「ない」ものを求めて「自分を犠牲にする」から大きな問題がやってくる。


子ども時代寂しいから暖かい家庭が欲しい、と思ってそこを目指すのは全然OKなんですが、そのために自分を犠牲にしてしまうと、その暖かい家庭をぶっ潰してしまうような問題が降りかかってきます。
それは改めて「自分らしさ」にフォーカスしながら人生をデザインするチャンスなんです。

根本さん、こんにちは。
ここ3年程、根本さんのメルマガや本を読み漁っている、30代半ば完全な武闘派女子です。
セミナーにも、一度参加させて頂き、本当に目から大量の鱗でした。

根本さん・・・私、武闘派女子をやめたいんです。
私には結婚11年目になる一般的には超理想的(収入良し、イクメン、家事手伝いもよくしてくれて、優しさだけなら天下一、セックスレス歴4年)な旦那と、まだ小学生以下の子供が3人います。

結婚してから8年間、専業主婦として育児をしながらも退屈を感じていて、戦闘力を温存してきたのが間違いだったのか、子供の習い事を通じて知り合った男性(妻子持ち)と不倫関係になってしまいました。その付き合いは、今までの退屈な生活を一変させてくれました。
久しぶりの恋愛に舞い上がってしまい、女としての自分も思い出させてくれて、付き合いが半年を超える頃には、お互いの家庭を捨ててでも、この人と一緒になりたいとまで思っていました。
が、そんな想いは私の一方的な欲望でしかなく、私の事を重く感じた彼にはあっさりと別れを告げられました。その時の私の落ち込み様はひどく、うつ状態となり、自死を考える毎日でした。

少し経った頃、このままではいけないと思い、環境を変えようと思って始めた9年越しの社会進出、仕事。
根本さん・・・その職場で、私はまた同じことを繰り返してしまったんです。
弱っている私を知ってか知らずか、そっと近づいてきた優しさと男らしさを兼ね備えた、リハビリ男(妻子持ち)。
最初は、もう不倫なんて懲り懲りだ!!と、突っぱねていた私ですが、気が付くとすっかりその男に気持ちを持っていかれ、またしても1年間どっぷり不倫関係を続けてしまいました。
そしてまた、関取並みに重─────くなってしまう私は、またしても振られるのですが、ものすごく汚い感情が表に出てしまい、難なく奥さんの元へ帰る彼を許すことができず、その彼の奥さんに今までの関係を全てバラしてしまいました。

そしてこの戦いから2週間の今・・・私は今の職場にいることができず、転職すべく動きだしています。

幸い、私の旦那は、この戦争のことは一切知らず、いつもと変わらず理想的な旦那をしてくれています。旦那に対して申し訳なく思っているにもかかわらず、旦那に物足りなさを感じてしまい・・・おとなしく良い妻、良い母に戻るべきなのは、重々分かっているのですが、やはり戦場に目を向けてしまいそうな自分が嫌なのです。
これから、新しい職場に行って、同じことを繰り返してしまわないか考えてしまいます。

小さい頃から、母親と性格が合わず大嫌いで、単身赴任が長かった父と、年の離れた兄2人の中で育った私は、暖かい家庭への憧れが強かったんです。なのに・・・。

もう、武器を捨てて、今ある幸せなはずの家庭に戻りたい。武闘派女子を引退したい。
どうすればいいのでしょうか。
根本さん、ネタにして頂いて、ご助言頂ければ幸いです。
(Tさん)

ちなみに武闘派女子とはこんな女子のことでっせというのはこちらの記事を参考になさってくださいね

【保存版】自立系武闘派女子とは?
https://nemotohiroyuki.jp/everyday-psychology/15420

さて、武闘派女子の引退式は国技館でマゲを涙ながらに斬り落とす儀式なんですけど参加されます?親方衆が集まって厳粛に、かつ、恭しく行われるんですけど。
もちろん、紋付き袴で土俵に上がっていただきます。
(ご存知の通りふつうの女子は土俵に上がることは禁止されてます)

とはいえ、武闘派女子ってのはやめたくてもやめられないものでして、それはもう彼の国に出向いて物理的に男子になるって意味になっちゃうんですけどいいですか?

「もう、こんな戦場を渡り歩く生活なんていや!ふつうの穏やかで静かな生活がしたい!!」という訴えを毎日たくさんの方から分厚い封書で頂くわけですけれど(笑)、そういう方に毎日お伝えしているのは、

「それが自分なんだからしょうがねーんじゃねーの?あきらめなはれや」

という一言です。

Tさんにとって今の生活は「幸せなはず」であって、「幸せじゃない」のです。

それをさっさと認めちまいなよってことなんです。

>一般的には超理想的(収入良し、イクメン、家事手伝いもよくしてくれて、優しさだけなら天下一、セックスレス歴4年)な旦那

というのは「一般的な女子」には幸せな条件かもしれませんが、Tさんはじめ多くの武闘派女子の皆さんにとっては「退屈」「つまんねー」「飽きる」「無理」「物足りねー」としか感じられない代物です。

武闘派女子ってのは「いつまでも女でいたい」という、めちゃくちゃ女子力高めなポテンシャルを持った方々です。

「妻」や「母」を「ごっこ」でやるのは楽しいけれど、それを本業とするには向いてない方々とも言えます。

先日も炎天下の元行われた武闘派女子の集会に参加させてもらったのですが、彼女たちは薪を焚き火に放り込み、燃え上がる炎を見つめながら、「あたしたち、ふつうの幸せって無理なんだよね」「そうなんだよね」「こんな風にいつも燃えていたいんだよね」「そうだよね」と悟りを開かれておりました。

つまり、「それが私なんじゃボケーっ!!」という自己肯定感がTさんにとっても最重要課題と言えるんじゃないかと思うのです。

だから、「女」であることを殺してまで「良い妻、良い母」を演じることは「したいこと」ではないのです。

だから理想は「女のついでに母、妻をやること」が一番の理想なんじゃないかと思うのです。

そういうわけで、Tさんのご希望に沿う答えではないのでたいへん申し訳ないんですが、「それが私だから」という自己肯定感の合言葉と共に、「あきらめたら?無理っしょ?」というセリフをお送りしたいと思います。

「女」であることと「家庭人」であることのバランスを武闘派女子たちは人生のテーマとしています。

もちろん、このことは未婚の方々にも言えることですね。

例えば、Tさんのような戦場で育つと、「暖かい家庭」への思いが強くなりますよね。
「平和で、穏やかで、落ち着いていて、優しさに溢れていて、家族みんなが仲が良い家庭」を作りたいと思うものです。

そして、そのためなら何でもしたるで!と気合一発、そういう家庭を築ける夫をチョイスし、良い妻、良い母として振る舞うことに全精力を傾けます。
そもそも器用なタイプも多いので、案外、その役割は成功することも多いです。

しかし、そこで最大の問題は「その目的のために、自分らしさを封印してしまうこと」なんです。

Tさんをセッションするなら、一言目にお聞きしたいことは

「その生活って自分に向いてると思う?」

という質問です。

私のセッションあるあるなんですけど、今の生活や仕事や夫婦関係や恋愛が苦しいって話を聞いたら、まず私はその問いを投げかけるものです。

「暖かい家庭」という理想のために、自分を殺すことは果たして幸せなのか?という意味を含んでいます。

この課題はものすごく難しいです。

子どもの頃より喉から手が出るほど欲しかったものが手に入ったのに、そこに幸せを感じられないわけですからショックもでかいですよね?

しかし、もし、その手に欲しかったものが「自分らしさ」とフィットしていなかったとしたら、そこには「幸せ」は感じられないのが私たちです。

だから、もう一度原点に返って考える必要があるんです。

「私が幸せと感じられる家庭ってどんなものなんだろう?」
「私が幸せを感じられる夫婦関係ってどんなんだろう?」

誰でもやっちゃうことなのですが、Tさんが欲しかった「暖かい家庭」というのは、「ないから欲しかったもの」です。

お母さんと仲が悪かった、から、子どもたちには優しい母になりたい。
お父さんが家にいなくて寂しかった、から、旦那には家にいて欲しい。
きょうだいとは年が離れていてつまんなかった、から、年の近いきょうだいを作ってあげたい。

そう思うのは自然なことでしょう。

しかし、そうした生活が「自分に合っているかどうか?」については検討なさったことがないのかもしれません。

逆に言えば、もし、ほんとうにその暖かい家庭が自分にフィットしているのであれば、不倫を繰り返したり、関取並みに重たい女になることはないわけです。

今の家族で十分幸せを感じられるからです。

あ、だからって離婚して今の家庭を捨てなさい!という話をしたいわけではないんです。

ここで改めて「私らしさ」に注目してもらいたいわけです。
すなわち「ライフワークを見つける」ということに精力を傾けてみてはいかがでしょうか?という話になるのです。

「私はそういう生き方しかできないから、そんな私に合うライフスタイルってどんなんだろう?」ということを必死に考えるわけです。

女でいたい。
恋がしたい。
情熱的に生きたい。

他にもきっとあると思います。

私が幸せと思えるのはどんな人生なのかをデザインしていくわけです。

そうすると、自分がほんとうに大切にしたいこと、自分がやりたいこと、自分らしい生き方というのが見えてきます。

それが結果的に離婚することになるかもしれないし、今の家庭で十分やり繰りできるようになるかもしれません。
それは今は分かりません。

また、そこで「お母さんともっと向き合う方がいい」とか「親密感への怖れを癒した方がいい」「自分は仕事をした方がいい」などの課題が見つかるかもしれません。

そしたら、それに取り組みましょう。

私ならきっと女であることをもっと解放しつつ、ビジネスを立ち上げたり、何らかのライフワークを見つけたりすることを最初に提案すると思います。

自分の人生だもん。自分らしく生きたいよね?

家族や不倫相手たちは暗にそういうことを教えてくれているんじゃないでしょうか?

★そんなTさんにぴったりの1DAYセミナー。

東京:5/25(土)11:00-18:00
「自立系武闘派女子のための1DAYセミナー~親密感への怖れを手放す~」
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/29813

★自分の人生を根底から見つめ直すために一歩踏み出してみませんか?

6/23,24 軽井沢プレミアム・リトリートセミナー
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/29926

★自己肯定感をベースにライフワークを見つける本

「つい「他人軸」になるあなたが7日間で自分らしい生き方を見つける方法」(あさ出版)


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