根本さん、愛情から憎しみへの変化について教えてください。



好きーっ!って気持ちが大きくなれば、うまく行かなかったときに、そのエネルギーが逆に振れて「嫌いじゃーっ!」ってなるのが人間です。
可愛さ余って憎さ100倍って言うじゃないですか?

根本さん、愛情から憎しみへの変化について教えてください。
好きな人が出来て、何となくいい感じと思っていたのですが彼は既婚者でした(泣)
付き合いが始まっていたわけでもなく、客観的に言えば、私が勝手に盛り上がって自爆したわけです。
しかし、脈ありな態度もあったよなーと思い返す日々…

ここで問題なのですが、相手が答えてくれないとわかってから、正直、腹が立ち(勝手に…)、意地悪さえしたくなる始末に、己れの小ささに落胆しています。

好きMAXから、嫌いMAXに切替わってしまったわけですが、きっとどうでも良い相手なら、嫌いにすらならないですよね?

せっかく、情熱的武闘派女子が恋に落ちたのに、一人相撲で終わりを迎えてしまうのは何故でしょうか。
きっと彼は、お悩み相談するほど私の感情がぐらんぐらん揺れていることにすら気が付いていないでしょう…(涙)
(Sさん)

そうね。ほんと、よくSさんの同志たちからは怨念の目と共に同様のご質問を頂きます。
なんでそうなるの??って僕に詰め寄られても、いたいけなミスターチキンである根本先生に分かるわけがないじゃない?と言うと、最近よくしてるネクタイをギューッと絞り上げて、「おら!吐け!」と恐喝してくるわけで、ほんとに怖い世の中ですよねえ(沖縄の青い空を眺めながら)。

好き、の嫌いは、反対、ではなく、無関心、とよく言うわけですが、「好きだーっ!!!!」と、情熱系武闘派女子らしく怒涛の如く彼に向かっていたエネルギーが、「おい、脈ないんかい!?」との結論を得たときに行き場を失い、振り子の法則のように逆に振れて「おめぇなんか、嫌いじゃーーっ!!!」という風にエネルギーが振れるわけです。

だから、好きと嫌いは同じエネルギーなんでっせ!と下の記事でも偉い先生がおっしゃっております。

「好きと嫌いは同じこと!?」
https://nemotohiroyuki.jp/everyday-psychology/16316

で、

>せっかく、情熱的武闘派女子が恋に落ちたのに、一人相撲で終わりを迎えてしまうのは何故でしょうか。

というご質問ですが、こう言うと何なのですが、おそらく、始めの頃からずっと一人相撲だったような気はしませんか?

自分が盛り上がり、彼の態度から「これ、もしかして、気がある??」と勘繰り、「よっしゃ!行ったんでー!!」とエンジンに火を入れて、ゴゴゴゴゴゴーっ!!と恋の炎が燃え上がるわけですが、そのいきなりの熱さに彼がドン引きしてしまって、あれ?おいおい、あたしだけかい?と取り残されたようになってしまう、という。

ああ、切ねぇ、そんなにもいい女なのに切ねえっすよ、、、と又二郎さん(ん?誰?)が嘆く話でございやすね。

ちょっと大げさな話として聞いてもらいたいんですけどね、こんな展開もあるんです。

(ターゲット発見!Aさんにロックオン!)

(けっこういい男じゃん!)

(これは仕掛けなければ!)

Sさん:「ねえ、Aさん。この後すぐに帰っちゃいます?もう一軒行きません?」
Aさん:「え?あ、うん。いいですよ」

(バーにて)

Sさん:「Aさんって何か素敵だなあって前から思ってたんですよー。連絡先交換してもらってもいいですか?(ノーとは言えない質問)」
Aさん:「え?あ、ああ、いいですよ。」

(ライン交換始まる)

(Aさんからの返信も比較的早い)

(ますますこれはチャンス!気があるんじゃ?と思う)
※編集部注:今まで野良猫ばかりを追いかけて来たので、返信があるだけで気があると勘違いしてしまう。

(おお、これはいける!フルスロットルで言っちゃるでー!!)

(再びデートに誘う)

(前よりも親しい雰囲気になる)
※編集部注:2度目だし、ラインでやり取りしてるんだから親しげに感じるのは当たり前。

(おっ!これはいけるんじゃね?と確信)

Sさん:「ねえ、お付き合いしてる人とかいるんですか?」
Aさん:「え?あ、実は僕、結婚してるんだよ。知らなかった?」
Sさん:「え?そうなの!?えーっ!まじっすか?詐欺よ!詐欺!表出なさい!ウソばっかりついて!ぎゃーっ!!!」
Aさん:「・・・・(フリーズ)」

まあ、ちょっと短絡的な流れでございますし、だいぶカットしておりますが、こんな風に一人相撲な恋って展開されていくんです。

それには何らかの事情がやはりありまして、多くは過去の恋愛や恋愛みたいな関係が影響していることは言うまでもありません。

文中にもありますが、野良猫やロックマンを追いかけていて連れない恋をしてきて痛みを抱えていると、ふつうに返事が来るだけでも気がある、と思っちゃいます。

今までマイナス10度の世界に居たら、プラス5度の地域に来ただけで「あったかいなあ」と感じちゃうのと同じですね。
5度なんて沖縄の人はみんな死んじゃうレベルです。

優しさに飢えてる恋に生きる女は、落ちたペンを拾ってくれただけでも「ああ、私に気があるの?」って思っちゃうこともよくあるのです。

とはいえ、これは男も悪いんですけど、女性から好意を持たれて悪い気のする人はいないし、ええかっこしたかったり、ちょっとその気があるふりをしてしまったりするところもあるのは事実です。
それで彼女に手を出す勇気もない既婚者がちょっと積極的になったり、好意的な返事を返してくれたりすることもあるんです。
それがエサとなって、武闘派女子が燃え上がっちゃうんですよね。

でも、そんな彼女の気持ちには鈍感な男ですから、「うわっ、やべえ」と思ったらスーッと引いちゃうんですね。

それで彼女が一人ぽつんと絶海の孤島に置き去りになったようになっちゃうわけです。
そういう場合は、素直に「こいつが悪い!!むかつくーっ!!」って五寸釘を藁人形に打ち付けるのが正しい作法です。つまり、ちゃんと怒りを感じなさい!ってことです。

で、要するに「私は今、そういう状態なんよね・・・」ということが分かるんです。

>ここで問題なのですが、相手が答えてくれないとわかってから、正直、腹が立ち(勝手に…)、意地悪さえしたくなる始末に、己れの小ささに落胆しています。

全然、小さくないですよ。
それ、ふつうのことですし、むしろ、堂々と、腹立つーっ!!むかついてもどうしようもないって分かってるけどむかつくーっ!!って宣言してあげましょう。

それが自己肯定感って奴です。
小さい奴だなんて、自分をいじめちゃ可哀想ですよね。だって、彼が既婚者って分かって落ち込んでるのに、そこに追い打ちかけるようなものですやん。
自分のこと、ちゃんとよしよししてあげてください。
そして、友達にも頼んでよしよししてもらってください。

そうして、自分を受け入れてから考えましょう。
「なんで、自分はそうやって一人相撲取っちゃうんだろう?」って。

それは昔の恋が関係しているのかもしれないし、情熱系武闘派女子を名乗っていながら自分の素晴らしさ、魅力、価値を全然受け取ってないのかもしれないし、実は恋することが怖いピュアなハートを持っているのかもしれないし、ほんとケースバイケースですよね?

飢えてるときは何でも食っちまうけれど、満たされてきたら美味しいものだけ食べたくなるでしょ?

だから、「自己充足」って言うんですけど、自分のことをちゃんと肯定できるようになり、自分の魅力にもちらほらと気付いて来ると、一人で燃え上がることなく、相手の心理をちゃんと見ることができるんです。

そもそもその素質は当然持ってるわけだし、Sさんも人の気持ちの機微に敏感なはずだし、ね。

いい女はいい女らしくしなさい、もっとちゃんと自分のことを愛してあげなさい、というのが今日の結論なんですけどね。

その上で、一人相撲取っちゃう原因があるなら、それを克服しようってエンジンに点火したらいいんです。

さて、宿題です。
「自分がいい女である理由を30個見付けなさい」

これ、必死こいてやってみるだけで、その男のことが吹っ切れたりしますよ。

さて、そんな武闘派女子な皆さん向けにこんな講座もありますよ、という宣伝です。

東京:11/19(日)13:00-17:00 特別集中恋愛講座「どうして野良猫/ロックマン/ダメンズにハマってしまうのか?どうしたらいいのか?」
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/21256

もちろん、この本もおすすめです。
敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)

そして、過去に手放さなきゃあかん恋が見つかった場合はコレ。

「新・本気の手放しワーク」(東京・大阪)
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/21271

そんな自分を全部変えようってんならこのセミナー。

「12/9,10 京都リトリートセミナー」
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/21162

なんか、宣伝ばかりになってしまいました~!!笑


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