どうして女が社会復帰すると男はダメンズになってしまうのでしょうか?



バランスの法則ってのが働くと、自分が元気になった分、相手がちょっと元気なくなったりします。
でも、もしかしたらそれは神様のテストかも。
私は私、で突き進むのもアリです。

***
根本先生!

今日の「武闘派妻・退屈する」の記事、「私これ送ったっけ?!」と思うほど、私そのものでした!!!
このMさんと語り合い飲み明かしたいです。

しかし質問なのですが、私、先生のアドバイスもほとんど遣り尽くした上で退屈した挙句、先月社会復帰の一歩として再就職し、バリバリ働きとまではまだ行かないものの、久しぶりにやりがいとプレッシャーを感じているところです。

しかし見事というかなんと言うか、そんなタイミングで、今まで元気だった夫がプチ鬱気味に!

ズバリお聞きしたいです。

というかまず叫ばせて下さい。

男、妻が働いたぐらいでダメンズ化すんなよ!!!!

・・・スミマセン。

ともあれ、どうすれば夫をダメンズにせずに、楽しく働けるのでしょうか。
どうしても、私が社会復帰すると男はダメンズになってしまうのでしょうか?!
でも、無農薬野菜も作りましたけど、楽しいですけど、やはり働きたいです。

なんだか先生のブログが武闘派ネタの宝庫化していて、さらにこんな質問で本当に申しわけないのですがよろしくお願いします!
(Yさん)
***

Yさんが飲み明かしたいMさんの記事はこちらですね(↓)

「元自立系武闘派女子の妻が退屈しているので何とかしなさい。」
http://nemotohiroyuki.jp/manwoman-psychology/15605

Yさんも相当筋金入りですね。
旦那さんの苦労が偲ばれます。アーメン。
とはいえ、

>男、妻が働いたぐらいでダメンズ化すんなよ!!!!

この叫びには全国4000万人の自立系武闘派女子たちが「うぉーーー!!!!!」と画面の向こうで雄たけびを上げてる様子が見えるようです。

「そうだ!そうだ!!!」って思う人、すごく多いでしょ?
なんであたしばっかりがいつも頑張らなきゃいけないのよ!みたいに思うでしょ?

まあ、そうなんですけどね。
なぜか?って話を今からコソコソ語りますからね。

夫婦はバランスを取り合うってよく言うんですよね。
妻がグーンとやる気を出すと、反面、夫のテンションがスーッと下がる、みたいな。
妻が自立系武闘派女子の場合、夫が、依存系従順男子(はあと)になってしまう、みたいな。

だから、Yさんが「よっしゃ!やったるで!おっちゃんに任しときっ!」ってハチマキをギュッとやって気合を入れた分だけ、旦那さんは「ほな、あとは、よろしくな。わしゃ、疲れたわい」と布団に潜り込んでしまうわけです。

好意的に解釈すれば「今まで妻の分まで俺は頑張ってきた」ってことかもしれませんね。
武闘派女子の妻を持つということは、常にプレッシャーに晒されてるのかもしれません(笑)

それに、私にとってはあるあるなんですけど「本気を出したら、武闘派妻の方があっさり稼げる能力を持っている」という夫婦も多いと思うんですよね。
たとえ旦那が億稼ぐような人だったとしても。

そもそもYさん始め、自立系武闘派女子の皆さんは「バイタリティが溢れ、頼りがいがあって、仕事バリバリやっていて、愛情深い、私のことを一途に愛するイケメン」だと戦意を削がれるんでしょう?

それよりも「メンタルに弱いところがあって、情けなくて、優柔不断で、野良猫で、何を考えてるのか分からなくて手のかかる男子」とか「常にマイペースで自分の世界で生きていて、よく言えば職人だけど、悪く言えば融通の利かないバカ」とかじゃないとスイッチ入んないんでしょう?

そういう男が来たときに「あたしが何とかしたる!」ってドドドドドドーっと怒涛の如く走り出すわけでしょう?
「男の一人くらい養えなくて、何が女ぞ!」というモットーを持っているんでしょう?

だから、自分が働き出すまで何とか持ってくれたYさんのご主人なんて、ある意味、超優秀なのかもしれないですよね。

ほら、世の中には育休中にパチンコ屋さんに大量に投資して借金作った挙句、女まで作っちゃうダメンズもいるわけで、ね。

ね?Yさん。そろそろ旦那さんに感謝の気持ちでてきた?(笑)

ま、ポイントを言うとね。

>どうすれば夫をダメンズにせずに、楽しく働けるのでしょうか。

なんで?って思っちゃうんですけどね。
どうして、夫がダメンズだと、楽しく働けないの???

そこに何かあると思うんですよね。

「一緒に楽しく働きたい」て思います?
「私が元気になったんだから、あんたも元気になって」と思います?

もちろん、そういう気持ちがあるのは悪いことじゃなくて、自然なことだと思います。
けど、もしかしたら、そこにちょっと「依存」みたいなの、隠れてる?

または、プチ鬱な旦那さんに気を使っちゃう?あるいは心配なのかな?

ここってすごく大事なところでね。
自立系武闘派女子なYさんの「女子」な部分の表れかもしれないんですよね。

「一緒に楽しみたいのかなあ?
旦那の元気ない顔を見てるのが辛いのかなあ?
ってことは、それだけ旦那に元気でいてほしいってことだよね?
ってことは、それだけ旦那のこと好きってことだよね??
きゃ、あたし、そんなにも旦那のこと愛してたんだ!!」

それに気付いたら素晴らしいよね~
何だかんだ、この人が好きなんだなあ、という前向きな開き直りは幸せになれますし、もっとエネルギーが出てきます。
それで夫を助ける方向に向いてもいいし、私は私でもいいわけです。

なんで、そんな風に思っちゃうのか?見てみましょう。
もしかしたら、色々と「旦那のせいにする依存的な私」が出てくるかもしれません。
そんな自分が出てくるってことは、旦那が弱くないと「強い私」が成り立たなくなるのかもしれませんよね。

楽しく働く、ということと、夫がダメンズである、ってことは、一見、相関関係があるように思いますが、実はありません。

夫がダメンズでプチ鬱であったとしても、幸せに楽しく働くことは可能です。

だから、まずはそんな許可を自分に出してあげてほしいな、と思います。

「旦那が元気でも、元気じゃなくても、あたしはどんどん仕事を楽しんでいいんだぞ!」て。

よくブログで「私は私。旦那はえっ?誰だっけ?」て書いてるでしょ??ね?(あ、うそ。初めて書きました(笑))

私は私。
旦那は旦那。

まずは「私」ですね。

私が楽しむこと、私が幸せであること。
パートナーシップでも、まずはそれを優先させていいんです。

そして、幸せな私が、その幸せを夫に与える、という流れです。

だから、Yさんが社会復帰されて、夫がプチ鬱になったけれど、それでも「仕事を楽しむぞ~!!ばりばり働くぞ~!!幸せになるぞ~!!」って上昇気流を上がっていくことを優先させていきましょう。

そして、どんどん元気になって、幸せになるとね、旦那にこう言えるんです。

「好きなだけ、休んどき!こんな楽しいこと、あたし辞められへんし!」って。

そこまでエネルギーが高まると、旦那さんも「俺も、こうしてはおられへん」って自分の人生を歩み出します。
つまり、旦那も人生を楽しみ始めるんですね。

それは奥さんが「リーダーシップを取った」と言えるのです。

無農薬野菜を作るって、これまた筋金入りでいらっしゃいますが、ぜひ、その野菜を枯らさずに、バリバリ働いて、楽しんでくださいね。

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