古い自分と新しい自分がケンカする



ラブ・カウンセリング

ある恋が終わった後、このままではダメだと自分を変えようと頑張ってきました。カウンセリングも利用して、元彼への執着を手放すと同時に、自分のいいところ、魅力と言えるところも少しずつ分かってきました。
自分ではあまり気付かないのですが、友達の中には「最近変わったね」と言ってくれる人もいます。

でも、一歩踏み出すのに、勇気が要るんです。
それにこれだけ頑張ってダメだったら、と思うと・・・それも怖いですし。
またダメなんじゃないかなあ、と思ってしまうんです。

だから、このままじっとしていても何も変わらないって思うので、実際に出会いを作ろうとし始めたんですが、やっぱり怖いんですよね。自信がないというか。
周りからはそう見えないみたいで、ある友だちなんて「もう大丈夫だって!絶対次はうまく行くよ」て励ましてくれるんですが・・・。


自分の変化に気付くってとても難しいところがあるんですね。
はっきり目に見えるものが少ないだけに。
だから、それに気付けた彼女は偉いのですが・・・。

失恋って大きな気付きと発見、そして、成長をもたらしてくれますよね。痛いけれど、その分だけ、成長させてくれるものでもありますね。

その自分と向き合い、それまでの自分と決別して新しい自分に生まれ変わります。
そうすると、あなたは精神的には“生まれたばかりの私”になっているんです。でも、生まれたばかりだから、新しい感覚、新しい価値観、新しいものの見方で生きた経験はまだ少ないんです。
だから、そこであなたが参考にするのは、かつての自分が生きてきた道になるのです。
昔の、古い自分が歩んだ道を振り返ることになります。

そうすると、感覚的にではありますが、古い自分と新しい自分が心の中でケンカし始めたりします。

古い自分が言います。「もうダメだって。無理だって。諦めなよ」
新しい自分が言います。「いや、大丈夫。だって頑張ってるじゃない。昔の自分じゃないよ」

成長した、変化したはずなのに、なかなか現実が変わらなかったり、うまく行かなかったりする背景には、そんな隠れた戦争が起きているのかもしれません。

変化ってわかりにくいから、つい、傷ついてる古い自分に引っ張られます。

例えば、「昔の自分」=「あまり自分の意見が言えない私」、「今の自分」=「全部ではないけれど、自分の意見も言えるようになった自分」だとしましょう。

今の自分は言いたいことを比較的言えるようになっているのですが、恋をしないとその変化が実感できません。
カウンセラーや友だち、親に対しては以前よりは言えるようになっているのですが、肝心の彼氏に対して実践できないと、まだ半信半疑なわけです。無理もありません。

なので、なかなか出会いがなかったり、いい感じの人に出会ってもうまく行かなかったりすると、心の悪魔君がこう囁くわけです。「やっぱり変わってなんかなかったね。だって言いたいこと、言えない私のままだもん」。

自信なんて全然ありませんから、その言葉に引っ張られて、「ああ、やっぱり私は言いたいことを言えないままなんだな」と思ってしまったりするんです。

それに、やはりいざ彼が出来たとしても、その変化をうまく表現するのって難しいんですよね。
それはピアノの発表会のようなもので、練習ではうまく弾けても、ステージに立つとなかなか実力を発揮できない場合もありますよね?
新しい彼が出来たときに、いきなりはやはりうまく自分を表現できなかったりするんです。

要は、新しい自分にちゃんと経験値を積ませてあげることが大事なんですけど、ついつい、結果ばかりを求めてしまうのかもしれません。

だから、「変わったよね」と言ってくれる友だちの言葉を信じてみましょう。
自分が感じる、昔の自分との違いを信頼しましょう。

“生まれたばかり”だと思って、焦らないことが大事だと思うんです。
もちろん、そこで元彼に再アタックするのも時期尚早な場合もあります。

早く何とかしなきゃ、と思ってしまうものですが・・・そこは何とか押さえたいですね。

新しい自分が自由に動ける時間を作ってあげましょう。
それは何かを決めるのではなく、感じる時間を作るということ。
すなわち、新しい出会いをした時に、その人と一緒にいる自分が昔とどう違うのか?を感じてみたり、例えば、同じ季節がめぐって来た時に、去年とどう感じ方が変わっているのかをチェックしてみたり。

そうして、新しい自分を自分自身に馴染ませてあげます。

カウンセリングだと「前はそういう発想しなかったですよね」「以前なら、ここでそういう言葉は出てこなかったと思うんですよね」「目や表情がほんと前と違いますね」みたいな変化を伝えて行きます。

新しい自分と言っても、整形するわけじゃないですから、意識していないと変化って気付き難いんですね。

「自分のどこがどんな風に変わったんだろう?」

そんな発想を持ってみると、新しい自分が一層馴染み易いかもしれません。
変わったことにして、生きていく、みたいな。

失恋して頑張ってきた皆さん。
必ず、変化が訪れています。
だから、その変化をただ認め、違いを“感じて”みることをお勧めしたいのです。

ちょっとわかりにくいですが、気付いたときには、すごく大きな自信になると思いますよ。

参考になりましたら幸いです。

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