心のケアだけでなく、体のケアもやはり大切なこと。



当たり前のことですが、つい、忘れがちになること。
特にこうした心理学や心の問題、精神世界などに興味を持ち始めると、どんどん意識が心や精神の方に向いて体への関心が薄くなることもあります。
そもそも「肉体が邪魔」みたいに感じている方もいますよね。

カウンセリング、セラピー、セミナー等で心を扱うことばかりしていると、バランスを取ろうとするんでしょうね。
自然と「温泉」「マッサージ」などを欲する自分がいることに気付きます。


心と体は繋がってますから、心が元気でも体がしんどかったら、晴れた気分で居続けることは難しいでしょうし、体が元気でも心が辛い思いをしていたら全然動こうという気にならないかもしれません。

何か問題が発生して、そこに意識を取られてしまうとどうしても心の方にばかり(というよりも頭の方ですが)捉われることがあります。
そういうとき、「体からのアプローチ」をお勧めすることも多いんですね。

ゆっくりお風呂に入ってくださいね。
ストレッチやヨガもいいですよ。
思い切ってエステに行ってしまいましょうよ。
オイル系のマッサージも効き目ありますよ。等々。

体を解したり、純粋に血行を良くしてあげると体が軽くなり、活力が蘇ってきます。
そうすると、それ以前よりも問題がすーっと軽くなっていたりするんです。

そもそも問題とか悩みって心が感じるものですよね。
だから、体調が良くなればその分気分も変わり、問題に対する意識も変わるのです。

もう少し専門的な話をしましょう。
感情は抑圧されると心の中に溜まっているのですが、心と体は繋がっているので、それが体のどこかに蓄積されてると思っていいんです。
例えば不安や怖れを感じると胃がきりきりしてきます。その時、いわゆる「胃のツボ」に触れるととても張ってることに気が付きます。
そして、そこを解してあげると、それまであった不安や怖れが緩和されているのです。

つまり、体でコッてるところというのは、肉体的なものだけでなく、精神的なものの影響でもあるんですよね。

セミナーでもよく話をしますが、気持ちを我慢したり、言いたいことを言えない場合はよく肩や首がコリます。
だから、肩もみは体を楽にするだけでなく、溜まった感情を吐き出す効果もあるんです。

マッサージ師やエステシャンの方がよくカウンセリングを学びに来られます。
その理由の多くは「施術中にいろいろと相談されることが多く、もっと的確に聞いてあげたいし、答えてあげたいから」。
体が解れると同時に心が解放され、ふだん人にしない話をされる方も多いのだとか。

体、といえば、体を作る食事も大切なもの。
悩める時は食欲も落ちることがありますね。
カウンセリングでも「ちゃんと食べれてます?」ってお聞きすること多いです。
食事がのどを通らないときはやはり不安や怖れで「お腹(胃)がいっぱい」なんですよね。
でも、人間の体って意外と食べなくても大丈夫なので、よほどのことがない限り無理やり食べるのは毒だと思います。
カウンセリングで心が解放されれば自然と食欲が戻りますし、そういう時に体を解してあげてもご飯を食べたくなることも多いようです。

しかし、逆にストレスがたまるとそれを吐き出そうと暴飲暴食モードになることもあります。
私もストレスが溜まるとそうなるタイプなんですよね。よく二日酔いになってます(笑)

飲食によって空虚感や寂しさを埋める、不安や怖れを隠す、怒りや罪悪感を発散する、疲れを解放する・・・などの目的を果たそうとするのです。

だから、ストレスや疲れを発散したいときなどは、体に優しい旬のお野菜などでデトックスさせてあげたいのですが・・・むしろ、それでは余計にストレスが溜まりますか?(笑)

心と相談して食べ物を選択できるようになるといいようです。
(それは私にとっても永遠のテーマ・・・(笑))

例えば、私、体を整えたいな、というときは玄米ご飯、お味噌汁、梅干し程度の食事にすることがあります。
一見寂しげに思えますが、土鍋で炊いた玄米はそれだけで十分美味しいのでむしろ贅沢な食卓に見えるのです。

自分の食欲と心、体の状態にも意識を向けてみると自分の今がより理解できるでしょう。
肉が食べたい!と思う時はどちらかというと戦闘モードの時が多いでしょう。肉食動物なわけですからね!
甘いものが食べたい!ときはやはり疲れているとき。もちろん、甘えたいとき、なのかもしれません。
やたら辛い物が食べたくなる時は、やはり刺激が欲しいときですよね。退屈や麻痺が心の中にあるのかも。

参考になりますと幸いです。
いつもありがとうございます。


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