「欲求」との付き合い方~自分をありのままに知り、直感や感覚を信頼すること~



直感は正しいものなのですが、つい思考や欲求(感情)にかき消されて面白くない選択をしてしまうのが私たちです。
それが人間らしくて愛おしい面でもあるのですが、自分を傷つけ続けたり、自分らしくない人生を歩むことになったりしたら面白くないですよね。
欲と上手に付き合うには、自分をありのままに知り、直感や感覚をもっと信頼する、ということが相応しいのです。

根本先生、こんばんは。いつも心がアワアワしたら先生のブログを読んで落ち着きを取り戻してます、Mです。

武闘派あるあるかもしれませんが、私はそっちの欲が高めです(笑)そのせいか、それ目的の人に引っかかることがあります。理性でこいつヤバいな~と思いつつも引っかかりそうになり、人生3回目にして、友人の助言をもってちゃんと事前に自己防衛出来ました。

2度あることは3度ある、、
3度目の正直、、とあるように、
さすがに3回経験するといい加減パターンも分かり、さすがにこれはやんないな、良い勉強になったな、なんて思います。割とスッキリ爽快な気持ちです。反省、対策も考えました。

良い友達を持ってよかった、
やはり信じるべきは自分の友達、
自分の勘は当たってたんだし、そしたら勘で良いと思ったことは大丈夫なはず、
まぁ前向きに捉えると、色気出過ぎってことかな?笑 
ちゃんと危険と分かって対応する本能が残ってるし、やりきったんだからいいじゃん、とか思うんですが、

正直終わると怖かったし、
仕事でも得意技はトラブル対応だし、
(続くと嫌気がさすんですが、難しいことを解決するのが楽しいのか、俄然やる気になってしまいます)
自分はそもそもトラブル好きなのか?と思ってしまいました。

思春期に親の過干渉を経験してますが、現在は自己肯定感は大分上がったと思ってます。ライフワークのストレスの鬱憤の反動が出たのかなぁ、、なんても思いますが、そもそもの気質ってあるのでしょうか。

平和で穏やかな余生を過ごすにあたり笑、ご教示頂ければ幸いです。
(Mさん)

え?何?もう余生???100万年早いんじゃない???(笑)

>自分はそもそもトラブル好きなのか?と思ってしまいました。

「そっちの欲が高め」に加えて「茨の道が大好き!(はあと)」が自立系武闘派女子にとってはあるある中のあるあるであることを自覚できて素晴らしいです(はあと×2)。

おそらく、皆さまの事務所には

「退屈こそ敵だ!!」
「平坦な道を耕してトラップを仕掛けろ!!」
「週に1度は滝行!!目指せ、千日行!!」

などの墨痕鮮やかな額縁が飾られていることと思いますが、「おだやかで平和で優しくてジェントルマンな彼」は3日で飽きてしまい、明らかにトラブル多めな男にばかり惹かれてしまうのは、これはもう「趣味趣向」と言えると思うんですね。

ほら、某ココイチに行けば5辛以上にチャレンジするんでしょ???(私は最近1辛に挑戦しようと画策しているんです!大人になりました!)

そんな平和とは無縁な道を歩き続ける傭兵のような武闘派女子の皆さんの場合、自己肯定感があがると、それまで「体当たり・力づく・行き当たりばったり」で突き進んでいた恋に「戦略的・駆け引き・調教」というアイテムが加わって、より恋の醍醐味を味わえるようになりますね。

すなわち、かつては「獲物を見つけた→素手で捕まえる」が主だった狩りも、「獲物を見つけた→罠を仕掛ける」とか「獲物を見つけた→巣を突き止めて一網打尽にする」とか「獲物を見つけた→エサで釣って飼いならす」などの融通が利くようになるわけですね。

そうすると、選択肢が広がってより恋が楽しめるんですよね。

・・・え?対象はあんまり変わらないよ?だってライオンは狩りが上手になってもずっとインパラがおいしそうに見えるでしょ?

さて、

>やはり信じるべきは自分の友達、
>自分の勘は当たってたんだし、そしたら勘で良いと思ったことは大丈夫なはず、

この気付きと発見がものすごく大きいなあ、と思いまして。

ここで「友達を信じられる」ということは「自分のことも信じられる」ということと同義なので、それも付け加えてください。

そして、自分の勘が信じられるようになったことがものすごくデカい。あまりにデカい。巨大です。

そもそも女子に生まれた皆さんは「女の勘」という高性能レーダーを標準装備されています。
それがあちこちの戦場で磨き上げられて「武闘派女子」を名乗る頃には、そのレーダーの性能も各段に上がっているものです。

ところが、「自立系」とあるように、「わしは一人でもやったる!」と自立した頃から、どうにも「思考」の発言力が大きくなっているみたいです。

つまり、超高性能レーダーよりも、頭で考えたことを優先しやすくなるのです。

分かりやすく言えば「スパコンのはじき出した結論よりも、電卓で導き出した結果を信頼する」という状態になりやすいんですね。

さらに、そこに「欲求」という厄介な存在も幅を利かせるようになるんですね。

「そっちの欲」も強烈なインパクトがありますが、それ以外にも「寂しさ」なんてのもあるし、時には罪悪感から来る「自分を傷つけたい欲」もあります。

この「欲求」に人はたいへん弱く、自己肯定感をあげる上での抵抗勢力になりやすいのです。
そもそも情熱系な皆さんはその欲も大変情熱的でいらっしゃいますからね。

「お!いいカモが歩いてきたぞ!!直感ではヤバいと分かっているのだけど、どうしたってヤリてぇ。よし!」と飛び掛かってしまうのです。

Mさんが3度目の正直で、それをとどめられたことはとてつもなくデカいものです。
そして、友達にちゃんと相談したMさんも、ものすごくエラいのです。

さて、この「欲」をコントロールしようとして、多くの高僧が壁に向き合い続け、滝に打たれ続けた結果、「どうしようもならん」と結論付けた話はけっこう有名でして、「欲」は素直に受け入れ、認め、そして、解決方法を思案する、ということが王道になるかと思います。

そして、そのためには何よりも自分を知る、その欲求を知る、そして、受け入れる、というプロセスが何よりも重要です。

そして、そうしたプロセスを下支えするのが自己肯定感という奴なんです。

「自分を大切にする。自分を傷つけない。」という意識をちゃんと持つようになり、「自分と仲直りする。自分が自分の親友になる」という目標を持って見ると、目の前の欲に振り回されることも減っていくでしょう。

自分がいい女であること。

自分には男を誘う色気があること。

そもそも性欲が強く、セクシャリティが大変豊かであること。

男が大好きだ、ということ。

恋に生きる女である、ということ。

男は自分と寝たがる、ということ。

平坦な道よりも茨の道を好む性質がある、ということ。

自分には高性能レーダーが備わっている、ということ。

だから、自分の直感や感覚を信頼して大丈夫!ということ。

等々。

ありのままの自分を受け入れていくんです。

個人やグループのセッションでは、そうやって声に出して宣言し、ノートにでかでかとその文字を書き付けてもらうことも珍しくありません。

でも、そうして「ありのままの自分を知る」ということは、多くの人にとっては「自分を解放する」ということと同義なんですね。

だって、ほとんどの人は自分を矮小化してとらえているわけで、ありのままの自分を知る、ということは、それだけ自由や解放感を与えてくれるものになります。

正直な自分の気持ちを受け入れる、ということをぜひ心がけてください。

でも、それってほんと、自分を信じる、ということになりますし、自分の直感を信じる、ということなんです。

もう少し砕けて言えば「そろそろ自分の魅力をちゃんと受け入れたらどないやねん!」という話なんです。

そしたらもっと生き易く、楽しみが増えて、人生が面白くなると思うんです。

「ああ、毎日が楽しい!!!」と心から思えるようになるんですよ。

今日の話を無料アプリのvoicyで音声でラジオみたいに聴けます!

「欲求と上手に付き合えると自分らしい人生を生きやすくなる。」
https://voicy.jp/channel/962/60834

★罪悪感から自分を傷つけてしまう方はぜひ読んで!

「いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本」(ディスカバー21)

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