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A,B,Cの選択肢があったとき、あなたはどんな風に選びますか?
何が正しいのかを勝手に考えてしまうこと、ありませんか?
気持ちで選ぶ、直感で選ぶ方がきっと人生は楽しくなるはずです。
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よくお話しすることですけれど、やっぱり大事なことなので何度も言うことにします(ネタがかぶった時のいい言い訳を考え付きました)。
友達との会話で、仕事で、恋人との待ち合わせで、将来の展望に関して、、、「何が正しいのだろう?」「どうすべきなんだろう?」って考えてしまうことってありませんか?
はい。今日の話は、今、ドキッとした方に向けてお送りします。
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「○○ちゃんって確かチーズケーキ好きだよね?」と出先から戻ってきた担当の営業マンがあなたにケーキの箱を差し出します。
でも、本当はあなたはチーズが苦手で、チーズケーキが好きだなんて言った試しはありません。
そんなあなたはその営業マン氏の発言に何て返しますか?
A)「え?あ、はい。ええ、そうですね。」と言って少し引きつった笑顔を作って受け取り、そっと冷蔵庫にしまいますか?
B)「ええ、好きなんですよね。ありがとうございます(^^)今、お腹いっぱいなんで、後で頂きますね!」って堂々と冷蔵庫にしまいますか?
C)「ええー!私、チーズケーキそんなに好きじゃないんですよぉ!他の女の人と勘違いしてるんじゃないですか?次はぜひ、チョコレートケーキでお願いします!今回は総務部の女の子にプレゼントしちゃいます!」って堂々とNoと言えますか?
どれが正解だと思いますか???
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答えは・・・どれでもいいんです。
Aさんは本当は嫌いだけどって気持ちを感じながらも、営業マン氏を気まずくさせてはいけないと気を使って引きつった顔をしています。
でも、彼に対しての優しさは分かりますよね。
Bさんは営業マン氏のことを気遣って、明るく嘘をついて守ってあげてます。もしかして、彼がとてもプライドが高い人って知ってるからかもしれませんね。相手を気分悪くせずにする対処方法をしています。
Cさんはオープンですね。素直ですね。相手に罪悪感を感じさせることなく堂々と言い放ってるとことは気持ちもいいです。これが正解だと思った方も多いんじゃないでしょうか?
Aさんタイプの方は、そんな自分じゃダメだ、と言う思いが強いと思います。
Bさんタイプの方は、自分は八方美人になっていい顔をするせいで最後は損をする、と思っています。
Cさんタイプの方は、知らないうちに嫉妬されたり、敵を作ってしまうと悩む可能性もあります。
ネガティブな要素から見ると、どれも正解とは言い難くなるんです。
「何が正しいのか?」と考える癖は学校の教育で培われてきたものかもしれません。
設問がA,B,Cとあれば、必ず答えは一つある、という。
だから、どれも正解だなんて発想は出てこないですよね。
これが日常生活のあらゆる場面に波及して、常に「答え探し」をしてしまう習慣が付いてしまいます。
正しい答えはどれ何だろう?って
どうするのが正しいんだろう?って。
では、設問を変えてみましょう。
A~Cさんで、どれが好きですか?
自分ならBさんがいいかな~。やっぱりCさんかな~。
「何が正しいか?」を探して行くと、「気持ち」が置き去りになります。
正しさは「思考」「理性」「判断」のモノだから、感情はそこにないんです。
でも、私たちは感情をベースに生きています。
だから、正しいものを選んでいるとしても、つまらなくなったり、面白くなくなったりします。
「気持ち」で選ぶ。
例えば、「好き」で選ぶ。「気持ちのいいもの」で選ぶ。「なりたいもの、したいもの」で選ぶ。そんな感覚。
それは仕事の方法にしても同じことが言えます。
万人に共通の正解ってないんですよね。
正しい答えを探すと、途端に人生が論理的になり、つまらなくなります。
その探求に情熱を燃やせるタイプの人はいいけれど(それは感情だから)、そうでない人ならば、「正しい」で選ぶよりも「気持ち」で選んでみましょう。
もちろん、「直感で選ぶ」のもいいですね。「感」だからね!