[114]幼稚園児の息子がおっぱいを触ってこようとすると嫌悪感を覚えてしまうのですが。



<リクエスト>

男と女の心理に入るのかどうかわかりませんが質問させていただきます。
息子(幼稚園児)がおっぱいを触わってこようとするときに時々嫌な感じを覚えてしまうのは、息子に性別を感じているのでしょうか?もしそうだとしたら私に過剰な意識があるのでしょうか?自分がいやらしい人間なような気がして嫌になります。。
場違いな質問でしたらすみません。

(えだまめさん)


<根本からの回答>

あながち悪いニュースばかりではありませんよ。

実はこのテーマ、男女関係ととっても関係があるんです。
もう少し詳しくお話を伺わないとはっきりしたことは言えませんが、可能性として、いくつかご紹介させていただきますね。
参考になりましたら幸いです。

1.息子に男を感じている

母親というのは息子に恋人、あるいはそれ以上の感情を持つことがしばしばありますから、成長してたくましくなってきた息子に「男」を感じることも不思議なことではありません。
とはいえ、実際にお付き合いするとか、男と女の関係になるなんてことは想像も付かないでしょうから、男として成長してきた息子に胸を触られたら、そりゃあ、気持ちが悪いよね?というところではないでしょうか。
幼稚園児ではなく、中学生だったら?なんて想像してみると良いかもしれませんね。

この点では息子さんの成長を喜ぶと同時に、早くも子離れ(あとでまた触れます)を進める時期なんだな、と思ってみてください。

2.セクシャリティの問題

1の流れなのですが、もしえだまめさんが母であることにこだわりが強かったり、もう女ではないような感覚をどこかで持っているとしたら、『胸をさわられる=女として扱われる=性の対象として見られる』と感じて、嫌悪感として出てくることがあります。

また、息子にはきちんとした大人に育って欲しいという思いが強ければ強いほど、性的なもの(いやらしいもの)への興味を持って欲しくはないと思ってしまいます。
特にえだまめさんがあまり男性とのかかわりが少ない環境(例えばきょうだいは姉妹だけ、とか、お付き合いした男性が少ないとか)で育つと、男性の性的な欲求に理解を示しにくくなります。(これも自分自身のセクシャリティの問題として捉えられます)

この場合はご主人とのセックスにも抵抗や嫌悪を感じることが多いと思いますが、男性の性について、すなわち、自分自身の性について向き合って見られると良いかもしれません。

3.夫への罪悪感

あまり表向き、多いとはいえないケースなのですが、あるいは息子さんに男を感じ始めると、まるで浮気をしているかのように、ご主人に対して罪悪感を感じることがあります。
これは夫婦仲が円満だったり、夫を愛そう!と頑張ってるときに起こりやすいのですが、息子さんがおっぱいを触ってこようとすると、まるで他の男性から誘われるような感覚を持ってしまうのかもしれません。
これも息子を男として認め始めた証拠ではありますが、程よい距離感を求められているサインなのかもしれません。

これは女性としての自分を承認してるとも言えますから、息子さんとの距離をあける、自立をサポートする時期に入ってきてると思います。
例えば、寝るときは別々の部屋にする、とか。

4.母であることへの否定

自分自身が母としての不十分さを感じて自己嫌悪していると、母のシンボルでもあるおっぱいを触られたときに、それが投影されて気持ち悪くなることも考えられますね。
これは潜在意識にあることも多いのですが、自分が嫌悪しているところをいじられたら、いい気分ではないと思うんですね。
例えば、「最近メタボだなあ~」と思ってるお父さんのおなかを触ったら、たぶん、露骨に嫌な顔をされるでしょう。「嫌味かいな?」と。

自分が母として十分にできることはやっている・・・という自己承認が鍵となるでしょう。

5.子離れがはじまっている

悪いようにばかり考えなくてもいいかもしれません。
もう幼稚園とのもなれば、赤ちゃん時代にあった「私のもの」「私が何とかしなければ」という思いも徐々に薄くなってくるだろうと思います。
そうして、えだまめさんが息子さんから自立を始めたとすれば、恋人でもない他人に胸を触られて嬉しいわけがありませんから、そこで嫌悪を感じてしまうこともあろうかと思います。

「いやらしいわね、あんた。お母さんのおっぱいなんて触って。まだ欲しいの?」
なんてふつうに言いたくなるかもしれません。

少なくても、息子さんに嫌悪感を感じるということは、確実に息子さんが成長されてる証なわけで、そういう意味では喜んでいい話なのかもしれませんね。

私達は子どもに対してもそうですが、他人の成長を認め、受け入れるのは意外に難しいところがあるんです。

これら5つのケースをご紹介しましたが、どれか一つに絞られるってことはないと思うんです。また、これに限られるわけではないと思いますから、決め付けたり、自己嫌悪することなく、一つのプロセスとして見つめていきましょう。
この出来事から、何を学ぼうか、考えていきましょうね。

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