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辛い恋や離婚のあとは自分を癒す恋を求めるものです。
それが自分らしくない形であったとしても、その時の自分にはそれが「ちょうどよい」恋なのです。
だから、ちゃんとそんな恋をするにも事情があるんだぜ!ということで自分を肯定してあげてほしいな、と思うのです。
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ここ数ヶ月は、一人の異性に依存しないために複数の男性と会うようにしてきました。最近は良い関係を築きたいと思える男性に出会い、現在頻繁に会っている人が3人います。
そのうち、一人は私と同じような苦しい離婚を経験、同業者、マイノリティな出自など、共感できる部分が多いです。彼はステディな恋人関係を望んでいませんので、私が望めば曖昧な関係が続くでしょうし、彼氏ができればあっさり引き下がってくれるでしょう。
もう一人は「ポリアモリー」を実践している人で、「本命」の彼女がいます。彼はとても穏やかで精神性を重んじており、そこに私は惹かれています。
彼との触れ合いは、エロチックな優しさ、繊細さと、安心感に満ちています。私とキスもセックスも、街中で(小さい街なので知り合いに合う可能性もあり)手をつなぐこともできるが、彼の恋愛の基本となるのは私との関係ではありません。
それに対して、私は嫉妬というよりは罪悪感を感じます(彼女に対して、そして自分自身に対して)。
そして「これでいいのだろうか」「これが自分の望む関係だろうか」と答えのない問が浮かびます。彼は私が同意するなら関係を続けたい、と言うでしょう。彼の恋人も彼が望むならそれでいい、というでしょう。ただ私には違和感が拭えないのです。
そして3人目は、「真剣な関係」を望んでいて、私が他の男に会っていることに薄々気づき、私がそれを認めたので大喧嘩をしました。
3人目の彼も、他の二人に劣らず魅力的ですが、喧嘩をしたときの態度(プライドの高さ、自分が常に正しいという主張など)に辟易してしまいました。同時に、傷つかないために複数とデートしているような私に、「自分だけを見て」と言ってくれる人の存在がとても嬉しくもありました。
この彼と付き合いを続けるなら、他の二人との関係は終わらせなければならないのはわかっていますし、私もそうしたいという気持ちがあります。
でも、10年以上一人の男性だけを見てきた私は、色々な人に出会って、新たな関係を探り、自分も再発見するという経験をもう少し楽しみたいとも思うのです。
今の状況、どのように思われますか?
よろしければネタに使ってください。
(Aさん)
>今の状況、どのように思われますか?
と聞かれると、自動的に「まあ、いいんじゃないでしょうか?」と答える私なんですよね。
だって、
>でも、10年以上一人の男性だけを見てきた私は、色々な人に出会って、新たな関係を探り、自分も再発見するという経験をもう少し楽しみたいとも思うのです。
ですもんねー。
その気持ちも分かりますし、いいんじゃないかなあ、と。
要するに、飢えたピラニアのように獲物(男)が放り込まれるのを待っている数々の武闘派女子と違って、あたしは3人もタイプの違う男がいるんだよね~♪という惚気話ということでよろしいでしょうか???(笑)
ということで、あとは細かいツッコミを展開してみたいと思います!
例えば、みなさんも
>「これでいいのだろうか」「これが自分の望む関係だろうか」
なんて思うことがあると思うんですけど、実はそれ、答えが出てるんですよね。
Q.これでいいのだろうか?
A.全然よくないっす。
Q.これが自分の望む関係だろうか?
A.全然ちゃうねん。
ただ、その答えを「認めたくない自分」がそこにいるわけです。
認めてしまったら離れなきゃいけない・・・けど、離れたくない・・・よし!答えを出さないようにしとこう!!という心理が働いているんだろうと思います。
たぶん、今のAさんは1人目の彼に似ているのかなあ、とお見受けします。
「あいまいな関係がちょうどいい」という感じ。
一人に絞って、また辛い思いをするのが怖いし、嫌だから、付かず離れずの方が心地よい、という風に。
ところが、それに相反して、「一人の男性を愛したいし、愛されたい」という気持ちも強いかもしれません。今までがそうだったように。
そうすると3人目の彼が適任だろう、と思われるわけです。
この矛盾する気持ちを抱えているところに2人目の彼がちょうど緩衝材のように居てくれるんだろうと思います。
葛藤も矛盾も感じるのだけど、結論から言えば、3人いてちょうどよい、というのが今の状況なのでしょう。
そんな事情があるわけですから、その気持ちに変化が訪れるまでは、今の関係を継続していくしかないのかなあ、とも思います。
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Aさんに限らず、辛い離婚をしたり、失恋をしたあとはその痛みを癒したいわけで、「本来の自分が望んでいる恋」を少しお休みして、「癒し優先の恋」を選ぶのも悪いわけじゃありません。
回復期には回復期なりの恋を求めたくなるんです。
例えば、とある情熱系武闘派女子は常に恋愛道を極めるべく、ヘビー&ハード&レアな恋に全精力をかけるアスリートなんですね。
そんな彼女が超絶ハードな恋愛に終止符を打ったとき、とても疲れて燃え尽きてしまっていたんです。
そんなときに今までの男とは違う、癒し系かつ紳士系かつ優しい彼と出会うんです。
向こうが彼女のことをすごく好きになってくれて、とても尽くしてくれたので、ハードプレイのあとで疲れていた彼女は、その彼の好意を受け入れ、平和で、穏やかで、安定した恋愛を始めました。
「ああ、会おうって誘ってくれるんだー」
「ちゃんと連絡くれるんだー」
「土日は一緒にいることが当たり前なんだー」
「男の人の手料理っておいしいんだー」
「丁寧な愛撫ってこんなにも気持ちいいんだー」
・・・とイチイチ感動していたんですね。
そして、その優しい彼の腕の中で彼女の傷は徐々に癒されていったのです。
そうしたら、そんなオアシスに居続けることは彼女にとっては退屈になってきました。
もっと熱く、燃えたぎるような、そんな、恋を、したいぜ!!!!とむくむくと本来の自分が蘇ってきたのです。
そして、彼女はそのオアシスな彼と別れ、再び、戦場に旅立って行くのです。
その後彼女はそこには今までの男をさらに複雑にしたような陰のある、あ、いや、闇しかないような男に惹かれていきます。
彼女は「なんで、私はこういう恋ばかりを選ぶの!?」とセッション中に叫んでおりましたが、私は鼻くそをほじりながら「まあ、それがあんたなんだからしょうがないじゃん。オアシスに定住することなんてできないんでしょ?」と正直にお伝えしたのです。
すると一瞬、常備しているロケットランチャーに手を掛けそうになりましたが、「あ、そうか。そりゃしょうがない」と深く納得されていました。
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Aさんにとっては、その離婚の痛みが癒されるまでは、今のような関係が「ちょうどよい」と思っていらっしゃるんですが、その傷が癒えて行けば自然と答えが出てくると思うのです。
私らしい恋。
私らしい生き方。
恋愛に限らず、仕事で燃え尽きているときなどにも、そんな思いが出てくるんです。
もちろん、その痛みを癒すことを加速化させるんであれば、カウンセリングやセミナー等で、その痛みと向き合ってみるといいでしょう。
なんなら旦那さんを改めて「手放す」のもお勧めです。
↓
DVD『本気の手放しワーク』
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/27607
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自分らしくない恋をしてしまうのも何か事情があるわけです。
そうならざるを得ない理由が。
そこには自分らしくない分だけ、違和感や葛藤を感じるわけですけれど、その事情を鑑みれば「ちょうどよい」状態だったりするんです。
何か必要があって今の恋をしているんだな、という風に捉えてみるといいんじゃないかと思うんです。
その上で、「私らしい恋って何だろう?」ってことを考えて見ればいいと思います。
それが分からなくても、何だろうなあ、て色々と模索していくことでだんだん見えてくることが多いんです。
なので、Aさんにとっては、ベッドの上で名前を呼び間違えないように気を付けてね(はあと)とお伝えするだけかなあ、と思っております(笑)
「苦しい恋だとしても今の自分にはそれがちょうどよいのかも。」
https://voicy.jp/channel/962/60895
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