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夫婦って人生初の関係性なのでついつい家族の距離感に収まっちゃうことが多いんです。
そうすると浮気やレスはじめ様々な問題が出てきます。
その距離感を動かすことを提案するとともに「愛することをサボらない!」という警告を出してみたいと思います。
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実は10歳上の旦那と結婚して6年ですが、ほぼセックスレスでして。初期にレス解消に向けて話をしたら、私の事を家族としか見れず女に見れないから無理だと。
すごいショックでしたが、旦那のことは大好きなのでそれを受け入れ、今は単身赴任生活で仲良くやっています。が、先生のセクシャリティの講座を受けようかと悩んでいたら事件は起こりました。
ある日、一人飲みしてたら意気投合した男性と飲み過ぎ、ワンナイトしてしまったのです!
衝撃なのは、私が罪悪感まみれじゃないこと。むしろ、まだ女として求めてくれたことがうれしくて、感謝したいくらいで。(ちなみに私、毎日オナニーもするし、めっちゃ性欲あります)
ワンナイトの彼のおかげでセックスレスに向き合うきっかけをもらってしまったんです。
まず私は女王様になることから始めるべきなんでしょうか?
ご教示いただけると幸いです、よろしくお願いします。
(Aさん)
まあ、罪悪感って難しいんですよねー。ほんと。
Aさんのようなお話を伺うことはめっちゃ多いですし、「旦那もいるけど彼氏もいるネタ」はけっこう日常的なカウンセリングのネタになっております。
で、ほとんどの方は「罪悪感はない」とおっしゃるんですけど、意地悪な某N氏は「じゃあ、彼のことを旦那に話せる?」と聞くんですよね。
で、当然ながら「言えるわけないじゃん!」という反応がかえってくるのですが、「じゃあ、それって罪悪感があるってことなんだよね」とお答えします。
「友達と飲みに行く」というのは罪悪感なしに言えるじゃないですか。
もし、罪悪感がなければ「彼と飲みに行く」とふつうに言えるわけです。
だからAさんの場合もたぶん「罪悪感がない」のではなく「罪悪感を感じない」だと思うのですね。
で、なんで罪悪感を感じないか?という理由を考えていきたいと思う次第です。
性欲強いのに結婚してからほぼレスで、女として寂しいじゃないですか。
しかも、「家族としてしか見れない」=「女として見れない」なんて言われてるわけで、すごく悲しいじゃないですか。
それが飲み屋でたまたま知り合った男に女としてちゃんと見てもらえたし、求められたし、「ああ、やっぱりあたしは女なんだー!!」って感動するじゃないですか。
以前、似たような経験をされた女子が「あたしの体に反応して勃起してるモノを見たとき涙が出るくらいうれしかった」とおっしゃっていましたが、Aさんもすごく分かると思います。
だってずっと女を抑圧せざるを得なかったんですから。
だから、その喜びの方が罪悪感よりもインパクトが強ければ「罪悪感なんてない!」と思えるわけです。
また、もう一つ隠れてる感情がありまして、それは「怒り」ですね。
自分を女扱いしない夫に怒ってるわけです。
でも、これも旦那が好きだし、一緒にいたいし、と思っていると怒りも抑圧されます。
そうするといわゆる「復讐心」というのが芽生えるんですよね。
もちろんこれは無自覚かと思いますが、女として見られた時に「ほれ見ろ!あたしは女じゃねーか!お前がおかしいんだよ!!」というわけですね。
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ただ、こういう事件って夫婦関係に光明をもたらすことも多いんです。
例えば、ある奥様は彼氏ができたことが夫にバレて離婚する、しないの大喧嘩になりました。
けど、彼女は結婚してからずっと夫に下に見られ、大切にされてこなかった上に、言いたいことも言えない関係だったんですよね。
それが男のことがバレて喧嘩できるようになって、言いたいことを全部ぶちまけることができるようになって、夫もそれから態度が変わって、以前より風通しが良くなったと言います。
つまり、他の男と寝たことによって女であることを思い出し、夫ともう一度向き合おうと思えたのは幸甚と言えるんですな。
これは「夫の浮気問題」にも言えることでして、自分ひとりでは妻に対抗できないので「女」という強いカードを手に入れて、離婚をちらつかせながら妻に言いたいことを言う、という場合もあります。
だから、必ずしも悪いことばかりじゃないんですよねー、といつもお伝えするわけです。
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さて、女王様になることはもちろん解決の道ではありますけれど、それはセミナーでやるので(!?)、今日は簡単にAさんがこれからどうしたらいいのか?を考えてみましょう。
★そのセミナーはこれ!
東京/オンライン:3/21(月祝)13:00-17:00 ワークショップ「女王様マインドとお姫様マインドを学び、会得する4時間」
レスになる要因というのは様々なものがありまして、やはりカウンセリングでもけっこうな頻度でテーマになるんですけど、今日は「家族」になってしまうのはなぜか?って視点で見ていきましょう。
ちなみに、ほかにもよくある要因としては「待つ姿勢が染みついて自分から積極的に求められない」とか「友達みたいになってしまってお互い異性を感じない」とか「性的なものへの抵抗が強い」とか「セックスへの罪悪感が強い」とか「女としての自分に自信がなさすぎる」とか「二人の間に怒りや罪悪感や孤独感がある」とかいろいろ考えられます。
夫婦ってのは大人になってから作られる人生初の関係性です。
だから、どういう距離感で接していいのか分からない、というのが誰もが持つ関係です。
多くの夫婦は「恋人」から始まるので、結婚当初は「同棲と何が違うの?」的な感じすらあると思います。
しかし、生活を共にするだけでなく、運命共同体であり、周りからは「カップル」というよりは「家族」として扱われることも多いと思います。
特に苗字が変わることは心理的に大きな影響をもたらします。
また、事実婚の夫婦も多いわけですが、家を買うとか車を持つとか子どもを作るとかペットを飼うとかの「将来設計」もまた家族意識を高めます。
それで「私たち、家族なんだ」という風に意識するようになっていくんですね。
しかし、私たちが知ってる家族って「お父ちゃんがいて、お母ちゃんがいて、お姉ちゃんがいて、弟がいて」みたいな関係性なわけですね。
そうするとその家族の配役のどこかに自分たちを当てはめるようになります。
そして、当然ながら家族の中で女でいることは難易度が高く、性的なものはタブーになりますね。
だから「家族としては愛しているけれど男(女)としては見れない」という風に無意識になろうとするんです。
そうして「家族の距離」にお互いを修めるようになれば当然レスになります。
なので、この距離を動かす、というのがレス解消の一つのアプローチになります。
また、この家族の距離に夫婦関係を修めたいのは「恥ずかしさ」も影響してます。
女として見られるのが恥ずかしい、という心理です。
でも、これは隠れちゃってます。
家族として意識すれば裸を見られても別に平気ですが、相手が男だと思うと突然恥ずかしくなるような感じ。
だから、改めて夫婦で向き合おうとすると恥ずかしくなるんですね。
それで、問題を先送りしちゃってることも良くあります。
だから、この恥ずかしさを解消する(乗り越える)のもカウンセリングでは一つのアプローチになるんですね。
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で、距離を動かすにはどうしたらいいのか?と言えば、ちょっと他人の意識を持つということです。
ずっとそうする必要はないんですけどね。
家ってリラックスして安心して落ち着く場所じゃないですか。
特に外で仕事をしている人にとっては休む場所であり、楽するところじゃないですか。
昨今、外ではきちんとマスクしてる人が多いと思うんですけど、家に帰れば外すでしょう?
だから、けっこう抵抗が出ることも多いんですけど、家の中でもよそ行きの服を着てみるんですね。メイクもちゃんとするわけです。
よくレス解消の一つの手段として「家の中でもちゃんとミニスカートを履きましょう。パンツも手を抜かないように!」という課題を出すんですけど、よそ行きの意識を持つことで、旦那を「他人」として認識することを目指してるんですね。
夫は家で楽なかっこうしてても構いません。
少なくても自分が外を意識できれば二人の意識は変わっていきます。
それと言葉遣いを変えます。
10歳上の人にため口はきかないですよね?
だから、夫に対して敬語を使うわけです。
自分の話す言葉ってかなり影響力が強く、敬語を話すだけで意識がかなり変わります。
とはいえ、この2つの課題をずっと続けるのは疲れてしまうので、週に1日そういう日を作るか、時間を区切って「他人ごっこ」をするようにするといいでしょう。
つまり「ゲーム感覚」でそれを採り入れるとけっこうお互いの見方が変わるんですね。
また、距離を空けるために「お泊り」とか「一人で外食する」みたいな機会を作ることも有効です。
もちろん、再びワンナイトにハマる可能性もあると思うんですけどね。
Aさんの場合は単身赴任ってことですから、物理的には距離がすでに空いてるんですよね。
だからこそ、夫が家に帰ってきたときとか、夫の滞在先に遊びに行くときとかは「女」を見せられるチャンスだと思います。
せっかくなら夫婦でちょっと良さげなホテルを取って寝るのもいいと思うんですよね。
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どんな関係性でも距離感が固定化するとマンネリしてうまくいかなくなります。
だから、ちゃんと心理的な距離を動かす意識を持つことが大事で、それはめんどくさいと思っちゃいますが、ここはちょっと頑張り時ですね。
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あと今回の件をきっかけにやっていただきたいことは「あたしは女だからセックスが欲しい」と訴え続けることです。
それは夫が「こいつはセックスが必要な女なんだ」と認識するまで続けます。
これに抵抗がある人は多いんですけど、ちゃんと欲しいものを欲しいと言うことはすごく大事なことです。
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で、実はここからが一番お伝えしたいネタなのですが、「ちゃんと夫を愛する」ということをやっていきます。
愛することを行動で示す、ということです。
好きを表現するのではなく、愛するということです。
夫の素敵なところを見つけて伝えます。
感謝をちゃんと言葉にして伝えます。
ごめんなさいをちゃんと伝えます。
夫が喜ぶことをしてあげて、それで自分も喜びます。
夫の話をきちんと聞いてあげます。
二人で一緒に過ごす時間をちゃんと作ります。
Aさんの情熱をちゃんと夫に向けるんです。
そこで家族だからって手を抜かないことがすごく大事です。
そうすると「私はそのつもりでも夫が乗ってこない」という風に思われるんですけど、だからってサボっちゃダメです。
夫が反応を示さなくても、自分から愛することを続けていくんです。
とはいえ、いきなりこれを課題に出すとほとんどの人は抵抗を示すので、他のことで練習してから取り組んでいただくんですけどね。
そして、この「ちゃんと夫を愛する」ということが女王様として君臨するための必須科目でもあるんです。
実は、夫婦関係って罪悪感の巣窟になるんですけど、その原因を一言で表すならば「愛することをサボってる」からです。
だから、自分が今できる範囲でちゃんと愛するということを意識してみてください。
これは人間的にも女としてもめちゃくちゃ成長する機会になるのでお勧めです。
・・・というネタが筆者にもとても刺さってしまったのでまた自分なりに取り組んで行こうと思いました(反省)。
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