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「一緒に頑張ろう!」でやる気になる女子に対し、男子は「お前に任せた」でやる気になる生き物なので、彼を直接援助したり、手取り足取り指導したりすると、全然自信が育たない結果がやってきます。
「信頼して待つ」というのがお勧めなんですけど、苦手ですかね?(笑)
3日連続で「男性心理」について語っております!
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今日は どう深掘りしても答えの出ない人間関係にヒントをいただきたく、メールを送らせていただきます。
私は今、ひとまわり年下の男の子と仲良くさせてもらっています。
彼が以前「大事にしてもらっているのに、何もできない自分に耐えられないし、苦しい」と話していました。
その時は その言葉をストレートに受け取りましたが、それ以降(思い返せば それ以前も)整合性のない発言ばかりだと気づき、さらに彼の行動と合わせて考えると、
『相手にしたことに感謝され、その行動ができた俺に価値を見出せるし、見出したい』
ことにフォーカスし人間関係を選び、ある意味 (感情的にも)損得勘定で(無意識にも)判断する人間では?と、行き着きました。相手ありきではなく、自己肯定感だけがほしいと。
下衆な例えですが、セックスで 女性をイカせることを「イカせた俺ってすごい!」と思いたくてしている的な 笑
年齢的な成長過程なのでしょうか?
このタイプの心理と対処法を教えてください。
手を差し伸べたら「馬鹿にしてるでしょ?ガキだと思ってるんでしょ?」と、思い切り突き放されました。
有難いことに私のまわりには 人として深いなぁと感じる人が多く、その器に私自身いつも助けられ尊敬し、勉強させてもらっています。
そんな私が彼を成長させてあげたいと思うことは驕りでしょうか?
対 1人の人として、向き合ってみたいと思っています。
ちなみに離れたくないと言いながら、近付こうとしません 笑
定説路線で申し訳ありません、、、
お目に留まったら幸いです。
(Hさん)
いたいけな幼い男子を見つけると飼育してあげたくなる武闘派女子の皆さん、こんにちは。
もしかすると3日連続「男女の違い/分かりにくい男性心理を攻略する」シリーズになるかもしれませんが、これもまたあるあるな話なので気に留めておかれると良いと思います。
ちなみに過去2日はこんなテーマでした。
こんなテーマが続くということは、そういう講座をやれ!という神様の思し召しなので近々に企画したいと思います!
さて、男を思い切り傷つけたくなったときにおすすめのセリフがありますので、自称女子の皆様は覚えておかれるといいと思います。
「あなたって、意外と役に立たないのね」
これを発するシーンとしましては、仕事並びにセックス中の他、彼が自信を持ちたい分野ですとバツグンの効果を発しますので、使い方にはご注意いただければと思う次第でございます。
要するに男って「役に立ってナンボ」という意識を持っているんです。
もちろん、これは女子の皆さんにもあるわけですが、男性はより強いんです。
だって、「役に立つ」って“立つ”んですもの。そう、“勃つ”と同じ音ですよ。
昨日のブログでチラッと「男って結果主義っすよ」という話をしたんですけど、女性はそこに至るプロセスを大事にするに対して、男性は「結果」で物事を判断します。
だから、「一生懸命頑張ったんだし、学んだり、成長したりしたんだから、結果が残念なことだったとしても気にしなくてもいいよ」というのは、女性専用の言葉でして、男性諸君にはあまり励ましにならないものでございます。
つまり「結果」によって成功か不成功を判断してしまい、それによって自信が付いたり、凹んだりするわけです。
だから、「役に立ってる!」という「結果」が何よりも重要なんですね。
それがHさんの彼の言葉で言えば、
>『相手にしたことに感謝され、その行動ができた俺に価値を見出せるし、見出したい』
という表現になりますし、
>セックスで 女性をイカせることを「イカせた俺ってすごい!」と思いたくてしている
という風に見えちゃうわけですね。
武闘派女子のみなさんにとって「中折れ」というのは最大級の屈辱であり、そんな男子は万死に値する!などと思っていらっしゃるわけですが、その頃男子もまた「一生の不覚!腹を切ってお詫びするでござる」くらいの勢いで凹んでいるものでございます。
そういう意味で彼はちゃんと男だった、という証明でもありますね。おめでとう!(笑)
なので、男性というのは、Hさんの言葉を借りれば「損得勘定で判断する人間」という風に見えてしまうのも無理はないかもしれません。
つまり、相手のためを思ってするのではなく、その結果によって相手から評価(感謝)されることを望んで行動する、という一面は少なからずあろうかと思います。
思考的ですので計算で動いたりしますし、結果によって自信を深めようとしますからね。
この辺は女性とは全然違う行動パターンであり、なかなか理解できない面もあると思います。
つながりや愛情を感じたいセックスを望む女性と、イク/イカないという結果を目指す男性ではそもそもすれ違いが生じてしまうんです。
とはいえ、じゃあ、愛情がないのか?というとそういうわけではありません。
愛情表現が違うんですね。
女性をイカすことに血道をあげる彼が、Hさんのことを愛していないのか?というとそういうわけではなく、愛する女性だからこそイカしたいし、イカせることに意味がある、という風に考えているわけです。
そこに自分が望む愛情表現がないからといって、彼に愛情がないかという判断をするのは早計だと思うんですね。
とはいえ、単にヤリたいだけの男子もいますので、その辺の見極めは難しいところなんですけど。
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で、
>手を差し伸べたら「馬鹿にしてるでしょ?ガキだと思ってるんでしょ?」と、思い切り突き放されました。
という風になっちゃうのも、そんな男性心理が働いていると考えてください。
「結果を出す」ということで「自信を付けたい、自己肯定感をあげたい」と思う男子にとって、誰かの支援は自信を削ぐことになってしまうんです。
しかも、経験も知識も上の人ならなおさらですね。
そこは武闘派女子が超絶苦手としている「待つ」ことが求められるんです。
もっと正確に言えば「信頼して待つ」です。
「あ、そういう風にやったら失敗しちゃうよ」と気付いたとしても、本人が自分でやりたいと思っているならば、「失敗させてあげる」ということも「信頼」です。
大人になるとそういうことが見えちゃうので、ついつい手を差し伸べたくなっちゃうんですけど、それが逆に彼の学びを阻害することになってしまうんです。
もちろん、命に係わる、とか、甚大な被害を誰かに与える、なんて場合には全力で止めた方がいいんですけど、かすり傷程度であれば、自然と治るわけですから、そこは信頼してあげる方がいいんじゃないかと思うんですよねー。
おそらくHさんの周りにいる器のデカい人たちも、きっとそんな人たちに見守られつつ、時には激励されつつ、育ってきたんだろうと思います。
そして、ふだんから「あんたすごいねー」「よう頑張るねー」「やるねえー」と褒め倒してあげるといいですよ。
(ほめちぎるとバカにされてるとか感じる奴もいるので、その程度は調整が必要っす)
自立系の方、武闘派な皆さんは、つい、手取り足取り指導教育調教したがるのですけれど、そこはグッと堪えて彼の成長を「信じて待つ」ことがお勧めですね。
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で、せっかくだから、Hさんの周りの器が巨大な人たちに「あんたが〇歳(彼の年齢)だった頃ってどうだった?」ってインタビューして回るのもいいと思います。
いろいろと葛藤を体験しながら、その中を這い上がって来て今に至っていると思いますので、今後の彼の成長曲線も想像できるようになるんじゃないでしょうか?
★そんな男性心理を学ぶならこの本もどうぞ。
>「愛されるのはどっち」(リベラル社)
>「頑張らなくても愛されて幸せな女性になる方法」(リベラル社)
★いよいよ、今週日曜日。そんな男女の違いも含めて「幸せ」について考えます。
名古屋:9/22(日)14:00-17:00 自立系武闘派女子のための恋愛講座~幸せなパートナーシップってなんだ?~
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/31844
東京:11/10(日)13:00-16:00
大阪:12/1(日)13:00-16:00
※準備中。予定だけ開けといてね。
★自己肯定感を3か月であげてしまうプログラムです。
『自己肯定感をあげる3daysプログラム』
名古屋:10/19(土)、11/16(土)、12/15(日)
大阪:10/20(日)、11/17(日)、12/14(土)
※東京は来年早々を予定しています。
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/31475
★お弟子さんたちによるカウンセリングはこちら!!
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☆オンラインカウンセリング無料相談「ココロノマルシェ」
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