彼の心を遠ざける“ニーズ”な言葉。



無理はないと思うんですよね。どうしてもそういう気持ちになるのは。
でも、その言葉は相手の気持ちを遠ざけちゃうことをやはり知っておいてほしいな、と思うのです。

「~して欲しい」という言葉。

その発展系は、

「なんで~してくれないの?」。

「分かって欲しい」
「優しくして欲しい」
「愛して欲しい」
「私のこと好きでいて欲しい」
「ちゃんと返事して欲しい」
「約束は守って欲しい」
「毎日メールして欲しい」
「いつもデートに誘って欲しい」
「いつも私のこと一番にして欲しい」

こうした言葉は「ニーズ」「欲求」を表します。
ニーズをぶつけられると相手はどう感じるでしょうか?


「束縛されてる」
「不満を持たれてる」
「これでは足りないと思われてる」
「プレッシャーがかかる」
「要求されてるようで気分が悪い」
「自由がない」

などの思いになります。

じゃあ、我慢すればいいの?そういう気持ち、封印して出さないようにすればいいの?と思うかもしれませんね。

でも、封印して我慢してると発展系になります。

「なんで分かってくれないの?」
「なんで優しくしてくれないの?」
「なんで愛してくれないの?」
「なんで私のこと好きでいてくれないの?」
「なんでちゃんと返事してくれないの?」
「なんで約束を守ってくれないの?」
「なんで毎日メールしてくれないの?」
「なんでいつもデートに誘ってくれないの?」
「なんでいつも私のこと一番にしてくれないの?」

なお、彼をがっちり縛ってしまいます。
彼は逃げてしまいますね。

こういうニーズがなぜ嫌なのか?なぜ束縛される感じがするのか?というと、ニーズってのは自分のことしか考えてないときに出てくるからなんですね。
「命令」とさほど変わりはないのです。

だから、こういうニーズをたくさん抱えたり、ぶつけたりすると、相手は「重たく」感じてしまい、あなたの元を逃げ出したくなります。

我慢するのは良くない。
でも、出すのも良くない。
じゃあ、どうすればいいのよ?と思いますよね。

「自分のことしか考えていない」「自分の気持ちだけを見ている」というのが問題なのですね。
だから、「相手のことをちゃんと考える」「相手の気持ちにもちゃんと配慮する」というのができれば問題ではないのです。

どうしたら重たく響かないでしょうか?
もちろん、個人差があるので各自工夫調整をしてください。

「分かって欲しい」
→「分かってくれたら嬉しいな~」(これで軽くなります)
→「あなたもあまり余裕ないの分かるけど、私の気持ちも分かって欲しいな~」(配慮があります)
→「あなたもきっと○○なんだよね。私も自分の気持ちを分かって欲しいって思うんだよね」(これも配慮があります)

こういうブログに興味がある方ならきっと見かけたことがあると思います。

「自分がして欲しいことは、まず相手にしてあげましょう」

という言葉。

そう、コミュニケーションをする上で、重たくない女になるために、これがとても大事なんですね。

「分かって欲しい」と思ったら、まずは相手の状況を「分かってあげる」。
そうすると、「あなたも余裕があまりなさそうだけど・・・」とか「きっと○○なんだよね・・・」と相手に配慮できる言葉が選べるようになります。

これは一朝一夕にはできません。
トレーニング!って私は言ってます。
意識的に普段の生活から取り組んでいかないと、感情が動きやすい恋愛の場面ではなかなか発揮できません!

職場、友達、家族等で練習していきましょう。

さて、この彼の気持ちを遠ざける言葉群ですが、1、2回では全然余裕です。
10回、20回、100回くらい重なって行くとヤバいんです。

だから、どうしても言いたくなったときには、その貴重な1回だって認識を持ってぶつけるのはOKです。

「なんで分かってくれないのよ!バカバカ~!」も絶対やっちゃいけないってことはないんです。

その点、厳しくし過ぎないように祈ります。

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