出木杉くんの嫁は役立たずでちょうどいい。


バランスの法則から、あるいはパートナーシップは常に対等である、ということから、今の自分で十分に価値がある、ということをお話ししています。

旦那さんがバリバリ仕事が出来て、とか、とても優秀で、とか、かっこよすぎて、とか、頭がすごく良くて、とか、お金があって、、、家柄が良くて、、、それがコンプレックスになってしまい、自分なんかが嫁でいいのか?なんて思うこと、ありませんか?

こういうご相談って意外と多いような気がします。
特に最近は仕事はもちろん、家事もこなす旦那さんが増えてるようで、「私ってほんとうに必要?」って感じるシチュエーションも多くなってるのかもしれないですね。

「彼にほんとうに私なんかでいいの?って聞くと、彼は『え?なんでそんなこと聞くの?』って反応で、ホッとするような、理解されなくて寂しいような。でも、やっぱり不安になってしまうんです。いつかは飽きられるんじゃないか、浮気されるんじゃないか、って」

根っこには自信のなさ、自己肯定感の低さがあるわけで、また、競争心も隠れているのですが、そこを直接扱う前に敢えてタイトルのような話をさせてもらうんです。

「彼みたいな出木杉くんな夫の嫁は、役立たずなくらいでちょうどいいんですよ」


それを文言通り取るのであれば“バランスの法則”を持ちだすでしょう。
彼が「できる人」であるならば、あなたは「できない人」として彼に「役に立たせてあげる」という大切な役割を担っています。
与えたい人には、受け取る人が必要なように、水戸黄門には悪代官が必要なように、彼にはあなたが必要なのです。

「役に立たせてあげる」という価値はなかなか受け取りにくいものですし、情けなく思ってしまうかもしれませんね。
でも、その一方で、“あなたにはあなたの価値がちゃんとあることを認識”すれば、そこは彼に助けさせてあげる領域、と受け止めることができます。

だから役立たずな私でちょうどいいんだ、と思ってもらっていいんです。

さて、少し掘り下げてみると、こう思う奥さんというのは、ネガティブに見れば競争心があるんですけど、ポジティブに見ればとても頑張り屋さんだと言えるんです。

そう言われて「そんなことない。私、頑張ってないもん」と思った方は間違いなく頑張り屋さんですよ。

旦那さんが出来る人で、私はそんなにできない人だから、何とか頑張ろう、何とか旦那さんに追いつこう、何とか旦那さんに認められる嫁になろう、と思うのです。
が、それは間違いなんです。

対等になろうなんて思わなくていいんです。
今すでに対等なんですから。

あなたが見る価値と彼が見る価値の違いを受け入れることにしましょう。

ある経営者の奥さんの話。
「彼の仕事のお手伝いをしているが、あまり役に立ってはいないし、自分じゃなくてもいいような気がする。自分は家事も苦手で仕事から疲れて帰ってきた彼が料理を作ってくれることもある。しかも、彼は付き合いが多く、とても美人な女性たちとも知り合う機会が多く、こんな普通の女の自分ではいずれ捨てられてしまう」等々のダメ妻発言を繰り返されました。

でも、話を聴いてるうちに何となく旦那の気持ちが分かって来たんですね。
彼はとても競争の激しい業界で毎日相当なプレッシャーを持って仕事をしているはず。
だとすれば、家に帰ってきた彼が求めるのは安らぎなんです。

「たぶん、彼は家にあなたがいてくれるだけでいいんだと思いますよ。ただあなたがニコッとしてくれてるだけでいいんだと思いますよ」

そう伝えると、彼女は「そうなんです。彼はいつもそう言ってくれてるんです。でも、私も何か役に立たなきゃと思っちゃうんです。」と俯くわけです。

なかなか自分の価値は受け取れないんですよね。
あなたのその癒し系の雰囲気が、彼の稼ぐ何千、何億ってお金よりも価値があるってことに気付けないのです。

パートナーシップはすべて対等です。
そうは見えないと思うのは、劣等感や優越感、罪悪感や無価値感のなせるもので、決して真実ではありません。

その価値基準が違うのです。
そして、残念ながら多くの人が自分の持っている価値に気付いていないか、大したことないと思っています。
特に目に見えないものに対しては、非常に低く見積もっていることが多いでしょう。

単に旦那さんは目に見える(数字になる)価値を持っていて、あなたは数字になりにく価値を持っている、というそれだけのことではないでしょうか?

青い空と青い海が見渡せる田舎の高台の土地代は、都内の高級住宅地に比べれば二束三文でしょう。
でも、人によってはその自然の風が感じられる田舎の土地の方が価値がありますよね。

「出木杉くんの嫁は役立たずでちょうどいい」というのは、少々自虐的な物言いなのですが、しかし、自分には自分の価値があり、今の私のままで十分素晴らしいのだ、という意識を持つきっかけにして頂ければ嬉しいです。

それが「彼の愛を受け取る」という大切な行為になります。

だって、そんな出木杉の彼は言ってくれると思うんです。
「え?君に価値がないって?そんなことないよ。今の君のままで十分だし、僕は君を妻に迎えられたことをすごく誇りに思う。すごく僕は幸せなんだ」と。

その言葉をただ受け取っていいと思うんですが、ダメですか?

男と女の心理学

 Twitter > http://twitter.jp/nemotohiroyuki
 Facebookページ > https://www.facebook.com/nemotohiroyuki
こじれたココロのほぐし方 頑張らなくても愛されて幸せになる方法
 ★好評発売中!根本裕幸の近著。


あなたにオススメ