罪悪感で自虐的になっている夫を助ける方法。



罪悪感で苦しむ夫を癒すにはやはり愛が一番です。
話を聞いてあげる、与える、感謝などを基本線に、自分が笑顔になり、心に余裕を作ることが、効果的ではないかと思っています。

***
浮気後
別れたと思われる夫は
「父親失格だ」「一人になりたい」と
タトゥーを彫ったり一人旅に出掛けたり
危険なスポーツにはまったり…

自滅的な逃避と私への拒絶を繰り返しています。

ごめんなさいと思ってるのに言えない…と
もらしたこともあります。

今は「しんどいんやね、
いいよ逃げてもいいよ」的に
接しています。

浮気が終わったのに自滅的な逃避や
拒絶を続ける心理をおしえてください。
(Hさん)
***

いい旦那さんなんですよね~。ほんとは。
でも、浮気したこと(+その他のことも含め)で、ものすごい罪悪感を背負ってしまったようです。
それで自滅的な方法を採ろうとしてるんだと思います。

彼がHさんや家族を大事に思い、ほんとうは優しさを持ち、愛情深い人だからこそ、自分のしたことが許せなくて自虐的になっていきます。
「なんでそんなことするの!?」という理解できない行動を採ることにより自分を孤立させ、自分を罰しています。

だから、「その手には乗らねえぜ」という意識がHさんには大切だろうと思います。

でも、これって浮気したからだけじゃなくて、きっともともとあった彼の行動パターンが顕著になってるだけだと思うんですよね。
どうでしょうか?
以前から自虐的なところ、ありませんでした?
もともと罪悪感男な部分、見えませんでした?

彼の感じている罪悪感、1つは「こんなことをして許されるわけがない」という思いから、さらに「許されないこと」に走り続けること。罪が罪を呼ぶ、ということですね。
もう一つは「どれくらい自分を責めたら許されますか?」という許しを請う部分。

罪悪感を溶かしてあげるには愛しかありません。

>「しんどいんやね、いいよ逃げてもいいよ」

という思いも愛ですよね。
だから、それを続けていくのもアリです。

彼、どうして浮気をしなきゃいけなかったんでしょう?
それは解消されていますか?

もし、そこに孤独感があったのならば、Hさんができ方法でその孤独を慰めてあげましょう。
もし、そこに自虐的なパターンがあるのならHさんが「自分を愛すること」を教えてあげましょう。

さて、じゃあ、どうやって愛するの?という話になるんですけど、やはりどれくらい彼の気持ちに寄り添えるのか?だと思うんです。
そのためにはHさんが浮気をした(裏切った)彼をどれくらい許せているのか?というのも一つのポイントになります。

浮気されたわけですから、そのときは辛かったでしょうし、痛かったと思います。
その傷、痛みは今はどれくらい解消されているのでしょうか?

例えば、これもまたアンダーグラウンドな話になるんですけど、浮気が解消して夫婦でやり直すときに罪悪感から自虐的な行動に出る旦那って意外と多いんですね。
それで「そんなに自分を責めないで」と思う一方で、もっと苦しめばいい、もっと辛い思いをすればいい、という攻撃的な思いを持つこともあるんです。

これ、人としてはふつうのことだと私は思っています。

すなわち、まだまだ自分の傷が大きすぎて許しきれていないんです。

だから、Hさんとしては「自分の傷を癒しつつ、彼を許しつつ、同時に、彼を愛する」というプロセスを進んでいらっしゃるわけですね。

「どうして浮気しなきゃいけなかったんでしょう?」も“感情的理解”という“許し”のひとつのプロセスです。

彼を抱きしめ、受け止め、そして、包み込みながら「そんなに自分を責めなくていいのよ。愛してるわ」と伝えられるようになるまで、そして、その腕の中で彼が安らいですやすや眠れるように。

そのためにできることっていっぱいあります。
方法論は一つではなくHさんが良かれと思うことを試行錯誤していくのが本来の方法です。
だってある時はうまく行くけど、別のときはダメなケースっていっぱいありますからね。

ただ、その基本線となる行動をお伝えさせてくださいませ。

○話を聞いてあげる。

浮気のことだけでなく、仕事のこと、思いなどを否定せずにただ聞いてあげること。
そういう風に考えるんだ~みたいなこと。
インタビューアになったつもりになると、彼の思いや考え方を理解しやすくなります。

○与える

彼が喜びそうなことをしてあげましょう。
料理のメニューでもいいし、休日の過ごし方でもいいし、マッサージなどをしてあげてもいいでしょう。
彼が喜ぶだろうことを与えてあげるのは愛の表現の一つです。

○感謝する

何かと「ありがとう」を口癖にしてみましょう。
言霊としても浄化の力がありますし、何より自分の心を慰めてくれます。

○駆け込み寺を用意する

長期戦になると覚悟をし、Hさん自身が毒を吐ける場所を用意してください。
友達、家族でもいいし、カウンセラーでもOKです。
自分に余裕があってこそ、上記のことが可能です。
自分を大切にすることが夫を大切にすることと思ってください。

○自分を笑顔にする

ご主人に与えられる一番の贈り物は奥さんの笑顔です。子どもたちにも言えますね。
だから、自分が笑顔になれることをする、がとても大切なことです。
心に余裕を作りますし、また、元気にも慣れますね。

まあ、書き始めるときりがないのですが、「具体的な方法」にはあまり頼らないでください。
マニュアル化してしまいますから。

彼が喜びそうなことは何かな?
何したら彼が喜んでくれるかな?

という創造性を刺激されるゲームだと思って取り組むのがいいかなあ~と思います。

最後にちょっとスピリチュアルな方法を。

1日5分でいいので、彼をイメージワークで浄化してあげます。もちろん、彼がいないときにやるのが自然でしょう。
イメージの力を使って、彼を思い浮かべ、彼に光のシャワーが当たっているシーンをイメージします。
彼の体からは罪悪感が汚れのように流れ出し、徐々に浄化していきます。
そして、自らの手を使って彼の体をきれいに洗ってあげてください。

こんなイメージを日々続けてみると面白いことが起きてきますよ。
人と人って繋がってるんだなあ・・・ってことが実感できると思います。

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