自分が自然に出来ることには魅力を感じない!自分の外にあるものの方が魅力的!の裏にある心理とどうしたらいいのか?という話。



自分が自然にできることよりも、難解と思える山にチャレンジする方がコーフンするし魅力を感じるというケースがあります。
それならそれで全然いいんじゃないの?という前提ですが、ちょっとチェックしていただきたいこともあるのです。

いつも大変お世話になっております!
ありがとうございます!

才能についてお聞きしたく失礼しました。
才能とは言っても大袈裟なものではなく、強みとかお金になりやすいジャンルや方向性についてです。

よく心理学系とかビジネス系で「才能は頑張らなくても出来ること、その人自身は意識しないで出来ること」とききますし、根本さんも言われてたと記憶しています。

わたしも経験的にそうだと思います。
ただそこで長年解消出来ない葛藤があります。

それは「自分が自然に出来ることには魅力を感じ辛い」ということです。
自然に出来るので抵抗がなく楽なのですが、魅力はどうしても見えてこないというか。
また、楽なところで安住してるようで、そこからどう成長し発展して行けばいいのか見えないというか。

対象的に、自分の外にあることの魅力は見えやすく、ですがそれを自分がやるには努力や根気が必要です。
大変なのですが、それが出来た時はその結果が振り返っても好きだし、でも努力が必要なのでいつもは出来なくて腰が重くなりがち。

これが好き、こうなりたい、のワクワクするけど、やってる時しんどい。でも出来た時の達成感と満足感はある。
自然にやれるけど、自分では価値も魅力も感じない、でもするするやれるので割り切れさえすれば楽に生きられそう。

根本さんは以前、得意なことよりワクワクするような好きなことを選んだ方が良いと言われてた記憶があります。
そうしないと心がやがて枯渇する的なニュアンスだったと思います。

お考えお聞かせ頂けたら幸いです。
(Rさん)

今日も漁船からそのまま持ってきたような新鮮ないいネタをありがとうございますー。
そのまま刺身にするのがいいか、敢えて塩を振って焼くのがいいか、悩むところですねえ。(単に今、魚が食いたいらしい。)

さて、結論から言えば「どっちでも好きな方をやったらええんちゃう?」という話です。
「自然にできること」をやってもいいし、敢えて「外側にあるもの」にチャレンジしてもいいし、自分の人生なんだから好きにするのがよかばい、と思う次第です。

「これが正しい」とか「こうした方がいい」とか「こうすべきだ」ってのはほんとうはなくて、「自分は刺激に飢えてるっす。だから、常にコーフンするようなことをやっていたいです!」という方もいれば、「コツコツ積み上げていく職人的なことが好きっス。だから、自分にとって自然にできることがいいっす」という方もいるでしょう。

そもそも才能とかライフワークとかを考えてもいいけど、恋愛パターンもそれに準ずることが多いので、Rさんの好きになる男の傾向を探ってみると生き方が見えてくるかもしれませぬ。

・・・というのが前提で、その上でRさんのネタに切り込みを入れてみたいと思います。案外、熟成させた方が刺身は美味いと言いますし。

>それは「自分が自然に出来ることには魅力を感じ辛い」ということです。

これって刺激物を愛好する方によく見られがちな傾向で、「刺激的である=よだれが垂れる」という感性がもたらすものかもしれません。

>これが好き、こうなりたい、のワクワクするけど、やってる時しんどい。でも出来た時の達成感と満足感はある。

ということですね。

この「ワクワク」からの「しんどさ」、そしてそこからの「達成感・満足感」っていわば、ジェットコースター的刺激を与えてくれるものです。

だから「人生はドラマじゃけぇ」と主張する方々は、するするとできることよりも難関に挑む傾向が強いわけです。

うちの読者さまにはそんな「道なき道を進む!」のが大好きな方が多いようですから共感を覚える方も少なくないでしょう。

もちろん、その求める刺激はだんだん激しくなりますから、「ずっとそうやって生きてきたけど、さすがに疲れたわ。」と感じてる方も少なくなくて、そんなネタもちょくちょく舞い込んできますね。

さて、その一方で別の見方もあって、それは例の如く自己肯定感に関するものです。

Rさんにこの傾向がみられる、とは断言できないので、ふーん、そういうこともあるんか、へえ、くらいに読み下していただければと思います。

自己肯定感が低い=自分のことが好きじゃない=自分の価値を低く見積もる、という傾向がある方の場合、ある法則が誕生しています。

「手に入れたモノはつまんないもの。手に入れてないモノが魅力的。」

要するにこれもまた「投影の法則」でして、自分に価値を感じられないから自分が得たものに価値を感じられなくなるってことです。

すなわち「商品棚に並べられているときはめちゃくちゃ魅力的に感じたものが、それを手に入れた瞬間に魅力的に感じられなくなる」とか「落とす前は魅力的に見えた男が、自分の手に落ちた瞬間にしょうもない男に見えてくる」とかいうものです。

そうすると自分に価値や魅力を感じていない=自己肯定感が低いときには、自分が自然とできることに対しては価値や魅力を感じることができません。

それよりも自分ができないこと、自分が手に入れられないモノに対して魅力を感じてしまうのです。

そして、それが手に入った瞬間(つまり「自然とできるようになった瞬間」)は達成感・満足感を覚えるものの、その後、だんだん魅力を感じられなくなって、次なる獲物に目が向いてしまうのです。

そうすると常に刺激を追い求めることになるのですね。

これは自分らしい幸せな生き方(=ライフワーク)というよりも、自分の価値のなさを外側の何かで埋めようとする心理が働いていて、かつ、それを手に入れるプロセスに刺激があるので、その刺激そのものに魅力を感じているとう心理です。

例えば「資格コレクター」という方がいます。
自分に価値を感じないものだから資格を取ることで自分にハクを付けようと思います。
その資格を取るまでに勉強することが刺激的で、合格すれば達成感も得られます。
しかし、それは自分の無価値感を補うためのものなので、一つ資格を取ってもまだ物足りず、次なる資格に意識を向けます。
それと同時に価値を感じなくなった資格を仕事で活かしたり、それを元にビジネスを起こしたりすることには興味は持てません。

その結果、「資格はたくさん取ったけど何の意味もない」なんて思いを抱くのです。

だから、Rさんが「自然にできることに魅力を感じない」と思ったとき、この自己肯定感の低さ、もしくは、無価値感を意識してみると良いかもしれないのです。

もし、それが影響しているならば、早速自己肯定感をあげて「自分の手にしているものに魅力を感じられる」ようになるとまた考え方が変わるかもしれません。

つまり「自然にできることに魅力を感じない」と思ったときには、

(1)あたしは情熱系武闘派女子だから刺激のない人生なんてつまんないわ!
(2)自己肯定感が低いから自分が自然にできることはつまんないのよ!
(3)その両方

である可能性を考えてみたほうがいいかもしれません。

そういう意味では、

>根本さんは以前、得意なことよりワクワクするような好きなことを選んだ方が良いと言われてた記憶があります。

という私の主張についても同じことが言えるわけで、「ワクワクする」の意味を掘り下げてみないと、心からワクワクしているのか、単に刺激を求めているのか、無価値感を補償したくてそう思っているのかが異なるわけですね。

なので、カウンセリングを受けてみるのもいいですし、自分なりにあれこれワクワクすることをやって疲れたり、燃え尽きたりしたときに「あれ?」と思って掘り下げてもいいかな、と思います。

なので、あれこれ考えずにヤリたいように、好きなようにやって、あかんかたらそのとき考えたらいいんじゃね?というお話でございました。
考えすぎるくらいなら動け!とも思っているのです。

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