思考的目標と感情的(感動的)目標。


頭で考えた目標と、心から湧き上がる目標の違いについて。
また、夢や目標が見つからない人のための処方箋も。

昨日は東京・千駄ヶ谷のサンクチュアリ出版さんのセミナールームで2時間、「夢/目標の実現のための心理ブロックの外し方~ あなたの潜在意識はその夢を応援してくれているか?~」という講座をさせていただきました。

私にとっては夢や理想の実現をテーマにしたセミナーはなかなか貴重ですよね。
だからなのか、予想以上にお申込みを頂きまして満席となり、かつ、当日会場はカツカツの状態。

スタッフの方は「50人までは入れますよ!最高は57名入れたことあります!」って豪語されてましたが、さすがにそうとうきついんじゃ?という感じでした。
とはいえ、とてもきれいかつおシャレかついい雰囲気のセミナールームでとても楽しかったです。

さて、そんな夢や目標を達成するための心理学チックなアプローチを2時間、笑いとちょっとした涙と共にお届けしたのですが、その冒頭、目標についてこんな話をさせていただきました。

「目標って一言に言いますが、思考的目標と感情的目標と2種類あると思うんです。感情的目標は感動的目標と置き換えてもいいです。」

まあ、実はこれテキストを作成しているときに思いついた造語なのですが(ほかで使っている方がすでにいらしたらごめんなさい)、なんとなく意味分かります?
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◎思考的目標とは?

頭で考えて作った目標のことを言います。
さらに「能動的目標」と「受動的目標」に分かれます。

能動的目標というのは自分で考えて作った目標で、

「今年度も終わりだし、来年度に向けての1年の目標を作らなきゃいけないな」

「さて、今度はどんなことを目指そうかな。今、○○がブームだから、僕もそれ、やってみよう。」

「そろそろいい年齢だしなあ。婚活でもしなきゃいけないよな。気が重たいけどとりあえずは今年中に相手見つけなきゃ」

「この仕事するにはやはりあの資格がないと信用されないな。よし、頑張って勉強してみようか」

などのように「~しなきゃ」とか「~した方がいい」などの思考、計算、戦略等が入ったもの。
大人になるとけっこうこの手の目標を立てやすいのではないでしょうか?

一方、思考的目標の中の受動的目標というのは、その名のとおり、周りから言われて作った目標。

「会社が来年度の目標を立てろって言うから一応考えて書類提出したんだけど、上司に何て言われるか」

「上司が今年中に○○の資格取っとけって言うんだよな。まあ、確かにやらなきゃしゃあないよな」

「親がもう結婚しろってうるさいの。こっちはまだ遊んでいたいのに。仕方ないから相談所に登録することにしたよ。いい人見つかればいいけど。」

「友達みんな○○を始めたのよね。私もしなきゃいけないような気がしてきたので登録したの。」

お察しのようにモチベーションは最も低いです(笑)

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◎感情的(感動的)目標とは?

内がから「これやりたい!」と湧き上がってくる目標。
その目標を思いついた時点で、すでにワクワクし始め、ドキドキし、そして、達成した姿を思い浮かべるとすでに涙が出てくるくらい感動しているもの。ゆえに感動的目標と言っても良い。

例えば私の場合、和歌山の温泉に浸かって「俺、ほんま、何がしたいんやろ?」って自問自答していた時にふと「やっぱり文章を書くのが好きだし、心理学ってこんなに使える面白いものってことを多くの人に知っていただきたいし、本が書きたい!」って思いついた瞬間、「おぉ、これだ~!」と思い、「でも、怖い!まじ怖い!」となり、「でも、そうなったらいいよなあ~」と妄想世界に浸り、実現したらめっちゃ感動するだろうなあ?と想像してすでに興奮していました(笑)

ワクワクする、というのがポイントです。

ワクワクという気持ちと、怖れの感情は親戚というか兄弟というか双子です。
だって、大好きな人に告白するのってうまく行ったら最高!と思う反面、振られたらどうしよう!ってめっちゃ怖いでしょう?また、ジェットコースターが好きな人は、あの怖さにワクワクしているんでしょう?

だから、怖れとワクワクは同時にやってくる、交互にやってくる、のが本音、本気、本心の目標なんです。

これは「ほんまにできるのかな?」とか「自分がしてもいいのかな?」とか怖れから様々な思考が動いて、抵抗も出てくることが多いのですが、知ってしまった以上、なかなか目を逸らせないものです。

カウンセリングやセミナーの中でこれに気付く方も多いですし、何気ない日常の中でパッと目に付くものもあります。
「ふとやっぱり私、子どもが産みたいって思ってしまったんです。今までそんな気はなかったのに。」
「自分がカウンセリングという仕事があるって見つけたとき、これだ!って思ったんです。全然心理学とか分からないし、根拠もないんですが」
「資格でも取らなきゃなって思ってたんです。でも、何がいいのか分からなくて。それで昼休みにふといつも行ってる本屋さんに行ったら、その参考書だけがパーンと目に飛び込んできたんです。」

もちろん、私のように「自分は何をしたいんだろう?」てしばしあれこれと考えているときにバーン!とやってくることもあります。

この感情的目標はもうすでに心が勝手にそれを目指して動き始めているのでかなりやる気なんです。

私は目標や夢を達成するには潜在意識の応援がないと難しい、と考えていて、潜在意識というのは感情や感覚的なものなんですね。
要するに感情を動かさないと目標って達成できないって思ってるんです。
(よく言われるモチベーションというのは感情ですよね?)

だから、いかにしてこの感情的目標を作るか?がポイントなんですね。

だから思考的目標は「本当は望んでいないけれど、義務感でそれを目標にしている」ということもあり、モチベーションは低く実現可能性は高くないんです。

ただ、受動的思考的目標であったとしても、その周りからの言葉をきっかけにやる気スイッチが入って、感情的目標になることもあります。

「天命遂行型」のタイプの方はそういうことが多いんじゃないでしょうか?

※天命遂行型とは・・・天命全う型とも呼ぶ。「頼まれごとは試されごと」のように、外からやってくる目標に従うことでライフワークを生きるタイプの人。
天候に左右される農耕民族である日本人は元来こちらのタイプが多いと思われる。
他方、目標設定型というのは自分で目標を立ててそれに向かって進むのが好きなタイプの方で、狩猟民族である欧米人に多いタイプ。

私の場合も実は天命遂行型なので、周りの言葉でスイッチが入ることが多いんです。
10数年前に師匠から「そろそろお前もセミナー・トレーナーをせなあかんやろ?半年先くらいに1DAYセミナーやったらどうや」と言われてスイッチが入ったことをよく覚えています。
そもそも本の出版も、私は受け身なんですよね~。出版社から声をかけていただいて上梓したものばかりです。

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◎思考型目標の危うさ

実は思考が感情を作ることってよくありますよね。
いわゆる自分で考えた妄想に自らがハマって感情が揺さぶられる、という。
分かりやすい例としては「あれ、彼と連絡が取れない・・・もしかして浮気してる?ああ、どうしよう!!もしかしてその先別れ話になるの???いやだ~!!」っての。

思考的目標のうちの能動的目標は、ポジティブ、前向きな人がよくやるんですね。
そして、自ら作り出した想像(妄想)から感情が動いて、本当は思考的目標でそんなにやる気があるわけじゃないのに、頭で作った感情によって感情的目標だと思い込まされている、というケースもあるんです。
それだと目標って叶いにくいですよね。

だから、自分としてはワクワクしてるし、頑張ってるんだけど、なんか違うな?と思ったり、なかなか達成できなかったり、途中経過で成果を上げてもそんなに嬉しくなかったり、という状態になりやすいんですね。

それってホントにしたいことなん?って自分に問いかけてみるといいでしょう。

また、こういうケースもあるんです。

「本を書きたいんです。なぜかというと本を書くとみんながすごいって言ってくれるからです!」

これって本が書きたいんじゃなくて、みんなにすごいって言われたいんですよね?
だったらそっちを目標とした方がいいと思うんですけどね(笑)

目標を立てたら、それが本気、本音、本心なのかは要チェックなんです。

◎夢や目標が見つからない!という方は?

昨日もこの質問を頂きました。
そうは言っても自分は何を目指したいのか?どうなりたいのか分からない、という方も少なからずいらしゃると思います。

例えば、子ども時代から諦めることが癖ついている方は、諦める=感情に蓋をする、ということでなかなかこの目標を得られないことが多いんですね。
親が過干渉だったり、厳しくてコントロールされてきた場合は見つかりにくいです。

また私と同じ天命遂行型の方もまた「目標を立てよ」って言われると「うーん・・・」となってしまいます。
私も長年、ずっとそんな感じで「何がしたいんだろう?」って思うことはよくありました。

心に聞けばわかる!というのは確かなのですが、それが苦手な人、あるいは、蓋をしちゃてる人はなかなか分からないんですね。

そういう場合は「導入剤」を使いましょう。
導入剤???
そう「夢や目標を持ってそれに向かってる人」を応援するんです。
もし、友人知人でそういう方がいらっしゃったらラッキーです。
一緒にいる時間をできるだけ作っていくと、それだけでいろいろ触発されて“勝手に”夢を探し、目標を見つけたくなります。能動的に!
応援するって言うのは皆さんのペースや今できる範囲のことでいいです。
ただ最低でも「応援してます!」って伝えるといいですね。

もし、周りにそういう人がいない!という方は、夢を持ってる人に会いに行きます。
ルミネtheよしもとに行けば、若手の夢持ってお笑いやってる人たちに会えますね。
今日からプロ野球が開幕しますが、野球やスタジアムのプロたちを見に行くのもいいでしょう。
音楽好きな人。ライブ行きましょう。
路上ライブしている人たちを応援してもいいですね。

そうして夢を持ってる人に近づくとそれに触発される自分が出てきます。

頑張って夢を見つけるのもいいですし、自分の心に問い続けるのもありですが、案外、“アウトソーシング”しちゃう方が楽しいし、面白いし、自然かもしれません。

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