自分を愛してくれる夫がいるのに職場に気になる人ができちゃった!~パートナーとの愛を深めることに喜びを感じられない問題~



あるあるなお話かと思いますが、今日はまた新たな角度から深掘りしていきたいと思います。
なぜその夫を選んだのか?と同時に、なぜこのタイミングでそういう男が現れたのか?を掘り下げていくと様々な心理が見えてくるのですが、その一端を今日はご紹介したいと思います。ちょっと難しいお話かもです。

こんにちは。
34歳バリバリの武闘派女子Cと申します。

独身時代は、ずっと不倫なんて!言語道断だ!と思っていたのですが、結婚して2年近く経った今、恋をしてしまったのです。

こんな気持ちになるのは10年ぶりくらい。今の夫と付き合い結婚するまでの気持ちとは違います。

今の夫はとてもわたしのことを大事にしてくれ、全身全霊で愛してくれます。
そんな夫に毎日幸せを感じますし、このまま行くのだと思っていました。

ただ、わたしの前職がハードだったため結婚生活のために転職をしました。

するとそこで出会ってしまったんです。
初めはなんか気になる、素敵な人だなくらいにしか思ってなかったのですが、いつのまにか恋心を抱いている自分に気がついたらもう、ワクワクが止まりませんでした。

きゃ、わたし恋してる!

そんなことを脳天気に考えているうちは良かったのですが、だんだんと

一度お手合わせしてみたい!

と思うようになりました。

夫との週一のセックスは正直、毎回同じでつまらない。
相性は悪くないけど、物足りないんです。
色々と試してみたり、要望を伝えたりもしたのですが、夫の元々持っている性格が、ドMなわたしには物足りないんですー!!!(こんなことどこにも言えませんが)
夫は満足してるみたいです。
頻度はもっとしたいみたいですが、わたしが限界です。

わたしも20代のころはセックス大好き、性欲もたくさんあったのですが、年齢を重ねるごとに落ち着いていたので、

歳のせいだな と思っていました。

でも、職場で出会った人とはこの人とセックスしたい!の気持ちが湧き上がってしまい、夢にまでみて、想像しながら1人でもしています。

不倫は良くない、と頭では理解しつつもこの気持ちが抑えられません。

気になる彼とも、仕事上で仲良くなりまんざらでもない様子なので時間の問題と捉えています。

育った家庭の話になると思うので、書きます。
母は、自分のとても厳しい父親からブスだバカだと言われ、暴力も振るわれながら育ったためひたすら自己肯定感が低いです。人の褒め言葉も受け入れられません。そんな母は、幼い頃は厳しくてわたしも自己肯定感がとても低かったです。
父は仕事が忙しかったですが、しっかりと愛情を注いでくれたと感じています。とても父のことが大好きでした。
兄とは喧嘩ばかりで仲が悪く大人になってもほぼ話しません。

長くなってしまいましたが、ネタにしてもらえればと思います。
(Cさん)

久々にこのネタを頂きましたので具体例を交えてお話する次第です。
「知ってる!知ってる!」と思う方は復習がてら私がどんな風に話を進めるのかを推測していただければと思います。

ということでこの件に関しては過去にもたくさん事例を紹介していますし、がっつり学びたいかたはこちらの動画もお勧めですのでご検討くださいませ。はい。

Cさんの場合はまだコトには至ってないのですが、ヤル気満々でいらっしゃるので一足先に学んでおくのもよいと思います。

★セミナー動画:応用心理学講座「旦那もいるけど彼氏もいる問題~分裂したマインドがもたらす現代社会の問題~」
https://nemotohiroyuki.jp/everyday-psychology/46448

★セミナー動画:応用心理学講座「自立すればするほどアンダーグラウンドが必要となる理由~なぜ、経営者はお姉ちゃんのいる店に行くのか?~」
https://nemotohiroyuki.jp/everyday-psychology/46456

「一度お手合わせしてみたい」という人との出会いは素敵なものですよね。
それだけ魅力的な人に出会えたこと自体が幸せなことです。

それに結婚していたとしても恋心が出てこないわけもなく、そんな人に出会ったらときめいちゃうのも無理はありません。

倫理的・世間的・心情的に禁忌とされてますけれど、まあ、感情なんてコントロールできないですからね、そうなっちまうのもあるあるだと思った方が良いものです。

中には「あたしがそんなことするなんて!」とびっくりされる方だっていますから。

とはいえ、心の世界というのはそういう浅いところの感情の動きもあれば、自分でも認知できない深い領域も存在するものです。

最近のネタで「えっ!?元カノにそんなにも罪悪感を持っていたのか!!」ということに気付いた後輩の話を紹介させてもらったのですが、ふだんは全く意識しないところに大きな罪悪感が潜んでいるなんてことはふつうにあることです。

だから、どこにフォーカスするかによって話の展開は変わってくるもので、相談するカウンセラーによっても見解はまちまちだと思います。

ある人は「いいじゃない!付き合っちゃいなよ!」と言うでしょうし、ある人は「旦那を選び直しなさい」と言うでしょうし、ある人は「旦那とのセックスをもっと充実させなさい」と言うでしょうし、ある人は「母との関係を見つめ直しましょう」と言うでしょう。

根本先生の場合はどうか?というと、『とりま「前職がハードだったため結婚生活のために転職」しちゃったことが原因なんだろうねえ』という話から始めると思います。

Cさんの「刺激なしでは生きらない」「人生はドラマである」という武闘派女子ならではの方針を思えば、ハードな仕事から降りた時点で刺激が物足りなくなるのは無理もないでしょう。

しかも、モラハラもせず、浮気もせず、酒におぼれることもなく、それどころかめちゃくちゃ自分を愛してくれる夫との生活となれば退屈せざるを得ませんよね。

となると分かりやすくセックスに刺激を求めたくなるものですが、たいがいそうした夫のセックスは大変ノーマルなので「不満ではないけれど満足度は低い」と判定せざるを得なくなるものです。

となれば、職場で出会った素敵な彼にきゅんとなってしまうのもよく理解できると思います。

そもそも情熱系な武闘派女子ってのは山あり谷あり、谷!山!谷!山!でも、また谷だーーーー!という起伏の激しい旅程を好むものですから、愛情豊かな夫との平和で穏やかで暮らしというのはただただひたすら退屈になるわけです。

その退屈を紛らわせるために料理に打ち込んでプロ級の腕を身に着けたり、日々家作りに没頭してモデルルームみたいな部屋に仕上げたり、趣味のつもりで始めたヨガにハマってインストラクターに上り詰めたりと「さすが武闘派だねえ」という道を歩むことも多いのですが、「恋に生きる女」を標ぼうする方々は佐藤健くんや中村倫也くんでは満足できず生身の男を求めるようになるのでしょう。

ということでCさんの本質的な問題というのは「パートナーとの愛を深めることに喜びを感じられない」という点にあると思われます。

俗に言う「親密感への怖れ」と言っても良いのですし、例によって自己肯定感の低さを題材にしてもいいのですが、情熱系な方々はやはり分かりやすい刺激を求めてしまう傾向にあるものです。それはもう仕方がないものです。

やっぱ刺激的で、移り変わりの激しい日常の方が「楽しい!」と思うわけですから、休暇が取れたら「海外に行きたい!」なんて思っちゃいますし、何かにチャレンジしたり、見知らぬ世界に挑んだりしたくなるわけですね。

要するに視線がすぐに「外」に向かいやすくなるんです。

すなわち「不満を解消するために、外側から自分を満たそうとする」というパターンを持ちやすくなります。

それは裏を返せば自家発電というか自己充足が苦手な側面を表しています。

でも、その方が分かりやすいからまあしゃあないよねえ、という話になるんですが。

ただ、そうした外側から足りないものを調達しようとすると同じパターンを繰り返しやすくなるのも真実です。

だからこそ、私のお話はより本質的なところに目を向けて、根っこからその問題を解決したいと思うわけでして、その分、ちょっと時間はかかりますが、自分らしく自然体な生き方ができるようになっていくものです。

そうした視点から見ていくことによって「やっぱ今の旦那だよねー」とか「離婚した方が自分らしくね?」とか「その彼をセカパにするのがいいかもね」という見解だけでなく、「やっぱ仕事がポイントみたいだよね」とか「ライフワークを生きることにエネルギー向けたほうがええで」みたいな展開を見ていくのです。

夫とのセックスが不十分であることは結婚前から分かっていたことでしょうから、「結婚」に対してCさんが何らかのバイアスをかけてることが想定できます。

セックスがそれほど重要であるならば今の夫を選んだのか?と言われたらたぶん微妙なんだと思います。

だから、たぶん他に重要なポイントがあって夫を夫としたのだと思います。

じゃあ、そのポイントって何なのか?というのが非常に大切な意味合いを持ちます。

だから、まずはその点を見ていきたいところです。

この部分が生まれ育った家庭とつながるんですよね。

例えば「あまり父に愛されてるとは言えず、かわいそうな母」を見て育ったならば、夫に愛される妻になりたいでしょうし、家庭が殺伐としていたならば愛情深く優しい人を夫にしたいと思うでしょう。

つまり、セックスよりも優先順位が高いものがあったわけです。

そして、それが満たされたからこそ、優先順位の低いセックスが問題に浮上してくるわけですね。

また、夫との性の不一致というのは少し深掘りすると「親密な距離感で自分自身を抑圧してしまうパターン」を表しています。

つまり、夫とのセックスにおいて、どういうわけか自分自身を100%表現できない自分がいるってことです。

それを夫の性格のせいにしてはいけません。

Cさんのセックスに何か受身的なところがあるのか、あるいはセックスというのは刺激的なものであり、愛しあうものではないという思い込みがあるのか、相手に対して何か遠慮してしまうところがあるのか、あるいは実はセックスを怖れているのか、想定できるものはたくさんありますし、自覚できていないものも多いものです。

その場合、育った家庭での関係性というよりも、記憶にないほど古い幼少期の母との関係とか、セクシャリティの問題とか、「それってまるで前世のパターンみたいだよね」という話になるとか、だいぶ遠い世界のお話になりがちです。

つまり、セックスが好きで積極的だからと言って遠慮がないとは言えないし、中イキできるから親密感への怖れがないとも言えないんです。

まあ、この辺はたいへん専門的な話になりますのでピンと来なかったらすいません。

家族のことを書いてくださったので(とても助かります)、少し言及しておきたいと思います。

父のことは大好きで愛情を受け取れているのに、兄とは喧嘩ばかりで仲が悪いというのがたいへん気になりまして、この部分が夫と彼氏という2人の存在を作るベースになってるのかな?という印象です。

なぜ、お兄ちゃんとそんな喧嘩ばかりしていたのでしょう?
性格的には真逆ですか?それとも真逆に見えて実は似た者同士ですか?
兄と何を争っていたと思います?
根本先生から「ブラコンじゃね?」と言われたら刺したくなりますか?笑

仲が悪いってことはCさんの自立を推進してくれた存在だと思いますので案外重要人物ですね。

だからもう少しお話を伺いたいところですね。

「兄弟姉妹の心理学 弟がいる姉はなぜ幸せになれないのか」(WAVE出版)

母のことが気になるかと思いますが、その母の存在がどうCさんに影響しているのか?という点についてはお兄ちゃんとの関係を合わせてみていく必要があるものです。

自己肯定感がたいへん低い母を助けようとずっと頑張ってくることもあれば、「あんな風になりたくない」と反面教師にすることもあり、またその母と癒着してしまい、未だに心理的には母べったりになっているのか、様々なケースが想定されます。

母が兄ばかり目をかけていたので無価値感を抱えるようになるケースもあれば、兄を特別視する母をなんとか振り向かせようと娘が男化することも珍しくないものです。

そうしたところでCさんのキャラを掴んでいけば、なぜこういう問題が起きてしまったのか?という点だけでなく、これからどうしていけばいいのか?を見ていくこともできますし、何よりも「Cさんらしい生き方」をデザインすることができるでしょう。

なので、とりあえず夫とも職場の彼ともなるようにしかならんので状況をコントロールする必要はなく、こうした本質的な問題と向き合っていくことをまずはおススメしたいと思う次第です。

そうするとこの件をきっかけにより自分らしい幸せを創造できる自分になれるので。

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