彼の愛情に胡座をかいていた私が今すべきことは?


猛烈に口説かれるとついつい調子にのって天狗になりやすいんですね。
ところが何年か経つとバブルがはじけ、ただの人、になってしまいます。
そんな時、何ができるのでしょう?

***
根本先生、初めまして。
32歳の子なし兼業主婦です。
5月頃から同じ年の夫と仲が悪くなり、インターネットで藁をもすがる思いで夫婦仲改善方法を検索していたところ、根本先生の存在を知った新参者です。
ブログもバックナンバーを読ませて頂きメルマガも毎日楽しみにしています。

私は3年前に夫からの猛アプローチにより付き合い始め、その8ヶ月後にスピード婚をしました。
告白をされたときに、失恋直後ということや、結婚への焦り、共通の友達の知人なので今後も会う可能性がある為に気まずくなってしまうのでは、、、ということが瞬時に頭をよぎり、まったくタイプではなかったのですがイエスを出しお付き合いを始めました。

イエスを出したあと彼は泣いて喜んでくれました。

お付き合いを始めてからも彼はとっても優しく紳士的で、私のことを本当に大切に思ってくれました。
私もとても幸せな気持ちでしたが、そんな彼からの愛情に私はあぐらをかいてしまいました。

彼はとっても愛してくれていたので、何をしても許されると思ってしまった私は、彼の友達や家族のことに文句をつけたり、喧嘩をふっかけては彼に謝らせたり、仕事で疲れてると不機嫌になって彼を困らせたり、罵倒したり、高卒の彼をを馬鹿にしたり、、と散々な態度をとってきました。

だんだん彼はそんな私に冷めてしまったようで、私がそろそろ子どもが欲しいと言うと、子どもは考えられない。子どもより夫婦仲の改善をしたい。子どもはあと5年は考えられない。と言われました。

私は彼を相当追い詰めていたようでした。

子どもを拒否され、私は泣いてわめいて癇癪を起こして、感情的になり、子どもを望めないなら離婚すると言い、離婚届を市役所に取りに行きテーブルに叩きつけました。

すると彼は翌日にはサインをしており、今までずっと我慢していた。もう限界だ。
離婚届を持ってこられてはこちらももう修復する気も起きないと言われてしまいました。
そこで初めてことの重大さに気付き、毎日謝罪し土下座もし、悪いところは直すと頭を下げ続けましたが、もう今更遅いと言われて離婚を撤回する気はないと言われました。

なんとか考え直してくれないものかと毎日笑顔を作り、怒らず、不安でしたが普通を装って過ごしました。
彼は毎日ちゃんと家に帰ってきては私の作ったご飯を食べ、一緒のベッドに寝ます。
一緒にテレビを見て笑ったりもします。
休日は一緒に出かけたりもします。
ですが、離婚はする、いつするかいまは考えていると言われます。

私ももう辛くなってきており、そもそも最初は全然タイプでもなかったし、離婚して再スタートを切った方がいいのではないかという気持ちと、せっかく3年間結婚生活を送ってきて楽しいこともあったので、まだやり直したいという気持ちで板挟みになり、離婚を受け入れることに躊躇しています。

もう私はどうしたらいいのかわからないのと、彼の本当の気持ちはどうなのかわからず毎日悶々としております。
根本先生、よければお助けお願いします。
本当にひどいことをしてきたことは承知ですし、後悔や反省でいっぱいです。
(Yさん)
***

要するに「何でもするから使って下せえ」と名乗り出た小作農をあっちこっち引きずり倒して、ほんとうにコキ使った結果、意外とこいつ使えるじゃん!となったところで、「こんなひどい仕打ちには耐えられねえ。他の藩に雇ってもらうべ」とか言い出したので、マジで焦ってるお殿様という話ですよね?(笑)

あるいは「好きだ!何でもするから付き合ってくれ!」と土下座されたので、鞭で打ったり、蹴とばしたり、ロウソク垂らしたりして思い切りM調教を繰り返していたところ、「ほんとの俺はMじゃねえ」と言い出して、マジ焦ってる女王様ということですかね?

「相手の愛情に胡座をかく」というのは、常に「生か死か」「誰の槍が強いの、どの銃が最強だの」という意識で生きている武闘派女子の面々にとっては、ついついやってしまうことなんですよね。

ほら、武士の世界は実力主義の上下社会だから、下々の者にいちいち情けをかけたりしないじゃないですか。

だから、Yさんのように「彼から猛烈に口説かれる」とか「何をしても怒らない温厚な彼」などは、胡坐をかくにはなかなかいい座布団になるわけえすね。

座り心地良かったでしょう?

でも、忘れがちなのは彼もまた「猛アプローチできるほどの情熱系男子」であることです。
男性の特色として「主君」を見つけ、仕える場合には相当の忍耐力を持つもので、少々のことではへこたれません。
だから、「今の仕事に誇りを持つ」と言ってしまえばかっこいいのですが、要するに「この会社、辞めたくない」と思ったら、土下座してでも、情けない条件を飲んででも、そこに居続けることができます。
これはなかなか女子には難しいところですし、私のようなチキンにもまた困難な男性性の現れ方です。

だから、彼もYさんを「女王」と認め、その女王様に選ばれし戦士として仕えるのはある意味幸せなことだったでしょう。
しかし、あれこれと戦果を挙げたにもかかわらず、あまり報酬がよろしくないと思えば、彼も戦士ですから、より魅力的な「女王」の元に行きたくなります。

だから、案外「胡座をかく」→「こっそり女を作る」→「バレて修羅場」というケースも多いのです。

ま、それは「奥様vs夫」では分が悪いので「奥様vs夫+愛人」という形を作って奥様と対等もしくはそれ以上の立場で戦おうとする(潜在意識的)戦略でもあります。

さて、Yさんの問題において重要なのは「そもそもタイプでも何でもなく、カス同然の存在だったが、失恋した後で寂しかったし、ヒマだったし、熱心にワンワンと吠えるのでとりあえず飼ってやった」という前提なのです。
こういう思いって何かと「言い訳」になったり「逃げ」になったりしやすいんですね。

この思いがあると、彼に対して向き合うってことができなくなります。
斜に構えやすいわけです。

だから、仮にこの3年の間にほんとうの愛情が芽生え、「こんなにも私に尽くす奴隷はたまらん!」って惚れ直していたとしても、その姿勢から素直に気持ちを認められないし、また、伝えられません。

要するにカウンセリングで根本さんに「なんだかんだ惚れてるんちゃうん?」と嫌味たっぷりで言われるような状態になっていたりするのです。

とはいえ、「何に惚れてるの?」っていうのがポイントになるんです。

例えば「一度覚えた贅沢は忘れられねえ」って言いますよね?
この3年間、散々好き放題させてもらったとするでしょう?
とすると「夫」そのものではなく「私がしたいことをなんでもさせてくれる夫」に惚れてる(執着してる)のかもしれないんですよね。

今までのYさんの人生ってどうでした?
ずっと戦争に明け暮れ、寝ても覚めても戦場に居続けたとすれば、この3年間は生まれて初めてライフルを抱えずに寝れた3年間だったのかもしれません。

そんな風に彼が満たしてくれたものってのが必ずあるんです。
・自分のことをとても大切に扱ってくれた。
・私の言うことをきちんと聞いてくれた。
・私を自由にしてくれた。
・私の気持ちを理解しようとしてくれた。
・まっすぐな愛情で愛してくれた。
・私に居場所を与えてくれた。
・私を笑顔してくれた。
・怒ってる私のことも愛してくれた。
・寂しさを感じないようにいつもそばにいてくれた。

今までの彼氏や家族が満たしてくれないものをいっぱい与えてくれたとしたら、Yさんにとって彼は奴隷でもなんでもなく「天使」ですよね。

「奴隷」は替えがきくけど、「天使」はさすがに手放せないですよね。

ブログでもよく書いてるのですが、パートナーシップの危機はお互いの関係性が変わるとき「自立→依存/依存→自立」によく起こり、その結果、前後で立場がそっくり入れ替わります。

要するにクーデターが起きたようなもんですね。

だから、今Yさんが感じている感情は、かつてYさんを追いかけまくってた旦那さんの感情に近いものがあり、逆に今の旦那さんの感情は、かつてのYさんに近いものがある、というわけです。

立場がひっくり返った分、感じる感情もひっくり返るのです。
そうしてお互いがお互いの気持ちを理解していきます。

その時、ついつい今までの癖が残っていて「変わるつもりで変わってない」ということがよく起こるんです。
無理もないことですけどね。

「彼をずっとコントロールしてきた彼女が別れ話を機に自分を変えようと頑張った。でも、自分を変える!って宣言しときながらコントロールする癖が抜けきらない。それで彼に、お前は何も変わってないじゃないか、と冷たく突き放される」

Yさんのように彼を手足のようにこき使ってきた場合はついその癖が出ちゃうんですよね。
「え?奴隷がそんなクチ聞いていいの?」
「は?小作農の分際で別れるって言うの?」
なんて言いたくなるでしょう?

俗に「飼い犬に腕を噛まれる」と言います(笑)
関連記事も多いので検索してみてください。

>もう私はどうしたらいいのかわからないのと、彼の本当の気持ちはどうなのかわからず毎日悶々としております。

依存の立場の人にはなかなか難しいのですが、とりあえず「彼の気持ち」は関係ないので、そこはスルーしておきましょう。

「彼の気持ちは彼のもの。私にはどうすることもできない」わけですし、「自分のことがわちゃわちゃしてるときに人の気持ちなんて考える余裕なんてない」わけですし、要するにこの「彼の気持ちを知りたい」というのは依存なんです。

だから、それはひとまず横に置いといて、自分の気持ちをきちんと見つめていきましょう。

別れてもいいし、別れなくてもいいし、なんでも選択可能です。

カウンセリングではよくここでセックスの話題を振ります。
元々のセックス観が影響することも多いのですが、旦那とのセックスが満足できる/好きだったのか、それとも義務・義理・お付き合いだったのか、によっても自分のホンネが分かります。

「体」って潜在意識や無意識を知るにはとても良い方法なので、「体」のアプローチも見逃せませんね。
「いやや、いやや言うてても、体は正直だのぉ」ってわけです。

で、やはり基本は感謝ですね。

「手放し」ってこういうところでよく使います、
感謝しましょう。
手放しましょう。

そうすると「どうしたいか?」が分かってくるんです。

例えば、慣性の法則によって「離れて行こうとするから引き留めたくなる」という心理もあります。
また、「何でも私の言うことをきいてくれるから好き」という場合もあります。

そういうエゴが手放すことで軽くなっていき、本当に彼がいいのか、それともやはり彼は所詮、小作農なのかが分かってくるのです。

ということでまずは感謝から始めましょう。
日々、彼が今まで与えてくれたこと、してくれたことを思い出して感謝するレッスンを始めましょう。
もちろん、彼には内緒で始めてくださいね。
また、これらをメモしていくのもおすすめです。

滾々と愛情があふれてくるまで続けましょう。

潜在意識で行くなら両親との関係も見過ごせません。
子ども時代、Yさんが得られなかったもの、と、彼が与えてくれたもの、を比較してみるのもありでしょう。

このケースではよく彼を「親代わり」にしてしまうことがありますから。

あと最後に

>本当にひどいことをしてきたことは承知ですし、後悔や反省でいっぱいです。

武闘派女子はよく罪悪感にまみれるのでついついこうして自分を責めたり、責めたり、責めたりするプレイが好きなのですが、反省するのはアリですけど、自分を責めるのはやめましょう。
それは逆効果だし、彼の罪悪感を煽って余計に悪化させてしまいます。

胡座のかきごこち、良かったなあ。
あんなことしたことなかったもんなあ。
良かったなあ。
有り難かったなあ。

なんて思っておくのが一番良いかと思ってます。

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