[9]だんだん連絡をくれなくなるのは?



3日は初節句というわけでお参りに行ってきました。
ついでにうちの奥さんの厄払いも。

今日は“戌の日”だったようで、腹帯を抱いた若夫婦をたくさん見かけました。
まだお腹は目立ってないですけど、皆さん、妊婦さんなんですよねえ・・・。
懐かしいというか、ちょっと遠い目をしてしまいます・・・。


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男女関係のなぜ?積み重ねて9回目。

今回は「男の人からの連絡が減ってくるのはなぜ?」です。
「釣った魚に餌をやらない」かのように、付き合い始めはマメに、むしろ、私よりも積極的に連絡をくれていた彼が、気が付けば返事もあまりくれなくなった・・・なんて話もよく耳にします。

付き合い始めのロマンスの時期を過ぎて、関係が落ち着いてくるとよく出てくる状況ですね。
だいたい付き合って3ヶ月~半年くらいからでしょうか。

なぜそうなるか?というと、やっぱり獲物を捕まえた!という気持ちがあるからでしょうか。
狩りに例えれば、獲物を捕まえるまでは必死に追いかけ、色んな作戦を考え、実行します。
そして、成功すれば、ふーっと息を付いて美酒を上げます。
その後、仕留めた獲物を仲間に自慢したり、きちんと食料になるように加工・熟成させたりします。

なんて話を聞くと、ムッとしてしまう方も少なくないのかもしれませんが、彼女が愛情を持って自分に接してくれているって確信がもてたら男性はとても安心します。
そうすると、それまで“過剰に”アプローチしていた姿は影を潜め、素の自分を出し始めます。
その結果、もともとマメじゃない彼だとしたら、連絡はおざなりになってしまいます。
多くの場合、それは彼女のことが嫌いになったわけではないんですね。
ちょっと寂しいけれど。

ま、実際、「こいつは俺の女だ」と思った時点で、気が緩んでしまって女性への待遇が悪くなることも良くありますし、次の獲物を求めるべく、別の女性に意識が向く人もいます。

ここでの学びは「ロマンスの時代にしてくれていることは、ロマンスが終わったら与えてもらえなくなる法則」です。
つまり、知り合い始め、付き合い始めの態度というのはエンジン全開の状態ですから、普段着の彼というのは違う姿だと思ってもいいと思います。

・・・ちなみにこれは男性だけでなく、女性にも少なからず当てはまるところがあります。
「最初の頃は何でも俺の言うことに素直に従ってたのに、最近、色々と文句や要求を言うようになってきて・・・」など。

男性も女性も最初から自然体でいられる人ってあまりいないですよね。
どうしてもテンションが上がり、相手に嫌われたくない、好かれたい、よく思われたいって頑張りますし、また頑張れます。
そこでは言わないことや我慢すること、少々オーバーに自分を表現してしまうこともあるでしょう。
出会いがコンパや友達の紹介だったりすると、なおさら気合が入ってしまうでしょう?

そんな風に背伸びをしたまま立っているのは疲れますから、時間が経つに連れて、背伸びを解き、疲れた分だけ座ったり、休みたくなるように、お互いの態度が変わってくるわけです。

「最近連絡くれないけどどうして?」って聞いたときに「えっ?そう?そんなつもりないけど。最近、仕事忙しいから」と言われることも多いと思うんですけど、彼側としてもその自覚はまったくないんですよね。

「仕事が忙しいのは今だけじゃないだろ?前からそうだけど、前はちゃんとマメに連絡くれたくせに」
とか思うんですけどねえ・・・(笑)

でも、相手が最近態度変わってきたなあ・・・とか、連絡くれなくなったなあ・・・と思ったときは、相手だけが変わったわけでなく、自分の態度も何かしら変わってるところがあるんですね。
相手が気付いてないように、自分も気付いていないんですけど。

だから、彼の態度が変わってきたなあ・・・と思ったら、2,3週間くらい前からの送信メールをもう一度チェックしてみるといいかもしれません。
最初の頃は決して言わなかったようなことを言ってる自分を発見できるかもしれません。

とはいえ、ロマンスの時期(背伸びをする時期)は必ず終わりを迎えます。
そこで関係性も終わってしまう場合もあるんですけど、多くはお互いに少しずつ我慢を積み重ねながら、頑張っていい関係を続けようとする時期です。
ケンカやすれ違いも出てきます。

これは人間である以上、仕方の無いことで、そこからどうより良い関係を作っていくのか?どう向き合って行こうか?というのが二人にとっての新しいステージになります。

だから、連絡が少なくなってきたな・・・と感じたら、それを責める、要求する、のではなく、
「どうしたら、またメールをまめにくれるようになるんだろう?」
という発想が必要ですね。
そこで自分の態度を振り返ってみることも大切ですし、また、相手の人となりをもう一度見つめ直す時期とも言えます。
「彼は元々連絡をマメに取らない人なのかなあ?」
とか、
「彼は私の気持ちをちゃんと受け取ってくれたんだな」
とか、
「私もどこか変わった態度になってるのかもしれないなあ」
とか。

ちなみに彼が連絡をマメに取る人かそうでないかは、「私以外の人との交流方法」を見つめてみるといいでしょう。
私が送ったメールにはすぐに返事を出してくれる彼でも、他の人(友人とか)からの連絡は3日ほど放っておいたりすることもありますから。

そこで「ああ、私のことはやっぱり特別に思ってくれてるんだー」というのも、間違いではないですけど、ちょっと良く思いすぎです。
むしろ、「本当は彼はあんまりメールが好きじゃないんだなー。電話が好きじゃないんだなー」と思ってあげる方が関係を壊さずに済みます。

「私のことを特別に愛してほしい」って誰もが思うものですが、それと連絡のマメさとは必ずしも関係が無いと思って下さい。
マメな人は、いつもマメにしてますよね。

逆にマメな彼が3日も返事をくれないとしたら、それは危険なサインです。
何か怒ってるか、何かにトラブってるか、ですね。

一般的にメールでのやり取りというのは、男性にとっては面倒に感じることも多いですし、また、電話にしても苦手と感じる人は多いです。(特にケータイメールは・・・)

だから、ロマンスの時代に、マメじゃない彼が一生懸命メールを送ってくれるのは、それだけ頑張ってる証拠です。
たくさん感謝を贈ってあげましょう。

「連絡をくれなくなった=嫌いになった」とは必ずしも成り立ちませんから、新しい関係に入ったと自覚して、より自分が魅力的になれるように意識を向けていきましょう。
自分が変化すればするほど、お互いに新しい発見がありますので、また新しいロマンスを感じられるようになります。

「頑張ってる彼の姿にちょっとかわいらしい男の子な一面を発見して惚れ直す」なんてのは出来すぎた例かもしれませんけれど、そんな風にお互いに色んな素の部分が出てきます。
「最初の頃はかわいいと思うだけだったけれど、最近はどんどん色っぽくなってきたんじゃない?」って新しい驚きを彼に与えてあげることもできますね。

だから、連絡をくれなくなったというのはネガティブなものではなく、新しい関係性のスタート地点と思ってみるのはいかがでしょうか。
その方が前向きに自分と彼と二人の関係性を見つめていけますよね。

こうした関係性の変化というのは、ずーっと続いていきます。
それは「マンネリだなあ・・・」と感じるデッドゾーンにはまりこむまでずっと。
大抵は最初の頃をピークに後は下るだけって感じになることが多いんですけど、それじゃあ、つまんないですし、寂しいし、哀しいですよね。

だから、常に自分を成長させようとすることが、そうした関係性をより良くするための秘訣だと思ってみましょう。

「常に新しい自分を彼に提供してあげる」

その目標は誰にとっても良いものではないでしょうか?


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