アンダーグラウンドを必要とする夫とどうやり直せるのだろうか?



どうしても「夫軸」になってしまうわけで、そうすると夫に振り回されるだけでなく、指をくわえてみてるだけになって問題はなかなか解決しません。
だから、自分軸を意識して今できることをコツコツやることが必要なのですが、できることってものすごくいっぱいあるんですよね。

根本先生こんにちは!
良かったらネタにしていただけたら幸いです。
付き合ってから1年で結婚して10年のアラフォー女子です。
夫の職場W不倫が1年半前に発覚しすぐに別れてくれたと思いきや半年前に再び連絡を取ってました。
話し合いの末もう連絡しないと言って家にも早く帰ってきます。
しかし未だに連絡をとっているようなのです。
家では家事に育児にとても協力的で私の趣味のために時間をくれたり仕事も優秀ないい夫です。
もしやこれは先生のブログで読んだ「いい子」を演じるとアンダーグラウンドを必須とし、2人分の人生を生きることになるんだけど~ってやつなのではと思いました。
再び発覚してから夫は昔ハマっていたオンラインゲームをまた再開し夜はせっせと励んでます。
私は夫とやり直したいと思っています。
とゆうか携帯を見たことを話してないので表面上はすごく仲良くやれているのですが本音で仲良くなりたいです。
執着からかもしれませんが夫が好きなんだと思います。
お互い貧乏な家庭で育ち我慢が多かったと思います。
いつも優しい夫にあぐらをかき寂しいと良く言っていました。
メンタルボロボロな私はまずは自分軸かと思いますがアンダーグラウンドを必要としている夫にはどうアプローチしていくのが良いでしょうか?
表の顔しか見せてもらえない私はずっと2人分の人生を生きてる夫としかいられないのでしょうか?
先生の解説をお願いします。
(Hさん)

Hさんの問題に限らないんですけど、どれくらい本気でこの問題に取り組むつもり?という覚悟がけっこう大事でございまして、どれくらい夫の問題ではなく自分の問題として受け止められるか?っていうのが大事なんです。

もちろん、自分ではそのつもりだと思うのですが「まだ足りんかったかー!」と今後も一段一段ギアを上げるように覚悟もあげていくことになると思います。

こうして夫が悪さをすると執着もあるけどやっぱり好きなので不安になるし、寂しいし、困るし、焦るし、ってことでどうしたって「他人軸(夫軸)」になっちまうものでして、そうすると頭の中が夫のことでいっぱいになるものですね。

だからしゃあないっちゃしゃあないんですけど、「自分軸が確立されてねぇのに、夫のことを気にするヒマはねえだろ?」というところから物語は始まるのです。

「アンダーグラウンドを必要としちゃういい子の夫のことは関係ねぇ、まずは自分だ!」
ということを固く肝に銘じ、日夜呪文のように唱え続けていただければ幸いです。(これはマジで)

さて、パートナーシップの問題はなんにせよ50/50という考え方をしています。

夫も悪いが、妻も悪い。言い換えれば、夫も悪くねえが、妻も悪くねえ。なるべくしてなった問題だ。

という風に。これは他の問題にも言えることですけどね。

Hさんのような「夫の浮気問題」。

元々夫のことが嫌いでどうでもよかったら「ラッキー!慰謝料なんぼもらえるかしら?」とそろばんを弾くところでしょうが、「やり直したい!」ってことは愛情があるわけですね。執着も含まれてるかもしれないけれど。

あ、ちなみに「あたしは本当に夫を愛しているのか?それとも執着しているだけなのか?」を見分ける方法があります。

執着していると「夫のことばかり考えて、自分を放置し続け、自分を変えること、自分を見つめ直すことに取り組めない」のです。

一方、愛がある分だけ「自分を見つめ直すことに全力を挙げる。より良い夫婦になるためにまずは自分を整える」というところに集中できます。

一般的には愛も執着もあるので、その狭間で両方の部分が出てくるんですけど、中にはいつまで経っても「夫軸」を抜け出せない方がいまして、その場合は「ほぼ執着っすね」と判断するもので、「もう別れてあげなよ」という話をするものです。

で、お互い50/50であるならば、彼にできることは50%しかないし、一方、Hさんにできることも50%あるわけです。

例えば、彼がいい子をしてアンダーグラウンドを必要とするのも「いい夫でいてほしい」とHさんが強く願っているからかもしれません。

だとしたら、そこで「じゃあ、いい面だけでなく悪い面も含めてありのままの夫を愛そう」ということがHさんにできることのひとつですね。

でも、元々いい子をやってきた夫氏かもしれず、だとしたら、それは夫自身が取り組まなきゃいけない課題です。だから、そこは夫を「信頼する」。これもHさんにできることのひとつです。

つまりは子どもの宿題をママが代わりにやるようなことはやめておきたいものです。

だから、夫の問題は夫に任せて、自分の問題に向き合いましょう!!と声高らかに訴えるのです。

だとすると忙しくなるので夫のことを気にするヒマもなくなるんですけどね。

で、浮気問題にも様々な理由がありまして、

>いつも優しい夫にあぐらをかき寂しいと良く言っていました。

ということが原因のひとつと考えられるのであれば、「あたしは優しい夫に甘え過ぎていたから自立して自分で自分の面倒を見られるようになるのが課題だよなー。よし、リトリートでも行くべ」と申込ボタンをポチっとするのが正しい読者のあり方ですね(←今日もっとも重要でお伝えしたいポイントですっ!)

ただ、夫の愛情にあぐらをかくのもやはりそれなりの事情があるはずでして、子どもの頃から辛い思いをしてきたのであれば、それを夫に求めるのは“自然現象”です。

だから別にHさんが悪いわけじゃありません。

が、その意図はなかったとして、優しい夫に甘え過ぎてたのであれば、Hさんは「夫の娘」になってしまうわけで、そうすると彼は対等な「恋人」が欲しくなりますね。

浮気の心理のひとつはコレです。

だとすれば、「ああ、大人になんなきゃいけないなあ、もう子どもは卒業しなきゃいけないなあ、大人の女になることが必要なんだなあ」と夕焼けを眺めながらしみじみと決意することが必要なのかもしれません。

はたまた、根っこの問題として「そもそも親との関係って解消されてるん?やっぱそっちをちゃんと扱った方がいいんちゃう?」というのもありますので、その辺の慢性的な問題についてはリトリートセミナーなり個人セッションあたりを検討していただくと良いかもしれません。(←これも重要なお話)

貧乏な家で育ち、我慢が多かった、ということはHさん自身、満たされてない思いがいろいろとあると思いますし、そこで得たセルフイメージやネガティブな感情もいろいろとあるかもしれません。

でも、もう一歩踏み込めば、そこにHさんの才能というか価値や魅力を見ることもできると思います。

その家族の中でどう振舞っていたのか?
また、その家族のために何を持って生まれてきたのか?

これは非常に重要な視点になると思います。

ちなみにHさん自身もいい子で優等生をやってきたのでしょうか?
それともそれなりに曲がりくねった思春期を過ごしてきたのでしょうか?

さて、不安や怖れ、寂しさ、怒り、劣等感などから「夫軸」になってしまうのは問題を長引かせる秘訣にしかならないので、早々に「自分軸」に意識を向けたいものです。

「あたしはあたし、夫は夫」と呪文を唱えながら線引きをし、「自分が今できることをする」と決意することがまずはおすすめです。

自分が今できることってのは別にデカいことではありません。

家の掃除をする、ヨガをする、ドライブをする、メイクをちゃんとする、かわいい服を着る、ご飯を作る、カラオケで歌いまくる、、、等々、ふだんの日常を当たり前に過ごす、ということがまずはおススメです。

もし仕事をされているのであれば、こういうときって仕事に救われることも多いと思います。
仕事があることに感謝しながら、より丁寧にひとつひとつ仕事をこなしてみましょう。

また、仕事をされていないのであれば、家事の質を一段高めるとか、パートでもいいから働きに出てみるとかもお勧めです。

それから、案外「体力」って大事なものです。
「気持ち」にばかり意識が向きやすいと思いますから、Youtubeを見ながら軍隊トレに励むとか、近所のヨガ教室に行ってみるとか、食事をきちんと摂るとか、できる範囲で体のことも気にかけてあげてください。

またもうひとつ、よくここでもしている話ですが、夫に甘えて娘になっているのであれば、やはり「大人の女として夫を愛する」というプロセスも課題のひとつですよね。

「大人の女」ということについてはどう感じていらっしゃるでしょうか?

まだまだ大人になり切れてない、とか、女を嫌ってる、とか、何かコンプレックスがある、とか。

先日もとあるコンプレックスを解消するセッションをしていたのですが、自分のコンプレックスを愛せるようになるとセクシャリティががんがん解放されるようになり、まさに潮を吹くようにエネルギーが噴き出して自分自身を引き上げてくれます。

また、女であることに抵抗があるのであれば、母との関係、あるいは、思春期のいじめなど何らかの要因があるはずなので、そこと向き合っていきます。

ある方がグループセッションでこんな話をしていました。

「性欲が強いことが分かっていたのでそれを出したらえらいことになると思って結婚するまでそういうことはしないつもりでいた」と。

それって価値だし魅力なんだけどね・・・つい怖れが出て悪いものとして扱っちゃうよね・・・。

だから、大人の女を意識して生活することを推奨するんです。

身に着けるモノもメイクもそう、立ち居振る舞いもできれば、、、もし目標となる大人女子が見つかったら、その人を師匠としてみる、とかも大事。

そうして「大人の女」を目指すのは、もちろんセックスの質を上げることも大事な目標なのですが、それも含めて「愛される側から愛する側へ移行する」ためです。

親の愛情に飢えていると、どうしても「夫から愛されたい」という欲が優先されてしまいます。

もちろん、愛することだってしているのだろうけれど、それが「愛されるための犠牲」に変わってしまうことも珍しくないでしょう。

「愛する」ということを親は教えてくれなかったかもしれないけれど、それを自分なりに学んで習得していくことが、ものすごい自己成長になりますね。

今回の問題、厳しく見ていけば、「妻からもらえない愛情を浮気相手からもらおうとした」ということです。

だから、「こんな夫をいかに愛するか?」というのがHさんにとっての課題となるわけです。

これはだいぶ意識を変えなきゃいけませんので、その手前に「大人の女」を目標にしてみるのです。

そうして自分を整えていくと執着も切れてくるわけですし、自分軸だって確立してくるわけですから、だいぶ自由になるものです。

そして、不思議と自信が付いてきて「なんとかなる気がする」なんて思えるようになります。

また、自由ってことは「離婚」という選択肢も持てるってことで、「きっともっと素敵な人がいる」と漠然と思えるようにもなります。

だいぶ今とは違う自分になっているように感じられるわけです。

そこまで来ると「夫の問題」にも堂々と介入することもできるでしょう。
関係性だって変わっているわけでして。

だから、ここまで来てから夫との関係改善に望むのが最も安全かつ成功しやすいのです。;

ということで、今できることはたくさんあるので夫のことはしばらく放っておいて自分に意識を向けましょう!と心がけてみてください。

なかなか難しい!って場合はカウンセリングなどもご利用くださいませ。
一番お勧めはリトリートですけれど、マジで。

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