

せっかく仲の良い友達ができても別れねばなりませんから、始めから心を開いて人と接することをやめてしまいます。

でも、常にできあがった人間関係の中に飛び込んで行かなきゃいけないので、その環境で生き残るためにコミュ力が磨かれるようになるんです。

あ、これ、あくまで一般論で全員に当てはまるわけではありません。

そうすると「内側に孤独感を抱えているけど、友達は多いし、人と仲良くなるのは早い」なんて状況にもなるんですね。

そういう意味で「なぜ自分のことをアウトサイダーだと思うようになったのか?」というのもJさんにとっては良いテーマになるでしょう。

さて、

Jさんがエネルギーが強い人という前提で見れば、

>「バランス大事~」を心がけて、普通の人ならこうするかな?と、周りと溶け込んでみているのですが、若干引かれている気がしています。

という現象が起きるのもまあ無理もないかなあ?と思いますよね。
「ふつうの人がすること」を「エネルギーが強い人」がやったら違和感しかないですもの。

「普通乗用車」に「フェラーリ」のエンジン乗っけたら音にしても加速にしてもやっぱり変だと思うでしょ?っていうか危ないよね?

だから、ちゃんとフェラーリのエンジンはフェラーリの車体を乗っけたほうがいいんです。目立っちゃうけどそういうもんだからしょうがないんです。

むしろ、エネルギーが強い人はデフォルトで「目立つほどはみ出す」ようになるので、それで自分をアウトサイダーだと思ったり、「目立つほどはみ出すこともできない」ように自分をコントロールしちゃったのかもしれません。

そういう意味では幼少期のJさんの生い立ちがけっこう重要なカギを握りそうです。

そして、たぶんジムのインストラクターの方が掃除のバイトよりも向いてるような気がしますよね。

そのまんま、変な自分のまんま行動できたらいいと思うのですけど、たぶんそこに抵抗があるのでしょう。

>とあるパーソナリティ診断では「裏方や技術屋、商品を通じた社会的繋がり方が合う」と出るのですが、根本先生の「エネルギー強すぎる人の記事」では表に出る感じの環境が合うと書かれている。

こういう矛盾ってよくよくありまして、そりゃあ、根本さんが間違ってる場合だってあると思うんですけど、その診断で何を見てるのか?ってすごく大事なんですよね。

例えばアンケート方式で答えて行って診断するツールだと、ほんとにその人のパーソナリティを引き出すにはそれこそ何百って項目が必要だと思います。

なぜかと言えば「そのときの自分の状態で選択肢を選ぶ」からです。

例えば、今の仕事で行き詰まって疲れてるとするじゃないですか。
そうすると、今の仕事の内容をたいてい否定的に見ると思うんです。
事務作業は向いてない。
人との折衝は苦手。
上司と衝突しやすい。
プレゼンが苦手。

そういう自己判断でアンケートに答えたらそりゃあ、その仕事は向いてませんね~という結果が出るのも無理はありません。

また、自分のテンションが低いときに受けるテストと高いときのテストでも結果が食い違うと思います。前向きにテストを受けるのか?後ろ向きなのか?で。

だから、数百項目で回答するのに何十分もかけることで、そうした矛盾を取り除いていくと「ああ、これが自分なんだね」という結果が出ると思います。

そういうわけで診断結果というのはあくまで一つの指標なのでその結果を鵜呑みにしていいかどうかはケースバイケースだと思います。

実際、ある人はずっと内勤のお仕事をしてきた方なのですが、10年キャリアがあるのでそうした診断を受けたら「事務に向いている」と出るんです。

でも、話をしてたらどう考えても事務は向いてないよね?と思うし、本人もあんまり好きじゃないんです。

後天的に身に着けたスキルなんですよね。

だから、彼女には「自分」をもっと出せるような仕事の方が向いてるんじゃない?ってことで、前から興味のあったセラピスト/エステシャンの道に行き、ものの数年で独立開業されていました。

そのときに10年やってた事務の仕事が非常に役立ったので「あの経験は無駄ではなかった」とおっしゃってました。

で、このエネルギーの強さってそもそも何か?と言えば、セクシャリティ/セクシャルエネルギー/セクシュアリティということになります。

生命力の強さと言い換えられますし、馬力とも言えますし、器のデカさ、パワーの強さなど表現は色々あります。

この辺は先天的なものが大きいです。

・・・がほとんどの人はこのエネルギーを多かれ少なかれ抑圧して育ってきてますので、たいがいの人にこの話題は当てはまります。

ただ、その抑圧がどれくらいきついか?というのが個人差があるという感じです。

そして、そのエネルギーが“正しく解放されている状態”というのが「最も自分らしく生きられてる状態」です。

だから「自分らしさ」というのを追求することを提案するんですよね。

自分が好きなモノ。嫌いなもの。
やりたいこと。やりたくないこと。
勝手にエネルギーが湧いてくること。
自然と笑顔になってしまうもの。
結果的に長年続けられていること。
自然体な自分。
頭の中がスッキリしている状態。
自由を感じられること。

自分らしさを見つける切り口って無数にあるものです。

それは必ず「自分発」になります。

「サラリーマンもできなくはないと思うけど組織の中で生きていくのは無理だからやっぱ自分で商売する方が自分に合っている」と20数年前の私は気づきました。

しかし、多くの人はそこで「他人軸」になり、「すでにある形に自分を合わせようとする」ということをやります。

つまり就職情報サイトで見つけた仕事に自分を合わせて行こうとするんですね。

修行時代はそれもアリですが、本来は「自分らしい仕事ってこういうことなんだよね」ということを知ったうえで、それを満たす仕事を就職情報サイトで探す方がいいんです。

順番が逆になっちゃうんですね。

けれど、私たちは小学生の頃から「与えられた環境に自分を合わせる」という順応性は磨かれていますが、「個性を発揮するために場を作る」とか「自分の個性に合うところを選ぶ」ということは残念ながらほとんど学んできていません。

なのでそこは発想を逆にする必要があるんです。

だから「自分を知る」ということがとても大切なんです。

Jさん、皆さんは自分に似合うファッションをご存知でしょうか?

自分のスタイルなどを知らないと似合わない服を選んじゃいますよね。

私の場合、ストライプは似合うんですけどボーダーはパジャマになるので似合わない体形をしています。

ライフワークや仕事に関しても同じなんですよね。

「自分を知る」「自分らしく在る」ということを意識することで「自分のサイズに合った生き方(服)を選べるようになるのです」

★ライフワーク本&セミナー動画

「つい「他人軸」になるあなたが7日間で自分らしい生き方を見つける方法」(あさ出版)
忙しすぎて辞める人。暇すぎて病める人。(主婦の友社)
*セミナー動画:ライフワークをデザインするワークショップ~こんなご時世だからこそ、「自分らしい生き方」改めて見つめ直してみませんか?
*セミナー動画:やりたいことが分からない!を解決するための質問攻めワークショップ。

◎そんな自分らしさを知り、自分らしさと出会う3日間のセミナーです。

5/3,4,5 ザ・リトリートセミナー in 神楽坂~ゴールデンウイークに人生を変える旅に出てみませんか?~
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/48425

●この記事を読んで「ああ、自分の場合はどうだろう?」と思われた皆さん。そのネタ、聞かせてください!もしかしたらブログ上で回答させていただけるかもしれません!(不採用になっちゃったらごめんなさい!何度でもチャレンジ可!です)
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