“怒り”という防衛~怖れを怖れない自分でいること~

表面上はとてもにこやかで優しい雰囲気なのに、なぜか近寄りにくく、仲良くなろうとすると拒絶してくる人とか、あまり感情を出さず紳士的にも見えるけれど近づくとやはり拒絶してくる人。
もちろん、見た目から怒りのオーラを出してる人もいます。

そういう人に対し、何か「怖いなあ」と感じる人も少なくないのではないでしょうか?

「怒ってる」のではなく「怖い」んです。
傷つくことが、嫌われることが、拒絶されることが怖いんです。

その怖れをあなたがキャッチするから、その人に対して「怖い」と感じるのかもしれません。


そういう人は「私、振られたことないんです。振られる前に振るから」という方も少なくありません。
何よりも拒絶されることが嫌いだから。

それくらい内面には生々しい傷跡があります。
獲物に襲われて巣に逃げ帰った猛獣は、ものすごく危険なオーラを出しています。
好意で近づこうと思っても、逆に襲われることもよくあります。

そんなイメージでしょうか。

その怒りや怖れといった表面上の感情で接していたら、きっとその関係性はギクシャクしてしまうでしょうし、ストレスから距離を空けたくなってしまいます。

相手の怒りに対して怒りで反応すれば、攻撃したくなったり、嫌いたくなったり、相手を否定したくなったり、潰したくなったりします。
怖れに反応すれば、何も言えなくなって固まってしまうか、逃げたくなるか、やはり相手を否定したくなるでしょう。

どちらもうまく行きません。

怒りにチューニングするのではなく、その奥の怖れに意識を向け、優しく抱いてあげるようなイメージをしていきます。
感覚的にはその怖れや怒りを包み込む“光のベール”をイメージしてもいいでしょう。

もちろん、相手は怖いわけですから、あなたがそういう態度を取ることに対しても攻撃的に振舞ってきます。
しかし、それを受け流す“余裕”があなたの方には必要ですよね。

そうして、あなたが相手を怖れなくなれば、相手もあなたに怖れを使う必要はなくなります。
すると少しずつ心を開いてくれるようになるでしょう。

これも相手の感情に振り回されずに自分自身でいる、ということになるのですが、怒りや怖れはそれだけで自分も怖くなってしまいますから、なかなか難しいですね。

仕事やプライベートで接しなければいけない状況になりましたら参考にしてみてはいかがでしょうか。

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