ゆとりがなくごめんなさい・・というのはもうお付き合いはできないとの意味なのでしょうか?


罪悪感という感情は、相手を遠ざけるべく動かすものですが、当然ながら、それは罪の意識からであって本音ではありません。
だから、「許しの言葉」や「許しの態度」でそれを緩和させてあげることができると、今度は居心地のいい場所に自分がなれるのです。

根本さん、こんにちは。
いつも役立つ情報をありがとうございます。

バツイチ2人の子持ちの彼(48才)の事でお聞きします。
お付き合いして半年が過ぎました。
付き合い始めの3か月は根本さんの仰る「ロマンスの時代」でした。
マメに連絡をくれ、会いに来てくれたり、電話で長電話をしたり。
そのうちLINEの数も減りこれも根本さんの仰る「仕事モード」に突入して
しまいました。
同業者ですので、何がどれだけ忙しいかは把握しています。
モードに突入前のLINEを読み返してみると、仕事の話題が増えていました。

最後に会った時(2か月前)
「ゆとりが欲しい。仕事、子供(元奥さんが引き取っていて、子供から呼び出しがあると週末会っている)の事、○○(私)の事がすべてが中途半端」
と言っていました。

それから1か月後、彼の誕生日(日曜日)に会う約束をしていたのですが、その2日前にLINEが来ました。
「日曜日は仕事、子供の事でどうしても時間がとれない。日々の仕事も忙しい。せっかく日にちを合わせてもらったのに。ゆとりがなくごめんなさい」と。

心底がっかりしたのですが、明るく「大丈夫!」と返事をしたものの未読のままです。

「仕事モード」のお話はしっかり理解できますので、自分磨きに精を出しているのですが、ここに子供がいるとなるとこのままどうしたら良いのか?と不安になります。
彼が離婚した理由は知りません(1度話したかったようですが、私が聞きたくなかったのでスルーしまいました)が、ものすごく罪悪感を持っています。
子供に対してはなおさらですから、私より子供を優先することも納得しています。

ゆとりがなくごめんなさい・・というのはもうお付き合いはできないとの意味なのでしょうか?
時期が来れば又会えるようになるのでしょうか?
お力を頂きたく宜しくお願い致します。
(Rさん)

その後、どうなっていらっしゃるのかがとても気になりますが(このメールを頂いたのは2か月半前)、こういうケースでは見過ごせない彼の感情があるんです。

『罪悪感』

これ、大事ですよね~

『罪悪感』

一見、そうとは見えない言動の中に密かに含まれてるものです。

彼の「すべてが中途半端」というのは、仕事、子ども、Rさんのバランスが取れず、自分の思い通りに行かず、そして、申し訳ない!すまない!!という思いを表していると思います。

それくらいRさんのことも好きなんですよね。
子どもも大事、仕事も大事、Rさんも大事。
だけど、どれも大事にできていない!こんな俺はダメだー!!!となっているわけです。

罪悪感という感情は自分から人を遠ざけます。

「罪悪感のシンボル」という言葉をよく使うんですよね。

その人に会うと申し訳ない気持ちになってしまうので、距離を置きたくなるんです。

だから、彼は、子どもといても、Rさんといても、罪悪感を感じてしまうので、それが苦しいんですね。
それで離れたくなるんです。

既読スルーの原因はきっとそれじゃないかな、と思います。
忙しさもありますけど、LINEを見るくらい移動中やウンコ中にできるはずですから。

自分よりも子どもを優先することについて、Rさんは納得されてますが、嫉妬とか寂しさとかないですか?

ガッカリしたってことはやっぱりそういう思いもあるのかな。

こういう時、ついついライバルにしちゃいますよね。

仕事がライバル。
子どもがライバル。

「私と仕事とどっちが大事なのよ!」というトラディショナルな苦言があるわけですが、彼からすれば「両方大事」なんですね。

Rさんの彼は、仕事も子どもも彼女も大事。
けれど、それをどれも中途半端にしちゃってるから不快だし、それぞれに罪悪感を持ってしまいます。

女性は感情的に優先順位をはっきりさせますが、男性はそれぞれのバランスを取ろうとする生き物です。

つまり、女性は 彼>友達>趣味>仕事と順位付けができるんですが、男性の場合は彼女=友達=趣味=仕事、という風にバランスを取りたがるんです。

全部まとめて面倒見たるわ!!!ってやっちゃって、どれも手に余っちゃって、あらららら・・・ということによくなってます。

こういう傾向って子どもでもあって、A、B、Cの3つのおもちゃを別の場所に運ぶときに、女の子は一つずつ運ぶんですが、男の子は全部一緒に運ぼうとして途中で落として、ママに「こらーっ!!!」って怒られるんです。

そういうわけで、優先順位が比較的はっきりしている女子は「私より子どもを優先してる。分かるけどムカつく。寂しい」となるんですけど、男子はそれが横一線なので「両方とも対等に扱おうとする」んです。どっちも大事だから。

ちなみにそんな男女の違いを書いた本もあるぞ!

「愛されるのはどっち」(リベラル社)

で、ちょっと上級編に入るんですけど、そこに罪悪感という感情が入ってくると、そのバランス感覚が鈍ります。

彼は子どもに対しては特に罪悪感が強いみたいですから、その罪悪感の重さだけ、子どもを優先しなきゃいけないように思うのです。

こういうのを「補償行為」と言います。
もちろん、愛情もあるんですけど、その分、罪悪感もてんこ盛りだから、結果的に子どもを優先してしまうんですね。

ところが、バランスを取りたい男子からすれば、子どもを優先してることによって、Rさんに対して罪悪感がまた生まれます。

これが罪悪感の連鎖で、罪が罪を呼ぶ図式になり、結果的に罪悪感だけが雪だるま式に膨れ上がっていくのです。

それを何とかしようと彼なりにすごくすごくものすごく頑張っていると思うんですけど、ベースが増え続ける罪悪感です。
何をしても罪悪感なんです。
子どもと会っていても罪悪感。
彼女と会っていても罪悪感。
そして、仕事をしていても罪悪感。

その罪悪感がどうしようもなくなると、男性特有の「逃げモード」が生まれます。
「切る」というとカッコいいですけど、たいていの場合は「逃げ」です。

もう、全部いらん!何もかもいらん!と放り出したくなるんです。

そこで出てくるのが「彼女と別れる!」という思い付き。冷静な判断から生まれるものではなく、思い付き。

彼は実際どうか分からないのですが、「彼女と別れる!子どもたちとも会わない!」と罪悪感の強いものを全部切っちゃおうとするケースも珍しくありません。

不倫中の彼が「嫁とも別れる!彼女とも別れる!」と言い出すケースも珍しくないでしょう?

そんな感じ。

そうした言動を作り出すのが『罪悪感』という感情なわけです。

ところが、ところが、ところが・・・話はまだ終わりません(笑)

罪悪感の特徴の一つに「癒着」というのがあります。
罪悪感が接着剤となって心と心が引っ付いちまう現象です。

「もう別れる!」と言ったって、彼にとってみれば罪の清算は終わってないんです。
つまり、彼が罪悪感を持っている分だけ、相手のことを切るに切れなくなります。
逃げたとしてもその幻影が襲ってきます。
そして、罪の意識に苛まれることになるのです。

そして、別れるに別れられない、切るに切れない、という状況が生まれて、心理的には泥沼になります。

それが死の誘惑に繋がってほんとにどこかに行っちゃうこともあります。
(別に本当に死ぬわけではなくて、連絡をすべて断ち切っちゃう状態)

だだだだだだーーーって書いてきましたけど、何となく理解できます?分かります?

そのプロセスのどこかの段階で「ゆとりがなくごめんなさい」というLINEが来たんだろうと思います。

だから、彼はとっても罪人モードで、自ら牢屋に入るべく、幸せじゃない選択をしようとしているんですよね。
ほら、罪悪感って自分を幸せにしない感情だから。

で、多くの武闘派女子たちはそろそろ「そんな理屈は聞きたかねーよ。どうしたらいいのかを教えろよ」というモードになってきていると思うので、最後にそんな話をしたいと思います。

長かったね、今日も(笑)
オンラインスクール並みに長いよね?(笑)

ちなみにオンラインスクールではこういう話をもっと詳しくしていますので、良かったらご購読ください。
http://www.mag2.com/m/0001677732.html

さて、そんな罪悪感に塗れて、手に余る荷物、器量に余る大荷物を抱えている彼に対して何ができるか?

もちろん、Rさんがやってらっしゃる自分磨きは超絶重要ですね。
すばらしいです。

それに加えて彼に対してできること。

待つ、、、のも一手ですが、そのままフェードアウトされてしまう可能性もあります。

無難な手としては、無邪気に返事のいらないLINEを送り続ける、というもの。
普段の楽しかったこととか、面白かったことを思いついたときに送るんです。
「こんなことがあったよー」って。
返事は求めないので「?」は入れないようにしましょう。

そして、釣りをしたいならば「相談」という手を使うこと。
これはもうやってらっしゃるかなー?
同業者ということであれば、なお、やりやすいと思いますが、仕事のことを彼に相談してみます。

彼のような罪悪感強い系男子というのは「頼られると弱い。相談を無下にできない。」という役に立ちたい願望が強いので、あれこれと相談するとそれに釣られてきます。

1回送ってスルーされてもめげないでくださいね。
「先日送った案件は何とか解決しました。けど、今度はこんなことで困ってて・・・」という感じで、何度も送っちゃうんですね。

彼に役に立たせてあげることで、彼の罪悪感は緩和されます。
「ありがとう!」って言葉は罪悪感を癒しますから。

もちろん、同業者で会う機会があるならば、仕事の相談にかこつけて二人きりになる手もあるでしょう。
こういうケースではLINEで釣るのもアリですけど、やっぱり実際会った方がいいですよね。

で、二人っきりになったときにおもむろに抱き着いて「大変だね。応援してるよ。あなたなら大丈夫よ。」と耳元で言い放ってみるわけです。

その時に彼の仕事、子どもの状況を全部受け入れた体で行くのがお勧めです。
だから、演技力も少し必要です。

なぜ、その言葉なのか?というと、その言葉には「受容」と「許し」が入っているからです。

彼を受け入れる。
彼を許す。

その気持ちが彼に伝わると、罪悪感が溶けていきます。

そうするとね、Rさんが罪悪感のシンボルから、許しのシンボルに変わり、居心地の良い、安心できる場になっていくのです。

まあ、この私に様々な不義理を働いた罪は、彼がそうして転がり込んで来てからゆっくり償っていただくとして、とりあえずはそんな風に振る舞ってみてはいかがでしょうか?

他にも彼を許す言葉はたくさんあります。
罪悪感を溶かしてあげようという意図で彼と向き合ってみると打開策は広がるかと思うのです。

ちなみにもうお気づきの方も多いと思いますが、なんでこう罪悪感について熱く語って来たかと言うとコレがあるからに他なりません。
本日も壮大なるステマにお付き合いくださいましてあざーっす!!

『自分解放宣言!~罪悪感を手放して自由になるワークショップ~』
大阪:10/20(土)13:00-17:00
東京:11/23(金祝)13:00-17:00

大阪:10/20(土)、東京:11/23(金祝)ワークショップ『自分解放宣言!~罪悪感を手放して自由になるワークショップ~』


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