「結局あたしはこういう女なんだよね」と自分を知り、受け入れると肚が括れるので自由に生きやすくなるって話。

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野良猫好きの野良猫ちゃんの話はよく出てきますが、その恋をもう卒業しよう、そのパターンを手放そうと思ったら、それにふさわしいヴィジョンが必要なのも事実。
ただ、そのためにも「今の現在地」を知るために「今の自分」を知り、受け入れることが大事なんです。

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初めてリクエストしました。
根本先生のブログを読み、voicyを聞き、YouTubeを見て、書籍を購入！
次はお会いしてエアハグするだけです！

とまぁ…前置きが長くなってすみません。
野良猫の彼が家猫になりそうで怖くなっているんです。
よかったらネタにしてください。

彼は野良猫と少しロックマン要素もあります。
彼からの熱烈アプローチで２ヵ月追いかけられ捕獲されたのち、お互いジリジリ攻防戦を繰り返すこと１年、彼のシャッターが前触れもなく降ろされ３ヵ月。
その３ヵ月の間、どんな作戦を仕掛けても岩のようになってしまい私も疲れていました。
するとそこへ現れたのはヘラクレスオオカブトくん！
あれ？こんな普通に連絡ってとれるの？

ヘラクレスオオカブトくんのおかげで野良猫を追いかけなくなったんです。
しばらくやる気のなかった美容から投資をして、ご飯をつくって、読書をして平和に暮らしてました。
これが自分軸かぁと毎日楽しく過ごしてました。

そしたら私には起きないと思っていた例のことが起こりました。
なんとあの野良猫がすり寄ってきたんです。
気のない返事をしていればどこかへ行くかなと思っていたのですが、家猫になりそうな勢いです。
なんだかとても可愛いのですが、そんなに寄ってこられても…私も野良猫ですね。

このまま野良猫を家にいれてあげないなんてとても心苦しいです。
抱きしめてあげたいのですが、また身も心もボロボロになりそうで怖いです。
以前、自分を大事にできなかった時期があり、そのときは本当に辛かったです。
当時の気持ちを紙に書いたり、スマホに打ったり、ときどき読み返しては思い出しています。
決断して迷って、決断して…ひとつずつ階段を登っています。
こんな風にしていれば少しずつ離れられるでしょうか。
（Ｙさん）

いつもありがとうございますー！！！
ところで、エアハグだけで良いのですね？笑

さて、結局好きなもんは好きなんですよね。
どうしたって惹かれちゃうし、諦めようと頑張るんだけどその努力のかいなく気持ちを持って行かれたりしちゃいます。

「しょうがないよねー。だってそういうのが好きなんだもんねー」ってカウンセリングではいつもお伝えしてます。笑

「だってさー、ヘラクレスオオカブトって猫にとってはおいしいエサだもんねー。貴重なたんぱく源じゃん。やっぱ野良猫は野良猫の方が好きだもんなー。」ってことかもしれませんな。

で、Ｙさんはそのエサ、あ、違う、ヘラクレスくんとお付き合いされてる状態なんでしょうか？そこに野良猫君が“お約束通り”近づいてきて気持ちが揺れてるってことなんでしょうか？

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昨日は「自分の愛情表現を知りましょう！」って話を書いたわけですが、今日もまた「自分を知る」シリーズです。

自分って結局何が好きなん？
どんな男に惹かれるん？
どういう恋がしたいん？

という基本的な部分ですね。

この「自分を知る」ということはいつか本に書きたいテーマだと最近思い始めたんですけど、やっぱり「現在地を知る」という意味でもすごく重要です。

Ｙさんは「平和に暮らす」のって好き？向いてると思う？笑

そりゃあ、野良猫くんと神経をすり減らしながら攻防を繰り返したあとにそんな平和な時間は貴重で大事で癒しだと思うんですけど・・・そこにずっと居たい？？？

かつて私のクライアントさんで沖縄が大好きで移住した方がいます。
ずっと東京の下町のごちゃごちゃしたところで生まれ育ったので、ワイルドな自然と人が少なく、趣味のスキューバが楽しめる沖縄が気に入ったんですね。

でも、彼女は２年ほどで東京に帰ってきてしまいました。
その理由は「ごちゃごちゃているところがやっぱり好きだと気づいた」から。

かつては人が多くて、家も密集していて鬱陶しいと感じていた街がやっぱり自分には合っていて、そういうのが好きだと分かったそうです。

自分って何が好きなんだろう？
どういう恋が好きなんだろう？
どういう男が好きなんだろう？

良いとか悪いとかボロボロになるとか癒されるとか、それって判断だし、結果です。

うちの読者のみなさんは「なんだかんだしんどいけど結局やっぱり野良猫君が好き」だったり、「ほんとボロボロになっちゃうけどロックマンがタイプ」だったりする人が多く、「それをやめたいんです！もっと平和で安全で安心な恋がしたいんです！！」との訴えをよく寄せていただくんですけど、私はいつも「それでほんまにええのん？」って言います。

結婚、も結果ですね。
だから、「結婚」という結果ばかりを追い求めると、それを手に入れた後に「自分らしい恋」をしたくなることが多いのです。

その自分らしい恋が「野良猫君を地の果てまで追いかける」だったとするならば、それはもう自分のサガだし、好きな生き方だし、ライフワークなんだから受け入れるしかないのですな。

ああ、みなさん、そこで絶望しないでくださいませーー。
今、元気になる話をしてるつもりなんですけどーーー。

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じゃあ、なんでＹさんはそんなに野良猫くんに惹かれるんでしょう？

もちろん自分も同じ野良猫だしー、ということなんですけど・・・。

やっぱ助けたい人なんかなあ。
寂しさを人の中に見ると放っておけない人なんかなあ。
彼の心の傷を癒してあげたいと思っちゃうのかな。

それもまた自分の本質で、自分らしさだと思います。

だったらそれが自分の生き方なんだ！と腹を括るのもアリです。

逆に、それを知ったうえで手放したいと望むのであれば、手放した先にヴィジョンが必要です。

「もう不倫はイヤなんです。フリーの彼と付き合いたいんです。だから今の彼と別れたいんです。けどなかなか別れられなくて！」なんて相談を頂くことも多いわけですけれど、「別れたあとにワクワクするヴィジョンが見えないでしょ？だから別れられないんだよね」って話をします。

「野良猫はもうこりごりなんで、ヘラクレス君と付き合いたいんです！」という方にもやはり「ヘラクレス君と付き合って幸せになってる自分を思い描ける？」ってお聞きします。
（その結果「・・・。・・・。や、やっぱり退屈ですか？？？」と目を落とされる方も少なくないものです。）