男と女は違いから生まれる華麗なるすれ違いや誤解について。



男と女って言葉が通じているようでまったく解釈が違ったり、見ているものは同じでも感じ方が全然違ったりと、総じてすれ違いや誤解が多発して、しなくてもいいケンカや別れが生まれやすいものです。
「違う」ということが分かれば、何かしら対処ができますよね。

根本さん、こんにちは
彼とお付き合いして一年半。
本当に些細なきっかけですが、先日、彼がわたしの前で、好きなアイドルを、「嫁にするなら○○、彼女にするなら○○だよね。」と言い放ち、わたしはそれが許せません。
嫁に、、彼女に、、、じゃあわたしって何…?って。
彼と一緒にいても、わたしは所詮そのアイドルたちの代わりでしかないのね。という思いが湧きそうでもう会いたくありませんが、好きな気持ちは変わらず。静かに怒り狂うラインを連投しましたが返信が来ません。(わたしもそれで距離を置けるので助かっています)
彼はこのようなことをなぜいうんでしょう。。わたしは全然許せそうにありませんが、こんなことで別れるのもアホみたいだなと思うし、どうしたらいいのかわかりません。
(Mさん)

そんなアホなことを言うのが男子ってことなのですよね~。とてもいい事例をありがとうございます。

男女の違いについては2冊の本を上梓させていただいているのですが、最近、あまり触れることがありませんでしたので、いい機会を頂きました(笑)

これね。

「愛されるのはどっち」(リベラル社)
「頑張らなくても愛されて幸せな女性になる方法」(リベラル社)

男と女って同じ人間、同じ日本人だとしても、やっぱり全然別の生き物なんですね。

もちろん、男、女という区別以外にも「彼」と「私」というのは全然違う生き物だって認識はものすごく重要です。

そして、私たちは「私がAだと思うから、きっと彼もAだと思うだろう」という思い込みを強く持っていて、それでBだと思っている彼と華麗なるすれ違いを起こしています。

私のブログを熟読して下さっていたり、上記2冊の本をお読み下さったりしている方はMさんの葛藤が理解できるでしょうし、彼の意図もきっと分かると思います。

「まあ、彼はそういうつもりで言ったんじゃないんだよね~。まあ、Mさんのお怒りもごもっともだけど」

という風に。

よく男と女の頭の中の違いを表すのに「バッグ」を例にします。
男性がよく好んで使うバッグはポケットがたくさんついています。
そして、男性は「ここにパソコンを入れて、スマホはこの外側のポケット、充電器はこのチャックの中、財布はここ」という風に収める場所を決めます。

一方、女性のバッグはあまりポケットが付いておらず、お財布もスマホも化粧ポーチもハンカチも一緒くたに入れてます。

#もちろん、個人差はあります。私はどちらかというとトートバッグ派ですし。

で、頭の中もそんな風になっていて、男性は「仕事部屋」「彼女部屋」「趣味の部屋」「友達の部屋」と別々に解釈しています。

一方女性はがらーんと広い部屋になっていて「食事をする場所で仕事をして、趣味もして、彼とラインをする」という風に一か所ですべてを行うことができます。

つまり、男性はそれぞれの場面を分けて考えるんですね。
そこで伝統的な男性的発言「仕事とプライベートを混同するな!」が生まれます。

一方、女性は全部つながっていますから、男性のその言葉は理解ができません。
そこで伝統的な女性的発言「仕事と私とどっちが大切なのよ!」が生まれます。

これは「思考的」に物事を見る傾向がある男性と、「感情的」に物事を見る傾向のある女性の違いに加え、「シングルタスク」(目の前のことしか目に入らない)な男性と、「マルチタスク」(複数のことを同時並行してできる)な女性との違いがミックスされています。

つまり、「テレビを観ながら電話ができる」のが女性であり、「電話がかかってきたらテレビの音量を下げる」のが男性なのです。

思考的な男性はシステム化、ルール化が得意で、約束事や決め事を作ることが好きで、それを毎日繰り返すことも苦になりません。

一方、感情的な女性はその時々で移り変わる感情によって行動が変化するので、約束事や決め事は自分を縛るものとして嫌います。

男:「じゃあ、毎週金曜の晩の10時からスカイプで話をすることにしよう」
女:「そんなの決められたら窮屈だよ。話したいときに話せばいいじゃん」

ちなみに私のスタッフであるKちゃんの話。
ある晩、飲みに行って深夜12時を過ぎても帰ってこない旦那にKちゃんが激怒して、連絡くらいしなよ!とキレたわけです。
そこで、旦那さんが「12時を過ぎることになったら必ず連絡する」というルールを作りました。彼女も一応、同意しました。
翌日、こんどはKちゃんが飲みに出かけたのですが、12時をとっくに過ぎているのに旦那さんに連絡入れるのを忘れる、という事件が発生します。
まあ、それで旦那さんとケンカになるわけですが、「まあ、女だもんねえ。しょうがないよねえ」ということであり、Kちゃんも「仕方ないよねえ」と笑いながら話しているわけです。

男女の違いを学ぶことで、お互いが違う価値観であることが理解でき、しなくてもいいケンカや別れがあるんですよね。

で、長い前戯を経てMさんの話に戻るわけですけれど、つまり、「彼のその発言に対しては、彼とMさんで解釈や意図が全く違ってるんですよ」ということを言いたいわけです。

彼はそういうつもりで言ったんじゃないし、Mさんはそういうつもりに解釈しちゃったという見事なすれ違いが生じているのです。

だから、どっちが間違ってて、どっちが正しい、ということではありません。

アンジャッシュのコントのようなものです。

彼は

>「嫁にするなら○○、彼女にするなら○○だよね。」

とアイドルの名前を挙げてるわけですけれど、それはリアル彼女であるMさんとそのアイドルを同列に並べているわけではありません。

それはそれ、これはこれ、別物として捉えているんですね。

一方、Mさんとしては、それを同列として捉えるので、「私は彼女たちの代わりかい!むかつく!今すぐ切腹して詫びろ!」と日本刀を掴んでしまうわけです。

ちなみに、デート中、超ミニの女性とすれ違うときに、彼の目線はついその女性に向かうわけですが、それを「どうせ、私は胸がないですよ!大きい胸の子がいいなら、そっちに行きなよ!」という解釈しちゃうと、彼を市中引き回しの上獄門の刑に処さねばならなくなるのですが、これも同じです。

そういえば、かつて「彼氏の家にあるAVが全部巨乳ものだった。彼はほんとうは巨乳が好きなんだわ。私のことは好きじゃないんだわ」という相談を頂いたことがありましたが、これも同じです。

そういうわけで、彼はMさんの怒りがまったく理解できず、そして、その理解できない姿にまたMさんは激怒されるかもしれませんが、それはものの見方の違いなのです。

そして、そういう違いはほんとうに多数あり、その上で、その人個人の違いも出てきますから、思い込みというのは怖いものですね。

なので「私は彼の態度を○○だと思ったんだけど、ほんとうにそうなのかしら?」という疑問を持つことで、平和な生活が訪れると思うのです。

この辺の話も本に事例付であれこれ書いてますので、良かったらお読みくださいませ。

ちなみにこのセミナーでも男女の違いを学べます。

大阪:1/20(日)10:00-18:00
もう野良猫・ロックマン・ダメンズはいらない!自立系武闘派女子が幸せなパートナーシップを築くための1DAYセミナー(本町)
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/26954


あわせて読みたい