今のわたしは女を楽しんでいるのですが、異性に興味を持たれると引いてしまう自分がいます。



まず女を楽しめてる!ってところは素晴らしいことですね。
「そりゃあ、あたしはいい女だもん。男は惚れるわな。」くらいの自覚があってもいいかもしれません。
その上で次は「関係性」に目を向けるといいかもしれません。
親密感への怖れや、パートナーシップの中で出てくる嫌悪感などがそこで新たに発掘されるなら、今度はそこにフォーカスしていくんです。

根本先生、こんにちは。
いつもブログに動画にお世話になってます。

今回のリクエストは『異性に好意を向けられたときの面倒さ、逃げ出したさ』についてです。
もちろん、わたしが野良猫女子だから!が結論だと思うのですが…笑

友人だと思っている人からちょっと距離を詰められたり、好意の片鱗が見えると面倒になって離れたくなります。
自分としては向こうに興味ないし、下手にこのまま仲良くして勘違いされたり、脈ありとか思われたら今後が面倒だし……って感じです。
これは野良猫関係なく面倒だし、あるあるな話だとは思います。

ただ、そういうのを考えて、予防線的な感じで早めに離れたり、ちょっと様子見したり…みたいなことをするのが疲れてしまって、何か根本的なものがあるなら知りたいなと思いました。
恋愛に関わらず、断るということに罪悪感を感じる傾向があるので、自分の罪悪感の問題はあるかも?しれません。

友人だと面倒になるし、まだ知人くらいの相手で愛想よくしていたら、向こうが調子に乗ってグイグイ来た、みたいな感じだとめちゃくちゃ腹が立ちます。
愛想よく接する、っていう自分なりの厚意にタダ乗りされてる感じがして。

先生のブログでは、自分に好意を向けられると気持ち悪く感じるのは、自分で女であることを否定してるとか、セクシャリティを抑えているからとか、いろいろありますが…
全然、スカートもセクシーな下着も好き好んで着るし、思春期は女でいることが嫌でしたが、大人になるにつれて女って楽しい!って思うことの方が多くなってます。

それでも尚、自分が女であることを否定している部分があるのだとしたら、抑えているものがあるとしたら、どんなアプローチが有効なのでしょうか。
(Mさん)

そうねー、お気づきのように「No」と言うことに罪悪感を覚えなくなればいいのかなあ?と思うんですけどどうでしょうか。

Mさんはふだんから人に気を遣うことが多いタイプでしょうか?
相手の気持ちを推しはかったり、良かれと思ってあれこれ配慮したり、先読みしたりする“しごできお姉さん”的な部分って多いものでしょうか?

>そういうのを考えて、予防線的な感じで早めに離れたり、ちょっと様子見したり…みたいなことをするのが疲れてしまって、何か根本的なものがあるなら知りたいなと思いました。

というお話からそんな人に気を遣うことが多いのかな?と思ったわけですけれど、そうするとふだんからお互いの距離感についてだいぶエネルギーを使っちゃうと思うんですよね。

それで女性性とかセクシャリティを否定しないようになってきたならば次のステップは「そりゃあ、男はあたしに興味を持つわね~」くらいに思うところでしょうか。

つまりは「女としての自信をもっと持ちなはれ」ということです。

自分の女としての魅力や価値をちゃんと受け取る!とも言えます。

もちろん、女としての自分を否定している部分もあるかもしれませんが、それは少し深い部分になるので(後述)、ふだんは「そりゃ、男はあたしと寝たがるわな」くらいに思っておいた方が安全だと思うのですね。

例えば「あなたとはいい友達と思ってる」と早めに釘を刺すこともできるでしょうし、あ、ちょっと自分を見る目が変わってきたな、と感じたらさっさと距離を取ることもできるでしょうし、ぐいぐい来たら「あたしはそういうつもりじゃないから」とさーっと引くこともできるでしょう。

自分がいい女であるという自覚を持つ、というのは、けっこう私のクライアント様には口を酸っぱくしてお伝えすることが多いんです。

それでも「え?こんなすごい人が自分に興味を持ってくれてるの?うそ!」と思う事象も多くありますので、やっぱりはっきりと「No」が言える体質になっておくことも大事だとは思います。

とりあえず今日からメイクしたり、服を合わせたりする際に鏡に映る自分を「あら、すてき」「かわいい」「きれい」「セクシー」と褒めてあげてください。

そして「こんないい女だったら男はみんな惚れるわな」と独り言を口にする習慣をつけていきましょう。

それだけでだいぶ気持ちは楽になると思いますし、ますますいい女に成長していかれると思います。

要するに女子から「最近、あいつ調子に乗ってるんじゃね?」くらい思われるくらいまで自分に自信を持った方がいいんです。

また、別角度からお話をすれば、次は「リレーションシップ(関係性)」に目を向けてみるといいかもしれません。

自分自身のことについては自信も持てたし、女を楽しめるようになったし、OK!OK!とまずは認めます。

自分のことはOKになったので、次は対人関係でOKを目指すわけです。

一般的にこの分野は「親密感への怖れ」というテーマが出てくるものでして、その点についてはどうでしょうか?

興味ない男を跳ね飛ばすのは全然OKなわけですが、興味がある男性に近づくこと、あるいは、逆に近づかれることについては問題はありませんか?

また、パートナーとの親密な関係についてもOKですか?

親密な関係って別にセックスを指すだけじゃありません。

むしろ、セックスはOKだけど、信頼関係を築いたり、ロマンスを感じるシーンは苦手、という方もすごく多いものです。

例えば、好きな人から愛を語られたら恥ずかしくなって逃げたくなる、とか、自分から愛を語ることが苦手、とか、ふたりの将来について議論することを避けてしまう、とか、相手に対して本音を出すことがちょっと苦手、みたいなことです。

ハートでつながる、と表現しますが、愛してること、愛されていることに素直になれるかどうか?というのがポイントになるかもしれません。

ここに全然問題なく、セーヌ川のほとりにあるカフェで愛を語り合うなんて最高だぜ!超絶うっとりするぜ!と思われるならば、先ほどの「もっと女として自信を持てよ。高飛車くらいになれよ」くらいの思いでたいてい解決すると思います。

そこがうーん、ちょいと苦手じゃのぉ、と思われるなら、次は親密感への怖れに目を向けることも良いかもしれません。

誘いかけ、という言葉があります。

自分から男性を誘惑する、というほどの意味にとらえていいです。

セクシーな下着や服を着て、目で狙った男を落とす、ということについてはどうでしょうか?

これは自信を付けた次のテーマかもしれませんが、自分の女性としての魅力、価値を受け入れたなら、それだって可能になるものです。

しかも「こいつなら落とせそうだ」という安パイを相手にするのではなく、ちょっと上位レベルの男に対して女としての自分をオープンにできるでしょうか?というテーマです。

これは自ら解放したセクシャリティを相手に向けるものでして、いわゆる「誘惑」ということになるのですが、ここで「受身」になってしまうともったいない、というか、せっかくの獲物を取り逃がすことになるかと思います。

Mさんも「興味のない男に愛想を振りまいたらその気になられて迫られてめんどくさい」と感じていらっしゃいますが、上位レベルにある男性だって同じなんですよね。

「変に気がある素振りをすると女に付きまとわれる」と思ってる心がイケメンな男だっているわけで、そういう男は出会った女性に対して気のないふりをするものです。

だから、そういう殿方を相手にしようと思えば、彼のハートをこじ開けていく必要があるわけで、「あたしからアプローチしたにもかかわらず鬱陶しいと思われるなら相性が悪いんだから仕方ない」くらいの自信を持つ必要があるわけです。

個人セッションでも女として自信がついてきたら、それをオープンにして狙った男を引き寄せる的なセッションをするんですけど、この部分に抵抗を感じる方も少なくありません。

まあ、中には狙った獲物は逃さない!とあらゆる手を使って相手を口説き落とすツワモノもクライアント様の中にはいらっしゃるんですよね。

Mさんももしかしたらそんな狩人の才能があるかもしれませんので、そこに興味があれば、ぜひ「自分の魅力で相手を虜にするプロジェクト」を発動させてみてください。

ということで「後述」について触れたいと思うのですが、

>思春期は女でいることが嫌でしたが、大人になるにつれて女って楽しい!って思うことの方が多くなってます。

という一文が若干気になっておりまして。
まあ、ほんと揚げ足を取るようで申し訳ないのですけれど、なんで思春期は嫌だったのかなあ?というのがやっぱり引っかかるんですよね。

思春期って重要な時期ですし、そこでなぜ女でいることが嫌だったのか・・・家庭的なことなのか、周りの女子や男子との関係なのか・・・。

女として魅力的過ぎて周りの女子に嫉妬されまくったのか・・・
母が女としての自分を否定しまくっていたので、女になっていくことに罪悪感をひそかに覚えていたのか・・・
周りの人たちに女らしくすることを否定されたことがあって抵抗を覚えていたのか・・・

その頃に感じていたことが今も心の中に封印されてるとするならば、異性に好かれることに嫌悪感を抱くのも想像しやすいものです。

大人になった今、女を楽しめてることは素晴らしいことなのですが、もし、何らかのトラウマ的なことがあって、その裏で女を否定していたのであれば、多少なりとも「今」に影響が残っているかもしれません。

なので、気になるところがあればその辺を深掘りしてみるといいんじゃないかなあ?と思います。

ちなみにMさんはその頃の自分をどのようにとらえていらっしゃいますか?

「まあ、そういう時期もあったねえ」と懐かしむような気持ちでいるのか、「あの時代はけっこう嫌だったなあ」という印象が今の残ってモヤっとしてしまうのか。

「当時の自分を愛せますか?」なんて問いかけをよくするんですよね。

とある例を挙げればこんな感じです。

「中学の頃は太っていて周りの男子にずいぶんとバカにされてまして、それがすごく嫌だったんですよねー。それで、高校に入ってから頑張ってダイエットして今ではスタイルを褒めてもらえることが多いんですけど、未だにあの頃の嫌な思いは残っていて、少しでも太るとめちゃくちゃ落ち込むんです。」

そこでは「太っていたころの自分を愛せますか?」というのが課題になるわけです。

自分をバカにした男子たちのことも気になるものですが、太っている自分、それをからかわれている自分を、自分自身が嫌悪する、ということがトラウマになるわけです。

そうするとその頃とはずいぶん違う自分になっているのに、マインドの中ではまだ「あたしは太っている」という思いが残っていて、それで今の自分に制限をかけちゃったりするんですね。

痩せてる自分はOKで大好きだけど、太っている自分はNG、許せない、という風に。

でも、それって「過去の自分に嫌悪してる」ってことですから、“今”もまだ自己嫌悪が続いていると解釈するわけです。

だとしたら、あの頃の自分があったからこそ今の自分がいるんだよねー!という思いに変えていきたいところなんです。

今の自分も、過去の自分も、どちらも愛せるように、どちらも好き!と思えるように。

特に思春期に感じていたセルフイメージは大人になっても良くも悪くも引きずってしまうものです。

中高生の頃にモテてた人は「自分はモテるんだ!」という思い込みを持つので、大人になってもけっこうモテやすかったりします。

一方、中学の頃にスクールカーストの底辺に属していて、それがコンプレックスだったりすると、大人になっても自分は底辺の人間なんじゃないか?という思いが拭い去れなかったりします。

だから、その頃の自分への嫌悪感がどれくらい残っているかをチェックすることで、今の自分の状態を客観的に知ることができるんです。

じゃあ、その頃の自分と向き合ってみましょう!という感じでセッションを進めていくものです。

その頃に自分にどんな思いを持っているのかに素直になり、その頃の自分を責めている自分に気づき、そして、その頃の自分に感じていることを話し、感情を解放していきます。

そうすると「ごめん」という気持ちが出てきて、なんかいとおしくなって、そして、受け入れ、許せるようになっていきます。

そうすると心の奥の方がふっと緩んだ感じがしたり、なんか体が軽くなったり、ハートが温かくなったりして、ホッとした気分がやってきます。

「自分を許す」ということがひとつできた証拠です。

そうすると、その頃の自分を否定する気持ちがなくなりますから、明るく「あの頃はぽっちゃりしてたんだよねー」と明るく話せるようにもなっていくのですね。

>それでも尚、自分が女であることを否定している部分があるのだとしたら、抑えているものがあるとしたら、どんなアプローチが有効なのでしょうか。

ということで上の話を参考にしてみつつ、また次のようなところに目を向けてみるのもアリかな?と思っています。

・どうしたらもっと女を楽しめるだろう?と想像してみて、思いついたことをやってみる。

・女で良かったー!と思う体験を思い出しながら、新たにそう思えるようなできごとを積み重ねていく。

・どういう女性が理想なのか?どういう女性になりたいのか?を探りながら、そこに向けて今できることをやっていく。

・異性と親密な関係になったらどんな自分になるのだろう?とただイメージしてみる。

・パートナーに与えたい、与えられる「女の部分」とは?について考えてみて、それを自分なりに磨いてみる。

そうして、とりあえず日常の中では「女をもっと楽しもう!」ということに意識を向けているといいんです。

問題があればそれはまたカウンセリングを受ければいいや、くらいの気持ちがちょうど良いかと思います。

そうして「ますますいい女になりたいぞ!!」という思いに意識を向けておくと、毎日がより充実してくると思うのですけどいかがでしょうか?

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