付き合ったり別れたりあいまいな関係を続けてしまうのは彼が71点の男だから!?~ほんとに欲しいものに素直になってみる~



感覚って大事だと思うんです。「合わないなあ」という感覚、「楽だなあ」という感覚。
しかし、私たちの思考はそんな感覚を否定して理屈付けをしようとします。そうすると罪悪感が新たに芽生えたり、本音が分からなくなってしまうんです。
「思考」を丁寧に取り除き、正直な感覚だけを取り出すと本当の問題が見えてきます。

ダラダラ付き合ってる彼氏がいます。1年半付き合って別れを切り出す→3ヶ月後別れを切り出したにも関わらず自ら復縁→5ヶ月後また自ら別れを切り出す→5ヶ月後相手から復縁→ただいま付き合っているようないないような感じで半年経過しています。

自ら別れを切り出した時の理由は2回とも同じで「なんか自分の結婚相手として釣り合わないかんじがする」というもの。私は世間的には家柄とか少しいいようです。
今まで勤めた会社ではどこでも知らないうちにお嬢とあだ名がついたたり、扱われたりします。

復縁に応じる理由も毎回一緒で、一緒にいて楽だし笑えるし、こういう私を愛してくれる人がいてくれるのはありがたいことだと思うからです。
両家なんとなく雰囲気が違っても、結婚生活をするのは当人同士だから関係ないし、優しくて私のことを大切にしてくれる彼に、「釣り合わない」などと感じる私は自惚れているのではないかと思うのです。

また私が彼と結婚したいと思えないのは、釣り合わないとかいう理由ではなく、実は親密感の恐れをいだいているからなのかもしれないとも思います。
自分の感覚が実は親密感の恐れなのか、そうでないのかについて気づく方法も教えていただきたいです。

いい人なだけに、彼からの「結婚したい、せめて同棲してみよう」という言葉をはぐらかすたびに罪悪感に苛まれます。
(Aさん)

例えば、Aさん、次のうちよくやっちまうことって次のうちどれだと思いますか?

(1)ほんとうは感情的なのに、頭で考えすぎることがある。
(2)ほんとうは感覚的なタイプなのに、頭で考えて行動することがある。
(3)ほんとうは直感タイプなのに、頭で考えて直感を打ち消すことがある。
(4)1~3全部当てはまる。

たぶん、うちのブログの読者は(4)が一番人気なんじゃねーかと思うんですけど。Aさんはどうでしょうか?

で、その話はちょっと横に置いて、今日は結論から申しますと、

「Aさんにとって彼は71点!!」

とうところでしょうか。

結婚したり、一緒に暮らしたりするにはちょいと物足りない。
けれど、完全に別れて会わなくなるのもちょっと寂しい。
かといって次の男が70点以下だったら最悪。
でも、今までの人生でなかなか71点の男っていなかった。

まあ、そんな葛藤が心の中を渦巻いているのかもしれません。

とはいえ、なんだかんだ3~4年くらい付き合ったり、別れたりってのを繰り返しているんですよね?
そういうのって「腐れ縁」なんて申しまして、「付き合ったり、別れたりを繰り返すことが習慣になる」なんてことになりやすいんですね。

付き合っていても「まあ、いずれまた別れるんだろうなあー」とお互いに思っている。
そして、分かれていても「まあ、いつかもとに戻るんだろうなあ」とお互いに思っている。

そんな感じですね。

あいまいな関係。
はっきりしない状態。
先の見えない二人。

で、見方を変えると、それが目的である可能性もあるんです。

「彼とどうなりたいの?」とか聞かれると機嫌悪くなるでしょ?笑

付き合ったり、別れたりを繰り返す目的って何だと思いますか?

例えばね、「ほんとうはお家のことが重たくて結婚とかしたくなくて、それであいまいな距離でいられる居心地のいい(都合も良い)彼と一緒にいることにしてるから」とか、「Aさんがお察しのように親密感への怖れから近づけなくなってしまってるから」とか、「罪悪感から自分が幸せを感じないように距離を調整しているから」とか。

一つ目のテーマはこれだと思うんですよね。
ちょいと考えてみてください。

で、本当は感情・感覚・直感タイプなのに思考が優位になってしまうとごちゃごちゃしてしまうので、何がほんとうに問題になっているのか?をきちんと整理する必要があります。

そこで、ちょいと揚げ足をガンガン取りながら分析してみたいと思うわけです。

>「なんか自分の結婚相手として釣り合わないかんじがする」というもの。

家柄が理由になっているんですけど、これはたぶん一緒にいるときの「肌感」だと思うんですよね。
考え方とかあり方がなんか違うなあ、という感覚。

とはいえ、この感覚ってたぶんあいまいなものだと思うんです。
「何となく合わないなあ、違うなあ」というもの。

人によってはその違いは受け入れられるものであるケースも多いのですが、Aさんはたぶん受け入れられないタイプかもしれません。
それがいいとか悪いとかではなくて、そういうタイプってことね。

「サラリーマンもできなくはないけれど、なんか違うなあ。向いてないなあ」という感覚、「この服、デザインもフィット感もいいんだけど、なんか合わない気がする」という感覚。

こうした感覚って論理的に考えてしまうと「意味なし!」になりますよね。

だから、理論的に意味付けをしようとします。
それがこの部分ですね。

>私は世間的には家柄とか少しいいようです。今まで勤めた会社ではどこでも知らないうちにお嬢とあだ名がついたたり、扱われたりします。

そうした理屈によって「だから彼とは別れたほうがいい!」という結論が出ます。ところが、別れた後にまた別の感覚がやってくるんです。

>一緒にいて楽だし笑えるし、こういう私を愛してくれる人がいてくれるのはありがたいことだと思うからです。

これもまた「肌感」ですよね。楽だし、笑えるし、ありがたいし、と。

でも、これも感覚なので理屈が後を追いかけます。

>両家なんとなく雰囲気が違っても、結婚生活をするのは当人同士だから関係ないし、優しくて私のことを大切にしてくれる彼に、「釣り合わない」などと感じる私は自惚れているのではないかと思うのです。

これは思考的な判断でしょう?
復縁をするために自分を納得させるために“作った”理由ですね。

で、それだと付き合ったり、別れたりを繰り返すことになるので自分も嫌だし、彼には罪悪感を持ってしまうし、なんとかしたい、早く最終決定をしたい、と思います。

なので、そこで思考が再び動き出します。

>また私が彼と結婚したいと思えないのは、釣り合わないとかいう理由ではなく、実は親密感の恐れをいだいているからなのかもしれないとも思います。

「彼と別れるべき」という結論を出すために用いた理屈をここで「親密感の怖れがあるからではないか?」という新たな理屈で否定するわけです。

そして、結果的に「私に親密感への怖れがあるからではないか?」と「自分が悪い、自分のせいだ」と持っていくことで収めようとします。

ところが「ほんまに親密感への怖れなんてあんのかな?実感ねーけどな」と思うので、根本先生に、

>自分の感覚が実は親密感の恐れなのか、そうでないのかについて気づく方法も教えていただきたいです。

という質問を投げることになるわけですね。

・・・今日はとても丁寧に回答してますよね?すごくないですか?オンラインスクールのメルマガ並みにちゃんとやってますよね?すごくないですか?(2回目)

ここまで読まれてきたら分かると思うんですけど、Aさんがほんとうに葛藤している部分というのは、

>「なんか自分の結婚相手として釣り合わないかんじがする」というもの。

vs

>一緒にいて楽だし笑えるし、こういう私を愛してくれる人がいてくれるのはありがたいことだと思うからです。

という感覚です。実のところ。そこに思考がガンガン侵入してくる上に、罪悪感が入ってきたり、(付き合う/別れる、の)習慣化が入ってきたりするから訳が分からなくなるんです。

だから、問題なのはAさんにとって彼が71点だってことなんです。

Aさんが本当に欲しいのは「結婚相手として釣り合う、一緒にいて楽で笑えて私を愛してくれる人」です。

残念ながら今の彼はそうじゃないんです。

そう、彼は2つの条件のうち、1つしか満たさない人なんです。

これは自惚れでもなく、単に「肌感」の問題です。

「みんなはあの店の料理がおいしいと言ってるけど、僕の口にはなんか合わないんだよね~」という感じの。

でも、そこで「思考」はAさんに「それってわがままだよね?自惚れだよね?偉そうだよね?そんなんじゃだめだよね?ますます彼に申し訳ないじゃん。」なんて語り掛けてくるでしょう。

ええ、そんな「思考」が言うことは無視です。くそくらえです。「うっせー!関係ねーわ!」と突き放してOKです。

だから、Aさんに提案したいのは、神様にお願いすることです。

「結婚相手として釣り合う、一緒にいて楽で笑えて私を愛してくれる人をください!!!」と。

両方、望んでいいんです。
両方、手に入れていいんです。

ちょっと話が横道にずれるんですけど、家柄がよかったり、家がお金持ちだったりすると、周りの人たちにちょっと気を使いながら育つことが多いんです。
(いわゆる「恵まれていることへの罪悪感」という奴です。)

そうすると欲しいものをちょっと遠慮しちゃったりするんです。

本当はAもBも両方欲しいんだけど「Aだけでいいです。Bは誰かにあげます。」って風に。

だからAもBも両方手に入れていいんだぜ!ということを自分に教えてあげることが大事です。

そしたら、不思議なことに「じゃ、やっぱり彼がいいや」なんて思えて、すっきり同棲できることもありますし、あるいは、よりを戻したいと思わなくなったりします。

結局、「欲しいものを欲しいと素直に言ってみな!」って話になりましたね(笑)

良かったら参考にしてくださいませ。

親密感への怖れがあるからなのかどうかってのはなかなか分かりません。
それはセクシャリティやセックスに関するテーマになることもありますし、罪悪感から癒着してしまってる可能性もありますし、家族との関係性が影響していることもあります。

今日は「自分の肌感に素直になって、欲しいものは欲しいとはっきり言っちまいなよ!」って方向で話を進めましたが、ほかにも切り口はたくさんありますね。

また機会があればその辺のお話をしてまいりましょう。

※なんか質問には何一つ答えてないような気がしますけど、それは気のせいってことにしておきます(笑)

★罪悪感についてはこちら。「恵まれていることへの罪悪感」を持っている人は多いよね。

「いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本」(ディスカバー21)
*セミナーDVD『私の幸せを阻む「罪悪感」を「愛」で癒して「私」を自由に解放するワークショップ』

★自分の本音に素直になるためのメイク落とし。罪悪感は初日に扱います。

『「いつも無理してるな」と思った時に読む本』(大和書房)

*セミナー動画:心のメイクを落として本来の自分らしさを取り戻すワークショップ3days

★自分軸を取り戻す本

『人のために頑張りすぎて疲れたときに読む本』(大和書房)


今日の話を無料アプリのvoicyで音声でラジオみたいに聴けます!
 
ほんとに欲しいものに素直になることの大切さ
 

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