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その裏にあるのは「恥ずかしさ」であり、「親密感への怖れ」であり、かつ、「自己嫌悪」、そして、「罪悪感」かもしれません。
そんな恥ずかしさを克服するワークを紹介しつつ、何とか彼と幸せになってもらう手立てを考えてみました。
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おかげさまで今は好きなことで食べていけてます…!
そんな私ですが、会社を辞めたときから付き合っているロックマンに最近、かなり無神経な言動をされてしまいました。
すごく傷ついたのでロケットランチャーをぶちかましてしまいましたところ、相手をひどく怯えさせてしまいました。
その後色々あって月1で顔を合わせてくれることにはなったので、母性で包み込んで安心しきったところを仕留める作戦でいこうと思っています。
ただ、そこで不安材料なのですが、私、彼を前にすると照れて何も言えなくなってしまうのです。
自然体の時は男女問わず、笑わせるのがものすごくすきで体も張ってしまう芸人気質なのに、彼相手だと言いたいことが全然出ない…。
そして彼は彼で自分の考えてることはほとんど言わないタイプなので、気まずい時に二人で会って話ができるか心配です。
黙ってしまう自分を肯定したい気持ちもありつつ、付き合って数ヶ月でもないのにアホか!!きもっちわるいんじゃーーー!!!と頭をかきむしる日々です。。
自分を自由に表現しやすくなるような素敵ワークがあれば是非ご教授願います…!
(Nさん)
好きなことで食べて行けてるってすごいですねー!!!ほんと良かったです。
で、例によって恋愛ですよね?やはり。ええ。分かってました(笑)
でも、ほんと、よくいらっしゃるんですよーーーー。
「友だち時代は面白くて何でもしゃべれるんだけど、好き(はあと)ってなった瞬間から恥ずかしくて何も言えなくなってしまう」
とか、
「みんなといるときは明るく面白く場を盛り上げられるんだけど、好きな人と1対1になると途端に無口になって『どうしたの?機嫌悪いの?』ってめっちゃ聞かれる」
とかね。でも、やっぱりロケットランチャーぶちかますんですよね。
やはりNさんもゲリラ戦を得意とするタイプの武闘派女子ということなのでしょうか?
芸人体質の方って、その恥ずかしがりやな部分を隠すために道化をやってるところがあるので、いざ恋愛モードになると何もしゃべれなくなったりするんですよね。
しかも、その芸人としての振る舞いが成功しちゃうものですから(それはそれですごいこと!)、ますます1対1のときの自分とギャップを感じて自己嫌悪しやすくなりますよねー。
だから、彼の前で何も言えなくなってしまう自分を責める気持ちは、外で成功しているほど強くなるものです。
ところで、次のような傾向ってないですか?
□好きな人には「好き」と言えない。
□正攻法な恋は苦手で、何かと搦め手を使いたがる(体から入る関係とか)
□そもそも感情表現が苦手。
□シリアスな雰囲気になると逃げだしたくなる。
□人からの愛情や感謝を受け取るのが苦手。
□親密になると恥ずかしくて逃げ出したくなる。
□セックスは演技派、もしくは、黙々とこなす派。
□好きな人には嫌われる怖れが噴出してしまう。
□与えることは大好きなので色々と面倒見てしまう。
□みんなからは「いつも明るいね」「いつも元気だね」と言われる。
そんなシャイで恥ずかしがりやなNさん始め同志のみなさまにとっては、それゆえに似たタイプのロックマンにハマりやすい傾向がありますが、彼もまた何も発しないので二人でいるときの空気は「固まっている」か「凍っている」ことが多いのかもしれません。
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大きなジャンルで見ると「親密感への怖れ」というのがあって、それで少し離れた距離にある人間関係はけっこう成功しやすいのですが(仕事とか、たまに会う友人とか)、恋愛となるとその怖れが「恥ずかしさ」として噴出してしまうんですよね。
で、そんなNさんの心の内は膨大なる自己嫌悪が渦巻いていることが多いのですね。
Nさんは自分自身のことをどういう風に見ているのでしょう?
すなわち、ハダカの自分をどんな風に見ているのでしょう?
外側(仕事、交友関係など)はけっこう充実していて魅力的で輝いているように“演出”できている分、その服を脱いだハダカの自分に対しては否定的に見ちゃってることが多いものです。
汚いモノ、と感じていますか?
何もない、と思い込んでいますか?
自分なんて愛されるはずがない、と信じていますか?
そうすると、恥ずかしいだけでなく、親密になることへの怖れもかなり深く出てくると思うのです。
だから、ロックマン氏との出会いを通じて、そんな内なる自分を愛しなさい、という課題が突き付けられているのかもしれません。
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ちょっと言葉にして表現してみましょう。
「彼との関係でどうなることを怖れていますか?」
「彼に知られたら困る自分ってどんな自分ですか?」
すぐには思いつかないかもしれないけれど、ちょっと考えてノートなどに書き出してみてください。
20個、30個くらいはリストアップするつもりでやると良いですよ。
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で、他人の前では「芸人体質」なんだけど、好きな人の前では「貝」になってしまうNさんの本質ってどっちなんでしょうか?
もしかすると本当は大人しくて静かな女の子なのかもしれないなあ、と思うのです。
笑いを取りに行くスタイルは後天的に身に付けたモノじゃないかなあ、と。
そんな「大人しい自分=ありのままの自分」では生きにくかった時代があったのかもしれません。
・・・となると例によって家族関係にテーマは移るわけですけれど、その辺に何かがあるのかなあ、とも思うわけです。
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さて、そんなNさんにとっては、今までも紹介したことのある「鏡の瞑想」なんかが良いのではと思っております。
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目を瞑って目の前に大きな鏡があるとイメージしてみます。
そこに自分自身を映し出します。
どんな顔をした自分が映っているのでしょう?
しばらくその自分を見つめてみます。
どんな気持ちになるでしょうか?
その自分になんて声をかけてあげたいですか?
実際に声に出してそのまま言葉をかけてみてください。
そうして鏡に映った自分とただ会話をしていきます。
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これは内なる自分と向き合い、対話し、そして、受容、承認していくワークで、いろんな気付きが得られるし、とてもシンプルなのでよくお勧めしている方法です。
特にどうこうしようと思わなくても大丈夫です。
たとえひどい言葉であっても、自分が自分に対して感じている気持ちなのですから、正直に声に出してみるのです。
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そのイメージワークの応用編で、今度は「目の前に彼がいる」として同じように自分が感じていることを声に出して伝えるレッスンも効果的です。
もう、これはシミュレーションみたいなものですけどね。
以前、「彼を思い浮かべてくださいね。そして、『好き』って声に出して伝えてみてください」とお伝えしたら、パッと目を開けて「それを言うくらいなら、ここで服、脱いだ方がマシです!」とのたまうくらい恥ずかしがりやな武闘派女子がいらっしゃったのですが、Nさんも彼女の気持ちが分かるかもしれません(笑)
だから、何度もこのワークをやってみるんですね。
彼に言いたいことを言葉にするレッスン、です。
そうすると心としては彼に素直な気持ちを伝えることに慣れていくので、現物の彼が目の前に現れてもだんだん言いたいことが言えるようになっていくでしょう。
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こうした親密感への怖れから来る「恥ずかしがりや」の問題はパートナーシップに大きな影響を与えるものです。
昔、「まだまだ恥ずかしさがあるのでそれを克服したいです!」というテーマで1年以上、広島から大阪まで毎月通ってくださった方がいらっしゃったのですが、お陰で私も様々なテクニックを考案するに至りました。
1年もかかるの?と思われたかもしれませんが、実際は数回でだいぶクリアになってきたんですよね。それをさらに極めたい!という武闘派魂溢れるチャレンジだったのでそれだけの期間をかけたんです。
もちろん、だいぶ大胆に、自由に、解放的に自分を表現できるようになっていきましたねー。ぱちぱち。
だから、鏡の瞑想や彼を思い浮かべてのワークをたっぷりやっていただいて、徐々にその思いを克服していただければと思います。
ただ、そうした強い自己否定には「罪悪感」が絡んでるものですから、一応、そっちにも目を向けてみるのも効果的かもしれません。
★罪悪感を知り尽くし、癒す4時間ワークショップ
「私の幸せを阻む「罪悪感」を「愛」で癒して「私」を自由に解放するWS
大阪:2/15(土)13:00-17:00
福岡:2/29(土)13:00-17:00
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/33242
★罪悪感本
「いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本」(ディスカバー21)
★自分を休めるための「平日の休日」。
東京:3/9(月)14:00-17:00 「平日の休日WS~心を緩めて流す特別な時間を~」
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/33769
★お弟子さんたちのカウンセリングはこちらから。
>http://cocoronooffice.jp/#counselor
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