彼が奥さんとの離婚を決意してくれたのに、どうしよう・・・と戸惑っている私がいます。


追いかけて来た人が急に振り向いたら、やっぱりびっくりすると思います。
また、既婚者の彼を選んでいる理由があるのであれば、彼が既婚者じゃなくなることはとても都合の悪いことになりますよね。
新しいステージで、自分と向き合い続けてみましょうね。

感想文を掲載して下さってありがとうございました。
http://nemotohiroyuki.jp/message/20575
グループカウンセリングでお世話になった超絶ファザコンのYです。

おかげさまで、既婚者の彼と話し合いを重ね、喧嘩や別れ話を繰り返したりカップルカウンセリングを利用したりした結果、遂に彼が奥さんと話し合いを始めてくれました。
もう戻れないし戻らない、時間をかけて私と一緒になるとコミットしてくれました。
とても嬉しいし、夢にまで望んでいた展開なのに、どうしよう、という気持ちが芽生えてきて戸惑っています。
元々、母が遠い存在で、私も人が遠く、親密感への恐怖があるのは頭では分かっていました。
これがその感覚なのでしょうか。
また、私が武闘派だから、平和が訪れるのが怖いのでしょうか。
お互いに飽きたらどうしようとも思います。
無意識のうちに、痛みや辛いことばかり探して、無いとほっとすると同時にあれ?ってなります。
現状が、幼少期の痛みの再現の数々であることに気付いてしまったので、目が覚めてぽかーんとなってるのかも知れません。
痛みや辛いことが無いのが普通、と思えるようになりたいです。
まとまってなくて、ベタな論点ばかりかも知れませんが、ネタにして下さると嬉しいです。
(Yさん)

Yさん、よく分かってらっしゃると思います~
自分と向き合い続けてきたらからでしょうか。

・親密感への恐怖がある
・平和が怖い。信じられない。
・飽きたらどうしようと思う。
・ずっと痛みばかりだったのでそれ以外の世界が不慣れ

などなど、どれも正解!!おめでとう!ということですね(笑)

あと、そもそも、願っていた夢が現実になる瞬間というのはほんと現実感のない、ぽかーんとした状態になることもあります。

「え?うそ。ほんと?ほんとに?信じられない・・・そんなことが現実になるなんて。夢が叶うなんて。ほんとなの?ねえ?これ夢じゃないよね?」

簡単な山に登ってもそこそこの感動があるんですけど、Yさんは武闘派らしく常に困難な道を選ぶタイプだと思いますから、なおさらですよね。

ものすごい感動は、一瞬、無感覚をもたらすものです。
狂喜乱舞はその栄光を受け入れたときから始まりますね。

Yさんのようなケースに限らず、自武女(自立系武闘派女子)の皆様からは
「追いかけてた野良猫が急に振り返って近づいてきたのですが、どうしたらいいでしょう?逃げてしまいそうです。」
とか
「モラハラ的な言動を繰り返していた彼が最近急に優しくなったんです。超キモいんですけど。」
とか
「ロックマンが急に甘えてくるようになったんです。かわいいんですが、虎かライオンが甘えてくるようでちょっと怖いです」
などの天変地異的な現状の変化に関するご報告・ご相談を頂くのですが、

「以前よりもステージが変わっただけでぇ。しばらく辛抱してみな。そしたら慣れてくらァ」

と江戸っ子なまりで受け答えする、大阪府在住45歳カウンセラーです。

Yさんも彼とお付き合いしてどれくらいか?てのはすっかり忘れちゃいましたが(失礼!)、ずっと「彼、奥さん、私」という三角関係を意識してやってきたわけです。
目の上のたんこぶのように奥さんの存在があり、また、不倫という社会的な目線も気にしつつ、彼との関係に意識を向けてきたわけです。

ある時は「きっと彼は離婚する気なんてないだろう」と思ったでしょうし、また、ある時は「私には別の人が合うのかもしれない」と思ったのかもしれません。

そうした思いはは「彼が離婚しない。私とは結婚できない」という環境下に置いて成り立つ葛藤であり、問題だったわけです。

でも、その前提が変わっちゃうんですね。

「彼は離婚する。私と結婚する」と。

これは新しいんです。
ものすごくフレッシュなんです。
水揚げされたばかりの香箱蟹(セコ蟹とも言う)くらい瑞々しく、ジューシーで、かつ、それをちょいとあぶったりなんかしたら、甘みが出て来てすげー美味いんです。

あ、いや、違う方に話が行っちゃった。

ま、そうするとね、すぐに受け入れられないんですよね。心が、というか、潜在意識が。
だから、実感もなければ、むしろ、戸惑うし、パニックになるし、新たな不安がやってきます。

不思議なもんでしょ?望んでた状況が近づいているのに不安になるなんてのは。

私たちの潜在意識は変化を怖れます。
以前、こんな記事を書きました。

「潜在意識は現状維持が好き(^^)v」
https://nemotohiroyuki.jp/everyday-psychology/8067

それがナンボ不便で、不快で、嫌な環境だったとしても、その環境に居続けると人はそこに適応します。そして、それを維持しようとするんですね。

そんなことがあるなんて!と思われるかもしれないところが心の世界の面白いところです。

だから、Yさんにとっては「奥さんがいて不自由な彼との恋愛」というところに慣れてしまっているところがあるのです。

それはYさんに限らずみんな同じです。

しかも、何とか彼との関係を良くしよう、頑張ろう、とエネルギーをぶち込んできた分だけ、その思い入れは強くなります。

となると、一層、その状況の変化に心はざわつくんです。

「え?おいおい、状況が変わっちまうのかい?あたしたちはどうなるんだね?」と潜在意識達が反応するのです。

より良い環境に移る、と分かっていても、その環境がどのようなものか分からないだけに、期待や喜びがある一方で、不安も出てくるんです。

「勝手知ったる我が家からの引っ越し」ということですから。

そういうわけで、たとえ望んでいた環境がやってきたとしても、その環境を受け入れるまではちょっとざわつくもんですねえ、という話です。

その一方で、もう少し深いところに親密感の問題とか、自武女ならではの葛藤などの問題が出てきます。

例えば、なぜ、既婚者の彼が良かったのか?という心理的な理由に注目することがあります。
「既婚者の彼の方が都合がよい事情」がYさんにあったとしますね。
その事情が親密感の怖れだったり、家族を持つことへの抵抗だったり、それは色々と想定できます。

そうすると「既婚者の方が都合がいい」ということであれば、彼が独身になってしまうのはたいへん都合が悪いことになります。

意識的には「よっしゃ!」なんだけど、潜在意識的には「おいおい、まじかよ」だったりするわけです。そこに葛藤が生まれます。

そうすると、彼の「妻と離婚する」という宣言は、自分を混乱させる要因となるんです。

だから、そもそもなんで彼が良かったんだろう?というところを掘り下げてみるのも一つの手ではあります。

さらに、お母さんとの関係性で親密感の怖れが強いのであれば、結婚に際してはその怖れがいっぱいでてきますよね。
ということは、いよいよ、ラスボスおかん殿と向き合ってみる時期なのかもしれません。

ファザコンが強すぎるのであれば、結婚することに関してなぜか罪悪感を抱いてしまってるのかもしれません。

そんな風にざわざわしたり、気持ちが悪かったり、素直に喜べなかったりするには、何らかの心理的状況が影響しているのは言うまでもありません。

なので、これを「チャーンス!!!」と、自分がより魅力的に、素敵になるために、成長するために、その葛藤と向き合ってみるのはいかがでしょう???というわけです。

幼少期の痛みの再現が来てるのならば、それを解放するチャンスなわけです。

そこで、彼がコミットしてくれたように、またYさんにもコミットメントが必要ですね。

「結婚して幸せになるぞーっ!!!」と叫びまくってくださいませ!

 

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