大人の私じゃなくて子どもの私が泣いている。


子ども時代に我慢した感情が、大人になってふとした瞬間に出て来てしまうことがあります。
それは到底大人の私らしくない、子どもの私。
だから、そっと抱きしめて、慰めて、褒めて、あやしてあげてみてください。

「大人」の私、と、「子ども」の私。
もし、あなたが幼少期に強く我慢したことがあるとしたら、その我慢は今も続いているのかもしれません。
そして、その子どもの私がふとした瞬間に出てきて、あなたを無性に寂しくさせたり、不安にさせたり、怖がらせたりするのです。


例えば、親がとても厳しくてあなたが甘えることを我慢してしまったとしたら、何でもない週末の夜に、自分は一人ぼっちだ、という不安に急に襲われたりします。
自分を受け入れてくれる人なんて誰もいないように感じるのです。

恋人に対して強い口調で会ってくれないことを責めてしまうのも、急に泣き出してしまうのも、まるで子どもみたいに駄々を捏ねたくなるのも、そんな子どもの自分がふとした瞬間に出て来てしまうのかもしれません。

意外とその子が出てくるきっかけは「安心」だったりします。
友達と会ってショッピングに行って、すごく楽しい時間を過ごした夜に、その不安は襲ってくるのです。
仕事が順調で、チームがうまく機能している時に、ふとその和を乱したくなる衝動に駆られるのです。

「それ、子どもの私が騒いでるんですよ。子どもの時に言えなかった気持ち、受け止めてもらえなかった気持ちが、今、そういう形で出てるんじゃないでしょうか?」

その子は本当はお母さんに抱っこして欲しかったし、甘えたかったし、許して欲しかったんですよね。
でも、それがかなわなかったから、今、目の前にいる人にそれを求めてしまいます。

ところが、それがお母さんじゃないから、満たされないし、また、大人の私がそれを聞いてるから自分に無性に腹がたったり、罪悪感を感じたりします。

子どもの私が出てくることが問題じゃないんですよね。
それは仕方のないこと、というか、必要なこと。
それを責めてしまうのが辛いのです。

子どもの頃に我慢したように、また、自分を責めて、抑え込もうとしてしまうのです。
それがしんどいんですよね。

もし誰かがいてくれたらその人に満たしてもらうのもいいけれど、でも、それは大人の私が愛してあげて欲しいもの。

自分自身に寂しかったね、偉かったね、よく頑張ったね、ってよしよししてあげる感じ。
ギュッと抱っこしたり、褒めてあげたり。
人には見せられない光景だから(笑)、自室で、あるいは、頭の中でこっそりやってみてください。

そうして、その子を愛してあげると、徐々にあなたに無邪気さという才能が現れ、クリエイティブでインスピレーションに富んだ自分になっていくでしょう。

子どもの私が出てきたときは、その子を癒すチャンス。
そして、我慢した感情と一緒に封じ込めた才能を拓くチャンスなのです。

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