尊敬できる彼との頑張った恋(1/3)



ラブ・カウンセリング

女性って向上心が高い方が多いな、と感じることが多いんです。
セミナーやカウンセリングでお会いする方はもちろん、様々なところでの発言を見聞きしての思いなんですけどね。

恋にも「自分自身を成長させたい」という思いを持ったり、パートナーに「尊敬できる人がいい」とか「お互いに成長し合える人がいい」という希望を掲げたりすることも多いですよね。

男性にも同じような気持ちを持ってる方も少なくないと思うんですが、やはり女性の方が圧倒的多数な気がするのです。



さて、そういう尊敬できる彼とお付き合いできると、「彼に見合う女にならなきゃ」とか「刺激的な彼からたくさんのものを吸収して成長したい」という思いを持つと思うんです。

もちろん、決して自分を卑下しているわけではなく、「もっと成長したい」という思いの現われですね。

時に成長意欲がハンパなく、また、成長力もすさまじく、結果、女性が男性を追い越して、あれれ?つまんない男になっちゃった・・・というケースもよくあります。
そういうケースでは、“彼から受け取る”ことから、“彼に与える”さらには“育てる”ことへシフトチェンジすることで、更に成長できますね。

さて、こうした刺激的なパートナーとお付き合いをしていると、知らず知らずのうちに頑張りすぎてしまうところがでてくるようです。
元々成長意欲が強い方は、同時に、競争意識も強くなることが多く、負けず嫌いだったり、プライドが高くなったりもしがちです。
そうすると、自分ではそのつもりはないんだけど、つい、オーバーワークに陥ってしまいやすくなるんですね。

「いい彼なんだけど、でも、何か疲れません?」
「・・・。うーん。根本さんだから正直に言いますけど、多少は疲れますね。やはり・・・。」

みたいな会話がよく出てくるわけです。

自分の成長もある一方、無理がかかっているような。

もちろん、これは恋愛に限った話ではなく、刺激的な“職場”“仕事”でも同じことが起こりますね。というよりも、同時進行で起きてる方も珍しくないですね。
ほんと、皆さん、すごく頑張りやさんですから。

こうした疲れはヘドロのように心に溜まっていきます。それがロマンスを消し去ることもありますから注意が必要ですね。

また、心のどこかに「期待に応えなければ愛されない」という強迫観念が潜んでいる場合もあります。
これは彼とお付き合いし始めてからではなく、そのもっとずっと前、幼少期からの親子関係などに起因することも多いんですけど、出された宿題、与えられた課題をクリアすることをずっと続けてくると、それが癖になってしまうんですね。それが恋愛でも出ちゃうわけです。

それが刺激的で尊敬できる彼の期待に応えなきゃ、捨てられるかも・・・という怖れを生み出すんですね。

でも、確かにそういう素晴らしい方とお付き合いし始めると、お会いするたびにどんどん成長していくのが手に取るように分かるものです。

その彼も、伝え聞くだけでも私が嫉妬するくらいに素晴らしい男だなあ、と思うのです。

だから、そういう方には釘を刺すようにこんな話をするんです。

「パートナーシップは全てイコールパートナーだからね。彼がそんなに素晴らしいってことは、分かるでしょ?彼ともう1人、素晴らしい人がいるんですよね?受け取ってます?」

要するに「頑張り過ぎなくても、今のあなたは彼に十分見合う女性なんですよ」ということを伝えるわけですね。

でも、それはなかなか受け取れません。

「いえいえ、彼ってほんと素晴らしいんです。私なんてまだまだ。」

特にこういうタイプの彼は理路整然としていて考え方をきちんと表現できる人だったり、ブレないポリシーを持ってる人だったり、情熱的に仕事をばりばりこなして成功している人だったり、夢に向かって努力し続ける人だったりするわけです。

だから、「私は自分の考えをきちんと言えない」「自分のポリシーをちゃんと分かってない」「仕事に対して彼のように情熱を注ぎ込んでいない」「将来のヴィジョンが彼ほどはっきりしていない」と思っている私には彼には到底叶わないと思うんです。

でも、それって男女の違いで、男性はそういうことをきちんと表現したがる生き物なんですね。理性的だし、「こうあるべき」的スタイルを好むし。(だから、言動の不一致も得意なわけです。)

一方、女性はより感性よりの見方をしますから、バシッと考えを言い切るってのは不得手というか、むしろ、意味ないくらいに思ってるんですね。「気持ちって揺れ動くものだから一概には言えないでしょ?」という風に。

だから、バシッと言い切る彼は確かにかっこいいんですが、でも、それを必ずしも自分に求めなくてもいいんです。
彼が基準になってしまいますよね?(それが自己喪失につながってしまいます)

でも、そんな恋にも終わりが訪れることがあります。だってここは失恋クリニックですから、ここで完了するわけにはいかないのです。

ショックで、辛く、執着も強くなりそうなのですが、意外な感情が心の中に訪れます。
それはまた次週で。

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