うなぎ喜代川さんで絶品コースを頂いたり、マスカレードホテルのモデルになったホテルに行ってみたりした。



明治7年創業のうなぎ喜代川さん 。日本橋(茅場町)のビル群の中に突如現れる落ち着いた佇まいの日本家屋は有形文化財に指定されているそうだ。
ひょんなことから、この店の若女将と知り合い、食べに行く行く詐欺を長らくしていたが、ようやく訪れることができた。

扉を開けると料亭に足を踏み入れたかのようなお出迎えを頂き、階段を上り、2階の一室に案内される。

通された部屋には福沢諭吉の書が何気なく飾られている。先代の店主が慶應で、その縁で手に入ったそうだ。

ここで、リトリートセミナーの仲間たちの決起集会という名目で集まった面々と鰻三昧の幸福を味わうのだ。

私は鰻で有名な浜松の出身なので、子ども時代から当たり前のように鰻に親しんできた。けれど、こんな鰻三昧は初めてで、「こんなうざくは初めて!」「白焼きのサイズ、でかくね?」と感動したのち、さすがのうな重に思わず唸ってしまった。しかも、乾杯のビールが店主から、宮内庁限定酒が若女将から差し入れられたり、至れり尽くせりな至福の時間であった。

インフルエンザのため若女将にはお会いできなかったが、本にサインを入れさせていただき、店主とツーショット。

顔が赤いのは部屋が暖かかったからか、もしくは、いい日本酒が染みているからか、どちらなのだろう?


喜代川さんに行く前、映画・マスカレードホテルの舞台のモデルとなった水天宮のロイヤルパークホテルに寄ってみる。うちの奥さんが某主演俳優の大ファンであり、衣装などが展示されていると聞いて行ってみたのだ。何でも原作の東野圭吾さんがこのホテルを贔屓にされているらしく、また、映画のポスターをパクって作られたホテルのポスターもユニークでよかった。

地下のバーで一杯飲んでから駆け付けようと思い、「マスカレードホテルにちなんだドリンクはないんですか?」とバーテンさんに聞いてみたら、このドリンクが出て来た。紅茶ベースのノンアルドリンクだ。何でも始めはアルコール入りのカクテルを創ったそうなのだが、映画側から「お子様でも楽しめるように、ノンアルコールでお願いできないか?」と依頼され、この形になったそうだ。
私は映画は見ていないのだけど、何かその雰囲気に触れられた貴重な時間となったのは確かである。

2/28までの限定ドリンクらしいので、興味がある方は試されてみるといいだろう。


時間がなくて行けなかったのだが、実はここ水天宮は私がサラリーマンをしていた時の定宿がある場所でもある。それこそ、サラリーマンとしていきなり初日に出張した私はここのホテルに泊まり、半蔵門駅に近いオフィスに通っていたのである。当時からロイヤルパークホテルは存在していたのだけど、当然、出張費では泊まれるはずもなく、立ち寄ることもほとんどなかった。

今から20年ほど前のできごとであるが、その当時と環境も状況もすっかり変わってしまった自分が、そのビジネスホテルをどう思うのか?やっぱり実験してみたいところである。


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