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もうあんな人とは出会えない、という思いが、それ以降の恋をつまらないものにしてしまいます。
改めて向き合っていきましょう。その彼と、その当時の自分と。
その結果、あなたはより魅力的になった自分に出会えるようになります。
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元彼が文句なしに一番素晴らしい人だった・・・。
こんな経験をされる方もいらっしゃいます。
「外見ももちろんだけど、内面がとても素敵な人。愛情豊かで、紳士的で、仕事もちゃんとしていて、私のことをすごく愛してくれていた。にもかかわらず、すれ違いが続いていつしか心が離れてしまい、失恋という結果になってしまった・・・。」
その後に誰かと付き合ってもどうしても比較してしまいその彼の方が良かったと思ってしまったり、その彼のインパクトが強すぎてなかなか誰かを好きになることが出来なかったり、無理やり忘れようとして結婚したけれど頭の中からその彼が忘れられずに結婚を後悔したり。
こうなると、心はすっかりその彼の虜のままですから、徹底的にその彼と向き合い直すしかありません。
もちろん、会ってやることではないですよ。
自分の心の中で彼と向き合うのです。
また、こういう場合だと、すごく自分を責めています。
その彼に別れを告げた自分に、あるいは、その彼の心を留めて置けなかった自分に。
だから、彼と向き合うと同時に、当時の自分自身を許す作業も必要になっていきます。
心の中で、彼と向き合い、自分と向き合う。
まずは感情をいっぱい解放していきましょう。
「その彼に会ったら何て言いたい?」
「その時の自分に何て伝えたい?」
そんな問いをたくさんたくさん投げかけていきます。
一度や二度じゃなく、何度も何度も、何日も何日も。
そして、この恋から、この失恋から自分が受け取ったもの、学んだものを振り返って行きます。
例えば、
自分が女性としてすごく価値がある存在に思えたこと。
愛されることの喜びを知ったこと。
誰かとの将来を描く幸せを知ったこと。
誰かを好きになることの素晴らしさを知ったこと。
なかなか行けないレストランや街に行けたこと。
なんでもかまいません。
始めは苦しくなったり、辛くなったり、自己嫌悪が強くなったりします。
こういうことをすると余計に執着が強まると思うかもしれませんが、もしそうだとすると、今すでに心の中にそんな思いや執着が詰まっているということ。
だからそれを表に出して流すためには、ちゃんとその思いに触れることも大事なことなのです。
そうして、少しずつその失恋を受け入れていきます。
実は、こういう史上最高の彼氏を持った後は「失恋を認めたくない」という心理も強く働きます。
そう思うことで傷を防衛しているんですね。
現実をきちんと見つめることができると、その彼氏との別れもちゃんと心は受け入れていくことができます。
穏やかに、優しく、深く、深く、心がそれを受け入れたときは、少しホッとした感覚がして、「もう大丈夫かも」という霧が晴れるような、明るい日差しが差し込んでくるような感覚がするでしょう。
そうすると、その彼と出会って良かったということ、その恋がとても素晴らしいものだったということを改めて感じられるようになります。
それは見方を変えると、自信、自尊心を取り戻した証。
堂々とその彼以上の人との出会いを確信できるようになります。
だって、そもそもそれだけ素晴らしい彼と付き合えるくらいの魅力をあなたは持っているのですから、そこからさらに成長したあなたはもっと素敵な彼と出会うだけの要素を今、すでに獲得しているのです。
それを信頼出来れば、何ら、怖れることはなくなるのです。
結局、行き着くところは、自分を信じる、ということですね。
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