「結果にこだわってしまうとき」



*「こんなとき、どうしたらいいの?」にお答えする心の処方箋シリーズ*

仕事でも、恋愛でも、対人関係でも、結果至上主義になってしまうことがあります。
特に今の社会は成果主義で評価されることが多いこともあり、仕事だけでなく、人間関係や自己成長面にも「成果」を求めてしまうことも増えてきました。

売上げなどの数値化できるもの、あるいは、その指標が確立されている分野では数値目標を掲げて、成果を追い求めることも悪いことではありません。
無駄を省き、効率化を図るビジネスシーンでは有効な手段でもありますね。


しかし、人間関係や内面を数値化するのはちょっとナンセンスな感じがしますよね。

それでも結果を求めてしまうのは、ある面では自立の表れと言えます。

一般的に、男性は結果主義で、自立側(理性面)のマインドを引き受けます。反対に女性はプロセス重視で依存側(感情面)を引き受けます。

そのため、男性性が強くなればなるほど、プロセスよりも結果に重きをおいてしまうようになります。

その背景には感情の抑圧や我慢があり、自分に厳しくなり、ストイックな考え方をするようになるんですね。

また、感情面で見れば、結果にこだわってしまうときは、焦りや不安の感情が強いときです。
実は、自立すればするほど、不安や怖れは強まるのです。

だから、そうした焦り、不安を取り除いてあげることが、結果にこだわってしまう姿勢を和らげる効果があります。

焦りや不安を取り除く・・・それは感情を、心を優しく抱いてあげることです。
男性性のパターンなんですから、女性性が効きます。
もしあなたが男性ならば、女性の優しさ、やわらかさに触れることで随分と心は安心します。人によってはそれをお母さん的な存在に求めたくなるかもしれません。
逆にあなたが女性ならば、優しいタイプの同性の友人と過ごすことも役立ちますし、自分自身の女性性に触れるとまた癒されるでしょう。

人でなくても、ゆったりとした時間、のんびりした空間を作ることで、ずいぶんと癒されていくはずですね。

結果にこだわりすぎているな、と感じたら、女性的なものに触れてみることをおススメします。

心の処方箋

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