*
現実と想像をちゃんと見分けること。
「今」に目を向けること。
彼を日々選ぶ、ということ。
あとは野となれ山となれ。
*
2年前、↓でお世話になりましたAです。
「休む」から「動く」への切り替えはどうしたらいいのか?~「もう休みは終わりだ!」という宣言と共に進めるライフワークの道~
あれから「理想の職場」を描き、ふらふらしていたらほぼその条件通りの楽しく稼げる仕事に就けました。
結局また無職になったものの、その職場で出会った方と半年ほどやりとりして、先日婚約しました。
6年前の離婚の頃から根本先生に課金して自分を癒やし、友人に話を聞いてもらうなどしてきた結果です。
本当にありがとうございます。
今とても幸せ…なはずなのですが、マリッジブルーだとわかっていても本当に彼でいいのか、彼がいいのか、喧嘩になったら彼の心をズタズタにする暴言を吐くんじゃないか、彼も(私も)結婚後に豹変するんじゃないか、また離婚するんじゃないか、とどうしても考えてしまいます。
彼は激務の中でも時間を割いて新婚旅行や同居の準備などを一緒に考えて進め、女性の扱いには慣れていなくとも私を大事にして尊重してくれます。
一見頼りなく、好みのタイプではなかったのですが、頭が良く忍耐力も行動力もあり、趣味も合い、お金や生活の価値観も近い、周囲からも認められて収入もある人です。
少し年上で持病もある私に「働かなくてもいい、あなただから結婚したい」と夢のようなことも言ってくれます。
私が逆立ちしても勝てない、戦う気すら起きない、まさにヘラクレスオオカブトな彼以上の人にはこの先もう出会えないでしょう。
異性関係で傷つき、強い罪悪感を抱えても女性に復讐せず生きてきた彼を癒やして少しでも幸せだと思える時間を増やしてあげたいです。
そう思うのに、多忙を極める彼に不安を話したり無礼なことを思ったりする自分が不快で逃げ出したくなります。
前回の結婚は同級生だった元夫と十数年一緒にいましたが、元夫の借金・女性問題・モラハラ・性の不一致などで新婚の頃から何度も大喧嘩した末に離婚しました。
自分と向き合う中で、私を虐待し異性・金銭問題を抱えていた母を元夫に投影していたこと、短気で低収入で罪悪感を抱えながら不器用に家族を愛し、母を見捨てなかった父と同じ立場に私が立とうとしていたと気づきました。
数年かけて親を理解したり自分を癒やしたりして出会えたのが彼です。
またふとした時に父と似ている部分が彼に見える気がして、今度は彼に父を投影し、母は母だとわかっていても私が母のようになるのではないかと考えたりもします。
彼とはまだ一夜も過ごしていないくらいに親密感の恐れや傷がまだまだある、自分に怯えすぎている、というのもあるかもしれません。
も参考にさせていただき、今は日々感謝する、自分をご機嫌にする、自分を信頼する、彼の良いところをもっと見て楽しい未来を描く…などだと思いますが、考えるべきことから目をそらしているだけにも思えます。
前回の結婚のときには「やめたほうがいいかも」の直感を同棲時点で無視したのですが、今の不安が直感なのかもわかりません。
いっそ彼に逆(再)プロポーズをして腹をくくろうかとも考えます。
けれど聞こえの良い言葉を彼に言った後で、何もかも投げ出したくなる自分もいます。
長文ですみません。
ぶれぶれの私に進むためのご助言をいただければ幸いです。
(Yさん)
返す返すもおめでとうございます。
そんなヘラクレスオオカブト君を捕獲されるなんてさすがです!そして、おめでとうございます!
でも、Yさんなら「おめでとう!」という言葉も重荷に感じちゃうかもしれませんね!
おめでとう!!!!笑
さて、長年武闘派女子として婚活界隈をにぎわせてきた方々が「根本さん!ヘラクレスオオカブト、捕まえましたよ!」と意気揚々と報告してくださる方もちょくちょくいらっしゃるんですが、その数秒後、「でも、、、、、」と肩を落とされることが正式なマナーとなっております。
まあ、まだ捕獲しただけですもんね。
適切な虫かご。温度や湿度調整。餌。飼育はこれからなわけです。
彼らが生息する熱帯地方に合わせた環境を作り出さねばなりません。
となると不安になるのも無理はないでしょう。
よくお伝えするんです。
「ヘラクレスオオカブトを飼育した経験はありますか?」
「知ってて聞かんといてください!ダニとか蛾とかカナブンとかは経験ありますが、そんな高級な虫を飼育したことなんてありません!」
「じゃあ、自分が初心者であることを肝に銘じ、謙虚に育てる必要がありますね?」
「お、おぅ」
しかも、かつて「ヘラクレスオオカブトの皮をかぶったG」の飼育経験がある場合ならなおさらです。
その失敗感たるや、そりゃあ、今回も不安になってしまうのも無理はないでしょう。
*
さて、
>今とても幸せ…なはずなのですが、マリッジブルーだとわかっていても本当に彼でいいのか、彼がいいのか、喧嘩になったら彼の心をズタズタにする暴言を吐くんじゃないか、彼も(私も)結婚後に豹変するんじゃないか、また離婚するんじゃないか、とどうしても考えてしまいます。
だいたい「今はとても幸せなはず」と思う時点で幸せではないわけで、もともと火のないところに業火を起こす自立系武闘派女子のみなさまは必死になって自分を暗黒の世界へいざなおうとしてしまうのですね。
だってその方が慣れてるもん。
LINEの返信だって既読スルーの方が慣れてるから、すぐに返信とか来たらビビるもん。
あたしの意見を尊重してくれるとかありえないもん。
自分勝手にされた方が嫌だけど慣れてるもん。
優しい言葉とかキモくない?暴言とかの方が「ああ、これぞ恋愛!」って感じするもん。
長らく黒歴史を生きてきた方々にとって、日の当たる表の世界はまぶしすぎます。
「あたしなんてどうせ幸せになんてならねーよ!」という呪いを日々何百回も唱えていた手前、「あら、幸せが来ちゃった」としたらたいへん困るのです。
恋をするたびに「この男もあかんかったわ。あたしに合う男なんておらへんわ」と実感を重ねていたならば、相性ばっちりの彼のことを「詐欺師」としか思えないものです。
それなのに!
それなのに!
どんどん素敵な言葉で攻めてくるし、優しいし、尊重してくれるし、リードしてくれるし、あたしより結婚に積極的だし、、、、なんて状況になったらねえ、暗黒世界にダッシュしたくてしょうがなくなるでしょう?
そうすると私たちは「うまくいかない理由」「この恋がダメになるストーリー」を創造します。
この想像力(?)創造力(?)に関してはみなさま大いに自信のあるところでしょう。
今までのトレーニングの効果もあって即座に様々なダークストーリーを編み出すわけです。
その技術におきましてはほんとうに感心させられるものです。
「すごいなあ、そんな物語作って。小説家の才能あるんちゃう?」と思うほどです。
重箱の隅を突いて問題点を探し、裏の裏の裏を読んで彼の欠点を見つけようとし、根本先生のブログで「そういう彼なのにうまくいかなくなった事例」を検索し、彼に原因がなければ自分に原因があるとして物語を描きなおし、「どうせダメになる。あたしは幸せになれない論」をなんとか証明しようとされるわけです。
*
さて、改めてこの部分ですけれど、
>マリッジブルーだとわかっていても本当に彼でいいのか、彼がいいのか、
へえ、Yさん、マリッジブルーなんだー。
マリッジブルーってことは認めてるんだー。
おめでとう!
まあ、要するにYさんは彼と結婚する気が満々だということがここで確認できるわけですね。
※これは決して本心ではなく、みなさまを楽しませるための「演出」です。根本先生がそんな言い方するわけがないじゃないですかー!ははははは!
で、
>喧嘩になったら彼の心をズタズタにする暴言を吐くんじゃないか、彼も(私も)結婚後に豹変するんじゃないか、また離婚するんじゃないか、とどうしても考えてしまいます。
考えますよね。怖いから。
でも、ここに書かれていることは何一つ「現実」ではないんです。
まだ暴言は吐いてないし、結婚してないし、だから豹変もしてないし、結婚もしてないんだから離婚もしてないし、何一つ、今現在起きていることではありません。
「不安を演出している」という状態なんですね。
過去のデータから必要なものを取り出して、自分が不安になるように未来を想像します。
それはなぜかというと「今が幸せ」だからです。
しかし、その「今が幸せ」を受け取れないし、そもそも認められないわけです。
だから、一生懸命ネガティブな未来を想像して、「今が幸せ」を打ち消そうと躍起になっているのです。
ある意味、とても健気なんですよね。
だから、「あたし、今、幸せ」というカタコトの日本語をマスターする必要があります。
違う違う!という声がするかもしれませんが、「今、幸せ」だから「不安な未来」を描いているんです。
だから、まずはそれを認めるところがスタートです。
「ありがてえなあ」という感謝と共に、あたし、今、幸せ、を受け入れます。
とりあえず、その言葉を声に出して毎日言っておいてください。
トイレの近くがいいですよ。吐き気を催したときに駆け込めますから。
*
例えば、彼に不安を話したり、無礼なことを言ったりするのって別にいいんですよ。
不安なのは事実だし、怖いのは当たり前だし、「初めてのヘラクレスオオカブト君」なんですから。
大事なのは、その幸せを表現すること。
うれしい。
楽しい。
面白い。
安心する。
そして、彼に感謝をすること。
さらに、愛情を表現すること。
10ネガティブなことを言ってしまったら、30ポジティブなコミュニケーションをしましょう。
*
そして、「選択」です。
あたしは、彼と、幸せになる。
あたしは、彼と、結婚する。
これも簡単な日本語ですからすぐに覚えられると思います。
でも、なぜかここでみなさん、抵抗を示されます。
だから、コミットメントは1万回って言われるんです。
恐れや抵抗と向き合い、逃げたくなる自分も感じながらも、一歩前へ。
彼との幸せを選びます。
怖いけれど一歩前へ。
震えながら一歩前へ。
そうしてひとつひとつ気持ちを固めていきます。
*
さて、そうしたら「サレンダー」です。
人事を尽くして天命を待つ。
コミットしただけ手放すってことですけれど、「あっしはあんたに決めたんだよ。あとは煮るなり焼くなり好きにしてくだせぇ」ってやつです。
自武女のみなさまはこのセリフはなぜかお好きみたいです。
武士っぽいからですかね?
あたしは、彼に、お任せする。
あたしは、彼に、委ねる。
あとは野となれ山となれ、です。
頑張って。
★自分らしい生き方を模索し、実践していくリトリートセミナーへようこそ!。
◎ザ・リトリートセミナー in 神楽坂~生き方が、人生が、自分自身が変わる3日間~
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/51398
●この記事を読んで「ああ、自分の場合はどうだろう?」と思われた皆さん。そのネタ、聞かせてください!もしかしたらブログ上で回答させていただけるかもしれません!(不採用になっちゃったらごめんなさい!何度でもチャレンジ可!です)
>問い合わせフォームから「根本裕幸へのリクエスト(ネタ提供)」をお選びください。
また、お弟子さんたちのオンラインカウンセリング無料相談「ココロノマルシェ」でも随時ご相談を募集しています。

無料で読める根本のメールマガジン「予約の取れないカウンセラーが送る“毎日使えるココロの講座”」
より深く学びたい方のためのオンラインスクール「根本裕幸のメルマガ&動画で学ぶ、めっちゃ使えるココロの法則」。
*
今日の話を無料アプリのvoicyで音声でラジオみたいに聴けます!
『(準備中)』
*
★Youtubeの公式チャンネルでも同じ内容を公開してます!(チャンネル登録よろしくお願いしますー!)
(準備中)
*
★voicy/youtubeで配信した話を文字起こしして公開してます!テキストで読みたい方はこちらからどうぞ!
『(準備中)』
X(twitter) / Facebook / Instagram
★根本の個人セッションのご案内。
>根本のセッション
★お弟子さんたちのカウンセリングはこちらから。
>お弟子さんを検索する!
>オンラインカウンセリング無料相談「ココロノマルシェ」
>お弟子さんたちのセッション・セミナー予定