【out of 愛され本】こんなところに地雷が?男女の違いが引き起こすすれ違い



本でも少し紹介しましたが、男女の競争心に関するお話です。
お互いにコンプレックスを感じる部分を刺激されると怒ったり、気分を害したりするものです。
そして、そのコンプレックスは人それぞれ違うのですが、男女でも違いがあるんですね。
ところが、その違いはとても認識しづらいので、けっこうな確率で地雷を踏むことになるのです。

一般的に男性が仕事(会社名、ポジション、内容、年収等)や学歴などの社会性に関するジャンルでコンプレックスを感じやすく、女性は容姿(顔、スタイル、ファッションセンス等)や性格などの個人的なジャンルでコンプレックスを感じやすいのです。
また、物の見方も男性が客観的、女性が主観的だったりするので、これまた地雷になりやすいんですね。


例えば、こんなケースがあります。

リカちゃんはヒロユキくんという彼がいます。
リカちゃんの友達にミズキちゃんがいて、ミズキちゃんはハルキくんと付き合っています。
今日、久しぶりにミズキちゃんとランチをしていっぱいおしゃべりをしてきました。
それをヒロユキくんに嬉しそうに報告します。その中にこんな話題が出てきました。
「ミズキの彼氏のハルキくんってトップセールスマンなんだって。この間も社長賞もらったみたいでボーナスもグンとアップするんだって。すごいよね~!」
それを聞いたヒロユキくんはむっとしてこう言います。
「じゃあ、ハルキくんみたいに仕事のできる奴と付き合ったらいいだろ?」
リカちゃんはそれを聞いて「ええ?」と目が点になりました。
「そんなこと言ってないでしょ?ハルキくんてすごいねって言っただけじゃないの!」

しかし、実は自信のないヒロユキくんは彼女の言葉を、ハルキくんと自分を比べられたように感じてしまいました。
「仕事ができない」と間接的に言われているように思ってしまったのです。
リカちゃんは自分が感じたことをヒロユキくんに言っただけで何の悪気もありません。

一方、こんなケースがあります。

今度はヒロユキくんの友達がハルキくんで、ハルキくんの彼女がミズキちゃんだとします。
「ハルキが今、付き合ってるミズキちゃんってかわいいよな~。スタイルでもいいし、あいつ、なかなかうまくやったな!」
それを聞いたリカちゃんは面白くありません。
「どうせ、私はそんなかわいくないし、スタイルも良くないですよ!」

ヒロユキくんはなぜ彼女が怒っているのか分かりません。
彼は「平均的な女性よりも彼女はかわいいし、スタイルがいい」と言ったつもりなのです。
客観的指標に基づくもので、そこではリカちゃんのことは関係ありません。
でも、主観的に話を聴いてしまうリカちゃんは「自分と彼女とを比べられた」と感じてしまうのです。

ではどんな風に言えばいいのでしょうか?

リカちゃんは「あなたもすごく仕事できるし、尊敬してるけど、ハルキくんはハルキくんでトップセールスマンってすごいね。ミズキとも、お互いいい彼氏持って幸せだよね!て惚気あったんだ」と言う風に、はっきりヒロユキくんを尊敬していることを口に出す必要があります。

一方、ヒロユキくんは「リカっていい女だよな。ハルキの彼女は確かにかわいいし、スタイルもいいけど、断然リカの方がいいよ」という風にはっきり彼女の方がいい!と選んであげるのです。

もちろん、コンプレックスは人それぞれ。しかし、男性で言えば容姿が、女性で言えば仕事面があまりコンプレックスになりにくいだけに、ついそこが盲点となってしまうのです。

そんな気はないのに怒らせてしまった、しかも、誤解から・・・。
こうした切ないすれ違いを減らすためにも、ちゃんと相手を見てあげたいですね。

参考になりましたら幸いです。

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