素直な自分を受け入れる。そして「だって私はそういう女だから」



「別れてもう1年も経つんです。だから、早く忘れなければいけないのですが。そんな自分がすごく嫌で。」

そんなご相談をよく頂きます。

それだけ熱い恋をしていたのならば、別れて1年経とうが、2年経とうが、まだ冷めない、というのも悪いことではないんですが・・・。でも、苦しいんです。だから何とかしたくなります。
しかも、彼が早くも次の恋に向かっているとしたらなおさら。
焦りも嫉妬もあって、不安も強くなって、「次」を意識してしまいます。
でも、いつもここで伝えているように、そうして心を置き去りにするのは辛いのです。


苦しいから、早く、元彼のことを忘れたい・・・と思うのですが、それではなかなか心は言うこときいてくれません。

なぜかと言うと、この思いには大きな矛盾が隠れているので、心は混乱してしまうのです。

「苦しい」のはなぜなのでしょう?

まだ好きだから、ですよね。
まだまだ好きな気持ちがあるのに、彼と付き合えない、うまく行かない、から苦しいんです。
それは好きだった気持ちが恨み辛みに変わったとて同じこと。
恨むくらい好き、憎むくらい好き、なのです。

だから、「苦しいから早く忘れたい」という思いは「好きだから早く忘れたい」ということになってしまうのです。

好きなのに忘れたい???
変ですよね?

だから、心は混乱します。

だから、まずはその「好き」って気持ちに素直になること、正直になることをお勧めしています。
それもまた辛いことですが、「現実を受け入れる」という意味ではほんと大切なことなんです。

カウンセリングでも“敢えて”ラブレターを書いてもらうことだってあるんです。
「今でも好きです」って。

そうして今の素直な気持ちを受け入れて行くと、実はすごく楽になります。
「好きなのに忘れる」という矛盾から解放されるから。

でも、そうすると「頭」が文句を言うんです。
それじゃあいけない、早く次に行かなきゃ嫁に行けない、いつまでも引きずってるのはみっともない、等々。

そうすると今度はその「頭(思考、理性)」を大人しくさせるんです。

そのセリフが「私はそんな女だから」というもの。
ちょっとした浪花節を利かせます。

なぜ彼のことを引きずるのか。
それは私はそういう女だから。
情熱的で、一度好きになった男をとことん愛し抜く女だから。

いい意味の開き直りです。
でも、事実ですよね。

だから、これもまた今度はスーっとココロを落ち着かせてくれます。

「~すべき」てルールはないんです。
忘れなきゃって思っても忘れられないならば、それをそのまま受け入れてあげて欲しいんです。
だってそれが事実だから。
そして、それを受け入れたとき、現実が変わり始めます。

先日、お会いした方。
「早く次に行きたい」とのことでしたが、まだまだ彼への思いは強く、好きなことを受け入れていく方向でカウンセリングをしました。
そして、苦しいけれど「まだまだ好き」という気持ちを認めたら、なんとその日のうちに復縁することになりました!

そういうこともあるんです。

自分の気持ちに素直に、そして、勇気を出して、ありのままを受け入れてみてください。
「好きなら、好きで、そのままで」なのです。
もうしばらく「片思い」でいいじゃないですか。
きっとその方が心は安らぎます。
「だって私はそういう女」なのですから。

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