あなたの弱さが、相手の強さになる。



初めて広島でグループカウンセリングをしてきました。
やはりご縁がある仲間が集まったのでしょう。最後は涙、涙で本当にいい時間になりました。
予想以上に深い癒しやつながりが生まれて、私も感動しています。

そのグループカウンセリングの中で出ていたテーマが今日のタイトルです。

「あなたの弱さが相手の強さになる」

親子関係でも、夫婦・恋人同士でも、社長と従業員の関係でも、これは大切な格言なんですね。


頑張って自立してやってきた人は「弱さ」を嫌います。
否、弱かったら生き残れなかったので、歯を食いしばって自立してきた、という方が正鵠を得ているでしょう。
その方の人生において「弱さ」が命取りになることもあったのです。
だから、そこは強くなるしかなかったのです。

例えば、ある経営者の方はゼロから事業を立ち上げ、必死の思いで会社をやり繰りしてきました。
その間には自分が弱さを見せることに不信感を抱き去って行った従業員や、「そんなことではダメだぞ」と厳しく叱咤してくれた仲間がいたかもしれません。

また、ある局面ではビビりながらも強がって平然としなければならないこともあったでしょう。

しかし、その時代も過ぎ、経営も軌道に乗り、流れが生まれ始めると、その強さは逆に後進の育成を阻んだり、ワンマン社長と陰口を叩かれるようになったりします。
また、なかなか部下を信頼できなかったり、自分がまだまだ頑張らなければ、と思っていたりするんです。

そうするとやがて行き詰まりが出てきます。
伸び悩んだり、今までうまく行っていた方法が通用しなくなったり、はたまた燃え尽き症候群という恐ろしい状態になりつつあったり。

今までの成功法則を手放して、新しいやり方に移行する時期なんです。
しかし、歯を食いしばって頑張る期間が長ければ長いほど、また、その状況が過酷であればあるほど、この強さにしがみ付いてしまいます。

そこで思い出して欲しいんです。

「あなたの弱さが相手の強さになる」

これは、自立の次のステージ、「相互依存」に移行することを意味します。

部下に任せ、委ねるのです。
妻(夫)に助けてもらうんです。
「老いては子に従え」です。

とても勇気が要ります。
しかし、ここを手放せると、本当に大きな荷物を降ろすことになり、大きな安堵感、安心感と共に新たな自由、希望、方向性、やる気、ヴィジョンが見えて来ます。

あなたが弱さを見せ、受け入れてもらうことは本当に勇気が要ることです。
まるで自分が死んでしまうような、もういらない存在のような、役立たずのような、そんな気がするからです。

しかし、それまであなたが与えてきたことが、彼らには十分通じています。
もう彼らはその役を担うだけの十分な準備が出来ているのです。
あなたが弱くなれば、その分、相手は強くなり、あなたを支えることができるのです。
それが相互依存ということ。
そして、あなたは新たな役割を得て、さらに輝き、活躍していきます。

もう一人で必死に頑張ってる時代は終わりました。
もう十分にお役目を果たしたのです。

勇気を出して、助けを求めてみませんか。

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