ロマンスに執着する。

「彼とやり直したいわけではないし、今会っても別に何とも思わないかもしれない。
だけど、あの恋が忘れられないから、次に進めない。勇気が出ない。」

そんなお話をして下さった方がいました。

「どういうことなんでしょ?」

とお聞きになるので、

「そういうことでしょ?」

と答えたら、

「意地悪(笑)」

と笑ってくれたので、

「笑えるんだったら大丈夫なんですよね」

と話を逸らしました(笑)


失恋して彼のことが忘れられない、というのはメジャーな現象です。
しかし、その実態は様々で、「彼」ではなく「恋」、すなわち「ロマンス」に執着してることもあるんですね。

彼のことが好きだったときめく気持ち。
毎日がとてもキラキラ輝いていたあの日々。
一緒に出掛けるだけですごく楽しかった休日。
ラインや電話のやり取りですごく幸せを感じていた夜。
嫌だった仕事も頑張れるようになったし、自分にも自信が持てるようになったし、まるで明るく晴れた午前中の空のような輝きを全身で感じてたんです。

それがある時期から曇りがかってくるようになり、そして、いつしか終わってしまった・・・としたら、その「ロマンス」に執着するようになっても不思議ではありませんよね。

それは旅の思い出みたいにきれいな形で残ればいいんだけど、案外、ぐちゃくちゃになってるものですしね。

「そんなロマンスは二度と来ないんじゃないか」という思いが、余計に執着を強くします。
だから、このパターンは「久々の恋の後」に良くやってきます。
半年ぶりではなく、5年ぶりの恋だったとしたら、ね。やはりその恋に執着してしまうと思うのです。

では、どんな風にそのロマンスへの執着を手放していくのがいいでしょう。

一つ目はそのロマンスから受け取った恩恵をもう一度見つめ直すこと。
自信だったり、笑顔だったり、好きって気持ちだったり、女としての自分の意識だったり。
その恋の前後で自分がどう成長したか?を考えてみるのもいいでしょう。

多少、心がチクチクしますけどね。

二つ目は手放しのワーク。
やり直す気はないとはいえ、彼が主人公ですからね。彼を手放すことで、その恋のクロージングを行います。
この時、ちょっと痛い思いと共に「このロマンスを引きずっていたい私」に出会うこともあります。
終わってしまったけれど久々の恋だったから、もっとその思いに浸っていたい、というような。
それはそれでアリですよね。
でも、手放したければ、その恋を一冊のアルバムに収めるように封じます。

三つ目は掘り下げましょう。
そもそもなぜ、そんなブランクが空いてしまったのか、恋がもともとうまく行かないのか。
大抵は幼少期からの親子関係が原因です。
お父さんに不信感があった、とか、お母さんに冷たくされて早く自立したとか。
そうした原因を取り除いていくことが一つのテーマです。
そうすると、心の奥底の方から自信が感じられるようになると思うのです。

そうして、きちんとこのロマンスの幕を降ろすことが出来れば次のステップ(恋)に進みやすくなります。
0を1にするよりも、1を2にする方が簡単でしょう?
ということは、次も大丈夫、ということなんです。
それを信じられるようになれば、その現実はあっという間にやってきます。

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