起こることのすべては偶然ではなく必然、と言う言葉、聞いたことがあろうかと思います。
一見、ネガティブに見える事柄でも、それは自分が引き寄せた必要な学びで、成長のために大切なこと、なんて見方もあります。
また、私たちの体に自然治癒力が備わっているように、私たちの心にも自然治癒力や自然浄化力が付いているものです。
そうした力を信頼するとすれば、究極的には、今、自分に起きていることのすべてが「愛」であり、感謝しかなくなることに気付かされます。
そして、それは自分自身のために起きていることで、信頼に足る出来事なのです。
体の反応も、心の反応も、周りで起きていることも、すべてが「正しい」「必要なこと」とただ受け入れてみると、グンと生き易くなります。
熱が出るのは免疫を高めて悪い細菌から身を守るためです。
そして、熱が出るとダルくなって横になりたくなるのは、横になって休んだ方が早く良くなるからです。
だから、熱が出るのは体がちゃんと正常に動いている証拠。
「ありがとう(^^)」と言えるのです。
お腹を下すこと、皮膚が荒れること、また、一見、ネガティブなものに見える病気でも、それは自分自身への必要なメッセージとして受け取ることができます。
ちゃんと体が正しい反応をしています。
「ありがとう」なのです。
お酒を呑み過ぎて気分が悪くなるのも、体の処理能力がオーバーしたことを教えてくれる大切なサインです。
怪我をしたときに痛みを感じなければとてもまずいでしょう?だから、痛みも必要なものですね。
心の痛みもまた同じで、怖いのも、苦手なのも、苦しいのも、悲しいのも、そのすべてに大切な意味と作用があります。
だから、本当は怖れを感じられる自分を「ありがとう」と感謝してあげていいのです。
怖れを感じられるから、ワクワクや喜びもより濃くなります。
そこで、こんなことを怖がっていてはだめだ、とか、この程度で悲しいなんておかしい、とか、早くこうならなければ、ああならなければ、というのはとても危険なことです。
ついつい私たちは思考で自分を苦しめてしまうのです。
人間関係に問題が起きるのも必要があってのこと。
自分自身(もちろん相手もですが)が成長するために必要としていることなのです。
よく許しのレクチャーで「旦那さん、浮気してくれてありがとうって言えるようになるんです」なんて話をして、受講者を引かせたりしてますが(笑)、それは本音で言ってます。
今は辛く、苦しいけれど、そこから学び、成長したとしたら、その問題は自分の人生においてかけがえのない出来事に見えてきて、その出来事の前後で自分が大きく魅力的に変わったとしたら、やはり「ありがとう」と感謝ができるのです。
人生に何一つ無駄なものはなく、とても自然なことなのです。
だから、あらゆることに「ありがとう」と言いながら生きることもできるのです。
怒ってくれてありがとう。
嫌ってくれてありがとう。
無視してくれてありがとう。
裏切ってくれてありがとう。
見捨ててくれてありがとう。
そんな風に思えるようになるのです。
素晴らしいでしょう?
え?私?
はははは(笑)
もちろん、まだまだできませんっ!煩悩にまみれております。
でも、そんな風になれたらいいな、と思い、日々自分を磨いているつもりです。
ただ、こういう意識を持つと、しんどいとき、頑張れないとき、前向きになれないとき、落ち込んでいるとき、そんな時に自分を責めなくなりますね。
「ま、そんな日もあるよ」と言えるようになります。
起きてることは必要なこと、そして、すべて正しいこと。
だから、何も間違いはないし、大丈夫なのです。